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今年2016年に公開される映画の中で、最も大きな話題と期待を集め続けてきた悪のコミックヒーロー映画「スーサイド・スクワッド」は、映画ファンにとって大きな楽しみだったのはもちろん、製作・配給のワーナー・ブラザースにとっても、同社が社運を賭けたDC・シネマティック・ユニバースを、ついにブームの軌道に乗せる飛躍のキッカケになるかと思われていましたが、あにはからんや、昨日お伝えしたように、ニューヨークで一昨日に行われたプレミア上映の結果の評価は、まさに期待を根こそぎ裏切った惨憺たるもので、一転して、金返せ映画の汚名を浴びせられるハメになってしまいました…。いったい、どうして、こんなことになってしまったのか…?!、悪役特攻部隊がつまずいてしまった舞台裏の実態が、どうやら、第2の「ファンタスティック・フォー」とまで例えられるほど、混乱して醜いカオスの状況だったらしいことが伝えられました…!!







今から約2年近く前の2014年10月15日に、ワーナー・ブラザースが、ライバルのディズニーのマーベル・シネマティック・ユニバースに追いつき追い越せとばかりに計11本のコミックヒーロー映画の製作をまとめて、ドドドーン!!と発表した時点で、その即席に?!立ち上げられたDC・シネマティック・ユニバースは、とにかく、駆け足で映画を作りまくる粗製乱造の連発になってしまうのでは…?!と懸念をする声が、そこかしこから上がっていましたが、その不安は的中だったらしく、今週末8月5日から全米公開の悪のコミックヒーロー映画「スーサイド・スクワッド」のメガホンを託されたデヴィッド・エアー監督がシナリオの執筆にあてられた期間は、わずかに6週間しかなかったらしいことを、Heat Vision のキム・マスタースが明らかにし、どのような経緯で、悪役特攻部隊の映画は破綻したのか…?!をレポートしてくれました…!!

作家性にもとづくインディーズ映画の小品ならまだしも、サマームービーの大作のブロックバスターともなれば、たいていは複数の脚本家や監督がシナリオにペンを入れて、修正に次ぐ修正の見直しが行われるものですが、キム・マスタースによれば、そのデヴィッド・エアー監督が自分ひとりだけで執筆したシナリオは、ろくに内容が点検されることもなく、即座に承認されて、現実の映画製作へとステップが進められることになったそうです。


しかし、彼女のレポートでは、ふれられていないのですが、そもそもは「スーサイド・スクワッド」は、クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」(2009年)に触発されるような格好で?!、「シャーロック・ホームズ」シリーズのプロデューサー、ダン・リンが、コミックヒーロー映画版「特攻大作戦」として、2009年に企画を立ち上げたのが始まりであり、「ザ・ジャングル・ブック」(2016年)の脚本家ジャスティン・マークスを起用して、2011年の時点で一度、シナリオが完成していますから、わずか6週間でシナリオを執筆したと伝えられたデヴィッド・エアー監督には、その叩き台があったのかもしれませんし、ワーナー・ブラザースとしても、2009年から検討をしてきたプロジェクトだけに、もう充分に内容は吟味されているという背景はなくもありませんから、安易に実際の映画製作へと駒を進めて、着手をしたという風な気持ちはなかったのかもしれません。ただし、今週末に封切られる映画のクレジットには、プロデューサーのダン・リンの名前も、脚本家のジャスティン・マークスの名前も含まれてはいないので、現実に完成した映画と過去のプロジェクトは、ひとまず切り離して考えなければなりませんが、でも、「スーサイド・スクワッド」の企画は、マーベル・シネマティック・ユニバースに対抗するべく、2014年に突然、思いつかれたものではなく、すでにあったオクラ入りのものを持ち出してきた次第です。


とは言え、そうした5年前からの経緯はさておき、2014年の秋の時点で、もう2年未満しかない先の今夏8月5日の全米公開日が設定されたサマームービーのブロックバスター映画「スーサイド・スクワッド」は、その封切り日にあわせて同時に、キャラクター・グッズの関連商品などを販売するためのライセンス・ビジネスの営業や、他の企業とタイアップしたキャンペーン展開のプランニングなどが映画の製作と並行して進められるため、ワーナー・ブラザースとしては、映画ファンの観客に向けて、封切り日を発表して、約束をしたから…という以上の重みで、世界各国の多数の企業との契約にもとづき、絶対にどうしても、何があろうと必ず、例え死んだって、2016年8月5日に「スーサイド・スクワッド」を封切らないといけないわけですが…、


その肝心の商材の映画を作るデヴィッド・エアー監督は、これまでにジェイク・ジレンホール主演のドキュメンタリー・タッチのボリス・ドラマ「エンド・オブ・ウォッチ」(2012年)や、ブラッド・ピット主演の戦車アクション映画「フューリー」(2014年)などを手がけ、映画作りのセンスと才能こそ充分に発揮はしているものの、前述のようなキャラクター・ビジネスの展開までが多数絡み、商売っ気の如才なさが問われるブロックバスター映画の大仕事に関わった経験はないばかりか、膨大な数の VFX の処理を駆使して仕上げるようなタイプの作品も本格的に作ったことはありませんから、つまり、巨額の製作費を託されたのは、この「スーサイド・スクワッド」が初めてなだけに、果たして、映画は無事に完成して、封切り日に間に合うのか…?!、他社の20世紀FOX が、才能はあるとは言え、若くて経験の浅いジョシュ・トランク監督を起用して、コミックヒーロー映画のブロックバスター「ファンタスティック・フォー」(2015年)を任せた結果、現場が収拾のつかない状況に陥り、映画製作が破綻した二の舞いになってしまいはしないのか…?!という不安が、ワーナー・ブラザースの重役たちの頭にもたげて、それが次第に大きくなっていたそうです…。


そうした事情を踏まえると、パラマウント映画が「トランスフォーマー」シリーズのメガホンをとるのは、絶対に爆発大将のマイケル・ベイ監督でなければならないと固執するわけや、「スター・ウォーズ」の復活を目論んだディズニーが、まず最初にJ・J・エイブラムス監督を起用した意味もわかるような感じですが、だとしたら、ワーナー・ブラザースも、莫大な金額の製作費をやり繰りし、VFX の後処理を想定した複雑な工程の映画作りができる第1級の監督たちを起用すればよかったのだから、あえて、ブロックバスター未経験だけにギャラの安いデヴィッド・エアー監督を抜擢する賭けにおよんだ同社は、自分たちの決めたことに腹をくくるべきだったのでは…?!と、ツッコミたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、しかし、言わば打倒ディズニーを旗印に掲げて、鳴り物入りで始めたDC・シネマティック・ユニバースが、その1本めの「マン・オブ・スティール」(2013年)が、まさかのスーパーマン映画史上のワースト№1に位置づけられ、世間のまともな親たちは同映画を子供に観せたがらないばかりか、ついにアメコミを代表する2大ヒーローが激突をする勝負映画として、今春に封切った「バットマン V スーパーマン」までが絶不評のブーイングを食らい、興行的にも期待した成績を残せなかっただけに、おのずと「スーサイド・スクワッド」の重要性は増していき、デヴィッド・エアー監督には期待を超えて、それ以上に大きなプレッシャーが与えられてしまうことに…。といった状況から、それでは一体、「スーサイド・スクワッド」の製作の過程において、具体的にどのようなトラブル?!と見なせるかもしれない出来事があったのか…?!と言うと…、 >>>>>>> Part ② に続く…

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