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Photo taken by Peter Sciretta
先ほどのデヴィッド・クローネンバーグ監督の「コズモポリタン」と同じく、カンヌ国際映画祭で初披露されました…!!


インディーズ映画の「SAW」(2004年)を、メジャーな大ヒット・シリーズにした功労者と言われる、「ソウ2」(2005年)から「ソウ4」(2007年)までのメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン監督が、Z級映画「悪魔の毒々」シリーズで知られる製作プロダクション、トロマが1980年に発表したホラー映画「マザーズデイ」を、サイコ・サスペンス「ゆりかごを揺らす手」(1992年)で有名なレベッカ・デモーネイを主演に起用し、リメイクした同名最新作のプロモーション・ポスター(↑)と写真(↓)です…!!


リメイクと言っても、新人脚本家のスコット・ミラムが書き上げたお話は現代的に変えられていて、オリジナル映画では野蛮な兄弟が、アタマのおかしな母ちゃんを喜ばせるため、拉致してきた3人の女性旅行者をメチャクチャに乱暴し、ひとりを殺してしまうが、脱出に成功した残りのふたりの女性たちが武装し、親友の仇討ちのリベンジに乗り込む…!!といったような内容でしたが、新たな「マザーズデー」は、自宅を差し押さえられ、追い出されてしまったレベッカ・デモーネイが、息子と娘の3人を使って、元自分の家に引っ越してきた新しい家族に、そのマイホームの真の持ち主は誰か?!、とくと思い知らせることになるようです…!!


そうした“自宅を失った人が狂気の復讐に走る…!!”というプロットは、現在の深刻な不況を招く原因となったサブプライム・ローンの甘い口車に誘われ、自分たちには不釣り合いな住宅を購入してしまった結果、ローンが払えず、せっかく買った新居を手放して家族が離散し、人生が破綻してしまった人たちの恨み節のようで、どこかしら、サム・ライミ監督の「ドラッグ・ミー・トゥ・ヘル」(2009年)に通じるテーマが感じられ、社会問題が暗示されているあたりが、興味深いですね…。


音楽ビデオのディレクターで、たまに映画も監督してみる?!ブレット・ラトナーがプロデューサーをつとめた本作は、先の母の日の日曜日(5月9日)封切りを目指して製作されていましたが、先送りされ、今のところ、公開は未定です。
しかしながら、ダーレン・リン・バウズマン監督によれば、2~3週間のうちに、予告編を観てもらえると思うよ!!とのことなので、期待しておきましょう…!!


リメイク版「マザーズデー」の出演者は…、レベッカ・デモーネイに家を返せ!!と迫られる新しい家のオーナーの女性を、リメイク・ホラー「ブラッディ・バレンタイン 3D」(2009年)のジェイミー・キングが演じているほか、リメイク・ホラー「ソロリティ・ロウ」(2009年)に出てたブリアナ・エヴィガン、「スパイキッズ」シリーズのお姉ちゃん、アレクサ・ヴェガ、人気のヴァンパイア・ドラマ「トゥルーブラッド」のデボラ・アン・ウール、「X-MEN」シリーズのアイスマンことショーン・アシュモアらが出演しています。

マザーズデーメイキングビデオ



なお、「SAW」シリーズのダーレン・リン・バウズマン監督作品ともなれば、残酷シーンを期待したくなりますが、同監督は自らのキャリアの中で、このリメイク版「マザーズデイ」を“脱ホラー”への試みと位置づけていて、登場人物の異常心理に焦点をあてたサイコ・サスペンス…とのことなので、あまり過激な描写は見られないのかもしれませんが、下 ↓ の写真のように、グロい場面はやはり、あるようです!!


それでは最後に、リメイク版とオリジナル映画がどれぐらいイメージが違うか?!、チャールズ・カウフマンが監督したトロマの「マザーズデー」の予告編をご覧ください…!!





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