************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


【Update ②】: 「スーサイド・スクワッド」がレビューで否定されたことから波紋が拡がり、納得のいかないDCファンが抗議活動を始めてしまったので、さらにコチラの続報もあわせて、ご覧ください…!!

【Update】: 以下の本文でお伝えのように、レビューで自分の映画を否定されてしまったデヴィッド・エアー監督が、反論と取れるコメントを発したので、あわせてコチラでご確認ください…!!

ニューヨーク・ブロードウェイのザ・ビーコン・シアターで、昨日の現地月曜日の8月1日に大々的に催されたDC・シネマティック・ユニバース第3弾の悪のコミックヒーロー映画「スーサイド・スクワッド」のプレミア上映のステージで、メガホンをとったデヴィッド・エアー監督が、ライバルのディズニー・マーベルに対して、F から始まる4文字言葉を言って放ち、マーベルのファンはもちろん、コミックヒーロー映画のファンから不快の感情が示されたことで、同監督が謝罪をするハメになった…という顛末を、ハーレー・クイン役のマーゴット・ロビーのあでやかな写真とあわせ、B面でお伝えしましたが、そんな F から始まるひと言の失言で叩かれるなんて、ちょっと大げさだ…、




スーサイド・スクワッドのレビューはほぼ絶不評なのにワーナーがホメているフレーズだけを無理に抜粋して、集めていることで映画ファンから失笑を買っているテレビスポット ! !



…などと思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、どうやら、その背景には、下 ↓ にアタッチした Tweet で、信頼のおける映画ジャーナリストのデヴィン・ファラチが、“ DCのファンたちは、もはや、マーベルの映画をあざ笑う根拠を持たない。 ” と語っているように、彼からすれば、マーベルの映画をチープに真似たと言える映画の内容そのものに対する不満がコミックヒーロー映画ファンの間に存在し、お前たちにマーベルをけなす資格はないだろ…!!という反発になってしまったのかもしれません…。


…といった次第で、昨日の「スーサイド・スクワッド」のプレミア上映の結果、どのような評価が与えられたのか?!、大ブームで超人気の悪のコミックヒーロー映画に期待をしているCIAリーダーのみなさんは大いに気になっていたかと思いますが、残念ながら、主にブーイングの不評の方が目立つ失敗作のレッテルを貼られてしまいました…。


まず、誰もが「ターミネーター: ジェニシス」(2015年)をコテンパンにけなした時に、そんなにひどい映画じゃないよ、ワクワクさせる面白い部分も多々ある作品だと庇ってくれていたオタク映画の目利きで、やはり、信頼の置けるカリスマ映画ブロガーのピーター・シレッタが、上 ↑ のように、“ マーゴット・ロビーウィル・スミスはよいが、その他の映画の残りは、どうでもいい感じ。けたたましい音楽、無いに等しいストーリー、ひどすぎる敵役…。” と、彼にしては珍しいのですが、見放してしまったばかりか、宣伝で期待させている面白さに対して、実際の映画はほど遠いばかりか、注目のジャレッド・レトザ・ジョーカーは、せいぜい10分も登場しないので、それを目当てに観に行くのであれば、やめたほうがよい…とまで言っています。


そのジャレッド・レトザ・ジョーカーについては、Wired や、Vanity Fair などにも執筆してるジャーナリストのマイク・ライアンが、UPROXX に掲載したレビューで、“ 今年観た映画の中で、最もイライラのフラストレーションがたまる作品…。 ” と、今年のワースト№1映画と結論づけたうえで、DCコミックスを代表する悪役の中の悪役のザ・ジョーカーがいるにもかかわらず、下 ↓ の写真のカーラ・デルヴィーニュの魔女エンチャントレスを敵の悪役に据えたバトルの展開を陳腐で、くだらないと紹介し、ザ・ジョーカーは単に自分の恋人のハーレー・クインを取り戻したい…と後ろ髪を引かれているだけの野郎にしか過ぎず、実のところ、悪役でもない…と、言わば、いったい、何のためにザ・ジョーカーを出したの…?!と、ガッカリをしています…。


また、ザ・ジョーカーと言えば、すぐに頭に浮かんでしまう故ヒース・レジャーとの比較ですが、/FILM のアンジー・ハンは、やはり、「ザ・ダークナイト」(2008年)のザ・ジョーカーには及ばない…と書きつつ、しかし、いずれにしろ、ジャレッド・レトの出番が少なすぎるため、B面で紹介した記者会見での本人のコメントのように、これからの DC・シネマティック・ユニバースの展開において、ザ・ジョーカーが再登場して、本領を発揮することに期待を寄せたいようですが、ひとまず、この「スーサイド・スクワッド」でのザ・ジョーカーの扱いについては失望してしまったようです…。


そのようにザ・ジョーカーの出番が少なすぎる事情については、それを含めて、とにもかくにも、io9 のジェルマン・ルシエが、もしも、マーベルがいきなり、「アベンジャーズ」を作ったら…?!と想像してみてほしい。その映画はまず、アイアンマンは何者か?!を紹介し、次にソーを紹介して、それから残りの個々のキャラクターをみんな紹介して…という風に書いているように、ユニークなキャラぞろいの悪役特攻部隊をいきなり寄せ集めてしまったことから…、


上 ↑ のジェームズ・マーシュの “ 大勢のキャラクターを紹介することに無駄に多くの時間を割いておきながら、その紹介したキャラクターで何もしない…。 ” であったり、下 ↓ のジェフ・バイエルの “ 予告編の寄せ集め ” みたいな生彩を欠いた印象となってしまい…、


10点満点中の3点にしか値しない作品と低評価した ScreenCrush のマット・シンガーは、やはり、絶不評だったDC・シネマティック・ユニバースの前作「バットマン V スーパーマン」(2016年)を持ち出して…、
“ 将来的にジャスティス・リーグのメンバーになる可能性を持った者たちのビデオを、ブルース・ウェインが見るシーンが好きだとしたら、きっと「スーサイド・スクワッド」は気に入るよ…!! ”
…と揶揄した言い回しで、「スーサイド・スクワッド」はどういう映画か?!を言い表してくれています…!!


以上のように、個性的な悪役のキャラクターを紹介することにばかり終始して、特にストーリーと言えるほどのストーリーもなく、お目当てのザ・ジョーカーはあまり登場せず、強者ぞろいの悪役特攻部隊の敵がカーラ・デルヴィーニュでは役不足…とまとめられそうな「スーサイド・スクワッド」について、もしかすると、おいおい、また、お前のワンマン・ショーかよ…?!と言いたくなる人もいるかもしれないウィル・スミスのデッドショットや、マーゴット・ロビーハーレー・クインの演技は絶賛されていますし、ComicBook.com は、5つ星のうちの4つ星を与えて、

DCファンが待ち望んでいたクレイジーなアクション満載の傑作 ! !

と絶賛し、コミックヒーローのファンのオタクなら何の心配もなく楽しめる映画だ…!!という風に述べて、そもそも、コミックブックの世界に精通していない一般の映画ファンや、ジャーナリストには、「スーサイド・スクワッド」の面白さはわからないかのように書いていますし、イギリスを代表する映画メディアのエンパイアも、5つ星のうちの4つ星をつけて、DC・シネマティック・ユニバースの新たな局面を歓迎してくれています…!!


なので、必ずしも、CIAリーダーのみなさんが、「スーサイド・スクワッド」を観て、金返せ!!とガッカリをするとは言えませんが、しかしながら、IndieWire の評価は、D+ で、The Playlist は C-、Groucho Reviews は★2つと低調ですし、圧倒的に不評の方が多いことから、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes では、現時点において、支持率が 34% という、こんなもの金払って、観てはいけない腐敗映画に位置づけられてしまっています…。


しかし、いずれにしろ、映画の価値は、それを観た人が自分次第で決めれば、よいことですから、けして、レビューや、世間の評判に左右されず、自分が観たいものを観て、楽しめば、それでかまわないと思います。ただ、それでも果たして、自分が観ようとしている映画が本当に貴重な時間とお金を割くに値する作品なのか、どうか…?!、あくまでも、それを考慮する目安のひとつとして、ひとまず出たレビューの評価をお伝えしているだけなので、「スーサイド・スクワッド」を映画館で観るか…?!、それともパスして、観ないか?!、あるいは、Digital HD や、Blu-ray がリリースされるの待って観たり、いっそ購入してしまうか…?!は、もちろん、みなさん自身で判断してください…!!

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