この夏、日米で封切られた続編がピクサー・アニメとしては初めて不評を買い、興行的にも今ひとつ振るわなかった「カーズ」シリーズのスピンオフの短編アニメ「エア・メーター」の動画を、ディズニー・ピクサーがリリースしたので、チラとご覧ください！！、おなじみのとぼけたレッカー車のメーターがどうやら、空を飛ぼうと無茶なことに挑むらしい新作は、先々月6月に紹介した、同じく「カーズ」のスピンオフなのに、ピクサーではなく、ディズニーが独自に製作することで、両社の間にギクシャクが生じ始めているらしい？！ことを暗に示唆してしまったDVDスルーのオリジナル・アニメ「プレーンズ」(2013年発売予定)のディスクにアタッチされるものです。このようにピクサー・アニメの人気シリーズを映画本編で終わらせることなく、様々な形で継続し、ビジネスに拡大利用し始めたディズニーは…、









先の週末に開催したディズニー・エキスポのD23で、「トイ・ストーリー」シリーズの新作の短編アニメ「トイ・ストーリー: スモールフライ」を今秋11月23日から全米で公開する、プリンセス・エイミー・アダムス主演の「ザ・マペッツ」の冒頭にアタッチすることを発表しました。「トイ・ストーリー」のスピンオフの短編アニメは、前述の「カーズ2」の冒頭で「ハワイアン・バケーション」が上映されたばかりですから、わずか半年の間にまた、「トイ・ストーリー」が帰ってくることになるわけですが、これはジョニー・デップ主演のアクション・アドベンチャー映画「ローン・レンジャー」が製作中止という、そんなアホな…ッ！！というニュースの記事の中でもふれたように、クロエ・モレッツちゃん最新作「ヒューゴ」や、ソニー・ピクチャーズのアニメ「アーサー・クリスマス」といった同日公開の強力ラインナップを相手に、「ザ・マペッツ」が稼ぎ時の感謝祭興行で苦戦を強いられる可能性が取り沙汰されてきたため、急遽それを補う助っ人として、人気の「トイ・ストーリー」をまた安易に担ぎ出すことにしたものと見られています…。

その「トイ・ストーリー」シリーズの最新作「スモールフライ」は、どうやらボニーちゃんがおもちゃを持って、マクドナルドらしいファストフードのお店に出かけ、そこにバズを忘れて帰ってしまったことから、バズがハッピーセットのおもちゃたちと出会い、どうにかして自力でボニーちゃんの家に帰ることを目指す物語だそうです。監督をつとめるのは、約3年前の秋に紹介した｢WALL・E / ウォーリー｣(2008年)のスピンオフ・アニメ｢BURN・E / バーニー｣を作ったアニメーターのアンガス・マックレーンさんです。｢BURN・E / バーニー｣がどんな作品だったか？！、もう忘れてる人も多いと思うので、あらためて、その全編(約7分38秒)を、下 ↓ にアタッチしておきますから、アンガス・マックレーンさんが「トイ・ストーリー」のどんな新作を作りそうか？！、ちょっと予想してみてください…！！



感動的に幕を閉じた「トイ・ストーリー3」(2010年)で、もうシリーズをきれいに終わらせて封印してほしいと願うファンがいる一方で、このようにディズニーが「トイ・ストーリー」の関連作を連発することからしても、トム・ハンクスが語っていたシリーズ最新作「トイ・ストーリー4」は現実に作られる可能性が、さらに高まってきたような感じですが、ピクサー・アニメが次第に、単にビジネスのリソースのようになりつつあることについて、CIAリーダーのピクサー・ファンのみなさんはどのようにお考えでしょう…？！





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！