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ただし、バカ映画「ジ・インタビュー」(2014年)がもとで招いたハッキング事件のスキャンダルや、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズを挫折させた大失敗などの責任が問われて、会長職を追われ、単にプロデューサーの立場に降格させられたエイミー・パスカル女史は、自分が立ち上げたリメイク版「ミレニアム」トリロジーが、本来とは異なる形で継続されることには反対だそうですが、その大きな理由としては、「ドラゴン・タトゥーの女」(2011年)と同様に脚本家のスティーヴン・ザイリアンにペンを託して、およそ500万ドルもの脚本料を支払い、仕上げさせた続篇のシナリオを没にするのは、あまりにも、もったいない…ということのようです。





親友のマッドマックスと共演したスリラー映画「チャイルド44」が来週末の4月17日から全米で封切られるノオミ・ラパスが一躍、国際的に知られることになったスウェーデン発のスリラー映画「ミレニアム」トリロジーをリメイクするハリウッド版は、第1弾として、鳴り物入りで2011年12月に全米公開した「ドラゴン・タトゥーの女」が、製作費の約9,000万ドルに対して、国内で稼いだ約1億251万ドルをあわせた全世界での興行成績のトータルが約2億3,261万ドルにしか達せず、宣伝の諸経費などを踏まえると、大赤字になってしまったことから、続篇の製作はひとまず見合わされ、棚上げの状態となってしまいました…。

その「ドラゴン・タトゥーの女」の沈没の原因としては、予告編が盗撮されて、海賊版が動画サイトに投稿されてしまいました…!!という流出事件を、あろうことか、当のソニピがデッチあげて、自作自演したことがバレて、モラルを問われ、世間を呆れかえらせたことや、デヴィッド・フィンチャー監督自身が抱いたイメージだっとは言え、主演のルーニー・マーラが上半身裸のヌードで登場したポルノ映画まがいのポスターもまた、公けの場所に掲示できないポスターを作って、リリースするなんて、バカげていると反感を買ってしまい、そうした、あからさまにスキャンダラスな映画のイメージを訴えかけた宣伝がすべてカン違いの失敗で、裏目に出たわけですが…、


やはり、映画がコケたとなると、その責任は監督が負わされることになるのか…?!、映画の格付けサイト、Rotten Tomatoes で、86%の支持率を集め、良質な新鮮映画にレッテルづけられている第1弾を手がけたデヴィッド・フィンチャー監督を抜きにして、続編の製作を進めることを、ソニピが検討しているらしい内部情報を、THR のタチアナ・シーゲルとアンディ・ルイスがレポートしてくれました…!!

そのソニピが巻き返しを狙う「ミレニアム」トリロジーの復活案というのは、冒頭のように、すでに用意された続篇映画のシナリオを没にして、第2弾「火と戯れる女」と、第3弾「眠れる女と狂卓の騎士」とを1本の映画にまとめてしまい、「火と戯れながら眠れる女と狂卓の騎士」??として、素早く封切った後、完結編の第3弾には、晩夏の9月1日に世界25か国で同時に出版される予定の原作シリーズ最新刊の第4弾「ザ・ガール・イン・ザ・スパイダー'ズ・ウェブ」を映画化するというプランだそうです…!!


…とかけば、ちょっと待ってください!!、原作者のスティーグ・ラーソン氏は、2004年にお亡くなりになられているじゃないですか、どうして、新刊の小説が出版されるんですか?!と疑問を持ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、「ミレニアム」と同様にダニエル・クレイグ主演の「007」シリーズの原作小説が書き手を変えて、継続されているように、リスベットとミカエルのその後…の物語も、後継者として、「ズラタン・イブラヒモビッチ自伝」が日本でも邦訳出版されている伝記作家にして小説家のダビド・ラーゲルクランツが起用されて、書き下ろした次第です。

なので、つまり、ソニピの目論みとしては、その新刊「ザ・ガール・イン・ザ・スパイダー'ズ・ウェブ」が出版されることで、あらためて「ミレニアム」シリーズに脚光が当てられ、話題になることは必至のため、そのチャンスのタイミングに乗じて、映画トリロジーを完結し、これまでに投資した資金の回収を目指したい…!!ということですね…!!


よって、これから最も話題になりそうな新刊「ザ・ガール・イン・ザ・スパイダー'ズ・ウェブ」の映画化にイチ早く進むには、第2弾と第3弾を別々の映画として、順番に公開していたのでは時間がかかり過ぎて、時期を逸してしまうので、手っ取り早く、まとめてしまえ…!!という考えなわけですが、果たして、このノオミ・ラパスが主演したスウェーデン映画のオリジナル・トリロジーとは違う構成で、素早くリメイク版トリロジーを完結しようというソニピの新しいプランは現実のものとなるのか…?!、また、デヴィッド・フィンチャー監督を仲間外れにしてしまうことに、「ドラゴン・タトゥーの女」のファンが納得してくれるのか…?!


現時点では主演カップルのダニエル・クレイグルーニー・マーラの出演も確定していませんが、当のドラゴン・タトゥーの女自身は、先々月の2月末に、もうリスベットを演じられそうにない見込みについて、とても悲しい…と発言しているので、オファーがあれば、出演してくれそうな気配ですが、CIAリーダーのみなさんは、第2弾「火と戯れながら眠れる女と狂卓の騎士」??と、完結編「蜘蛛の巣に囚われた女」の映画化が実現して、ついにトリロジーが完結される見込みは、どれぐらいあると予想されるでしょう…?!







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