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パパの教祖は、「ダウト」(2008年)でも、ちょっと不透明で怪しいところのある神父だったフィリップ・シーモア・ホフマンに決定で、ママは、「モンスターVSエイリアン」(2009年)で巨大女スーザンの声を担当していたキューティ・ブロンドAKAリース・ウィザースプーンになる予定です…!!、そのふたりの娘にふさわしいのは、上 ↑ の3人のうち、誰…?!

THE PLAYLIST によれば、「マグノリア」(1999年)や、 「パンチドランク・ラブ」(2002年)で知られ、大傑作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年)でオスカー8部門ノミネートを果たす大きな注目を集めたPTA監督が、トム・クルーズを洗脳し続けていることで有名な教団サイエントロジーの基礎となる心理療法のダイアネティックスを考案し、SF作家でもあったL・ロン・ハバードの生涯と、同新興宗教の成り立ちを描く問題作「教祖」(仮題)で、教祖夫婦の娘エリザベスを演じる候補として…、どうしようもない平凡な恋愛映画の「ディア・ジョン…」(2010年)で、映画史上最大ヒット作の3D映画の記念碑「アバター」の興行ランキング連続第1位を止める大それたことを平然と成し遂げた能天気な女として、後々の世まで映画ファンを笑わせ続けることが決定しているアマンダ・セーフリード、人気ヴァンパイア・ドラマ「トゥルーブラッド」の吸血鬼ジェシカとして有名で、先月5月半ばに紹介したダーレン・リン・バウズマン監督のリメイク・スリラー「マザーズデイ」に出演しているデボラ・アン・ウール、そして、9月に最新主演作のセックス・コメディ「イージーA」が全米で公開される、「スーパーバッド」(2007年)や、「ゾンビランド」(2009年)で、俺たちのマドンナとして愛されるエマ・ストーンの3人の女優の名前があがっているそうです。

1970年代から80年代にかけて、斜陽化していくポルノ映画界の内幕を描いた「ブギーナイツ」(1997年)で脚光を浴びて以降、常に新作が関心の的となるPTA監督が、カルト教団はどのようにして始まるのか?!といったような題材を取り扱う「教祖」は、間違いなく、また問題作として、世間のスキャランダラスな興味を誘うのは必至でしょうし、同監督が、「ブギーナイツ」ではマーク・ウォールバーグ、「マグノリア」ではトム・クルーズ、「パンチドランク・ラブ」ではアダム・サンドラーのそれぞれからポテンシャルを引き出して、最高の演技力を発揮させるのに成功し、俳優人生の転機を迎えさせた屈指の名演出家であることを考慮すると、前述の3人の女優は、自分をステップアップできる絶好の機会に差し掛かったことになります。

その3人、アマンダ・セーフリード、デボラ・アン・ウール、そして、エマ・ストーンのうち、誰かが演じることになる教祖の娘エリザベスは、映画全体を通しては、それほど大きな役割ではなさそうなのですが、アッと驚くような極めてワイセツなエロ場面が用意されているらしいので、やはり、それに体当たりで挑む女優が、映画「教祖」のキーフィギュアとして、プロモーションでも焦点が当てられることになりそうです。
そうしたエロいことにかけては、エロカワ女優の代表で、「クロエ」(2010年)では大先輩の女優ジュリアン・ムーアをイカせたテクニシャン?!のアマンダ・セーフリードに一日の長?!がありそうですが、「マンマ・ミーア!」(2008年)のソフィは、「トワイライト・サーガ」を立ち上げたキャサリン・ハードウィック監督がグリム童話の「赤ずきんちゃん」をリ・イマジニング?!する新作「ザ・ガール・ウィズ・ザ・ライディング・フード」に主演する撮影とバッティングしてしまい、「教祖」をかけ持ちするのは、少し難しいようです。しかし、「教祖」のワイセツ娘の出番が少ないのなら、演技派の本格派女優に脱皮するチャンスであるだけに、アマンダ・セーフリードとしては、無理をしてでも、ここは何としても脱ぎたいところです。


エマ・ストーンは、お笑いのお姉ちゃんといったコメディ女優のイメージからの脱却を目指して、人種差別をテーマにしたキャスリン・ストケット原作のシリアスなドラマ映画「ザ・ヘルプ」への出演を決めるなど、キャリアの転換を計っていますから、それをさらに推し進めるためにも「教祖」の娘として、大人の女の色気を魅せたいかもしれません。
また、そうした、すでに映画女優として、それぞれに代表作を持ち、一定の立場を築いている先のふたりと違って、実力を秘めながらも、今だテレビ女優に甘んじているデボラ・アン・ウールが、ここが大きな正念場の心境でいるのは容易にお察しできるでしょう。

ただし、PTA監督の「ブギーナイツ」でポルノ女優を演じ、注目を集めたヘザー・グレアムは、その延長線として、乞われるままに名匠チェン・カイコー監督のエロ・スリラーの愚作「キリング・ミー・ソフトリー」(2001年)に出演し、大失敗してしまいましたから、女優がセクシー演技でステップアップを目指すにあたっては、そうした落とし穴に気をつけなければなりませんね。
「マグノリア」でトム・クルーズに、自分自身のような変態のセックス教祖を演じさせ、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」ではポール・ダノの若き宗教家と、欲にまみれて、なりふりかまわぬ実業家のダニエル・デイ=ルイスを対比させながら、その実、どちらも自分勝手にインチキであることに大差はない…といった皮肉を描いて、宗教にくり返しメスを入れてきたPTA監督が、問題の教団を徹底的に深く掘り下げる「教祖」は、いったい、どういう映画になるのか?!、とても気になる作品です。


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