今週の水曜日(7月13日)に、イギリスのアニメ・スタジオ、アードマンが、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションとの提携で製作中の最新作「アーサー・クリスマス」(11月23日全米公開)の新しい予告編を紹介しました。同CGアニメ映画は、それなりにおもしろそうではあるものの…、しかし、「ウォレスとグルミット」シリーズなど、アードマン・アニメのファンの方は、やっぱり、CGではなく、粘土のキャラクターたちが動き出すクレイアニメの新作を観たかったのでは？！、そんなアードマン・アニメのファンが待ちかねていた、実にアードマンらしいクレイアニメの長編最新作「ザ・パイレーツ！ バンド・オブ・ミスフィッツ」を、配給のソニー・ピクチャーズがリリースしたので、続きを読むのあとで、お楽しみください！！、「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン4/オン・ストレンジャー・タイズ」(2011年)を観て、損した…というガッカリの人にも、打ってつけの作品かもしれません？！

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アードマンのクレイアニメの最新作「ザ・パイレーツ！ バンド・オブ・ミスフィッツ」は、ギデオン・デフォーという人が2004年から執筆しているユーモア小説「ザ・パイレーツ！」シリーズの第1巻「ザ・パイレーツ！ イン・アン・アドベンチャー・ウィズ・サイエンティスツ」(The Pirates! in an Adventure with Scientists)を映画化した作品として伝えられています。トップ ↑ にアゲたポスターでは、題名がその小説どおりになっていますが、“科学者との冒険” では海賊映画のタイトルとして迫力不足なので、“荒くれ者どもの群れ” といった意味合いの副題に変更されたものと思われます。
お話は1837年を舞台に、進化論を否定され、国外追放の憂き目にあった科学者のチャールズ・ダーウィンを、主人公の海賊船長が助け、復権に導いてやると同時に、ライバルの海賊ブラック・ベラミーと、カトラス・リズとの年間最優秀海賊賞？！をかけた戦いや、悪い女王との対決といった冒険の数々がユーモアをまじえ、描かれていくとのこと。
おかしな海賊船長の声を演じているのは、「ノッティングヒルの恋人」(1999年)や、「ラブソングができるまで」(2007年)といった作品で人気の軽妙なヒュー・グラント。その他に、「ホビット」2部作(2012年末/2013年末公開)の主役に抜擢されたマーティン・フリーマン、ドクター・フー＝デヴィッド・テナント、「スパイキッズ3」(2003年)のサルマ・ハエック、「スパイキッズ4」(8月19日全米公開)のジェレミー・ピヴェン、前述の新作「アーサー・クリスマス」のほか、旧ドリームワークス・アニメでアードマンが製作した「チキンラン」(2000年)でも声優をつとめていたイメルダ・スタウントンがキャストに参加しています。監督はアードマンを立ち上げたピーター・ロードと、長編アニメの演出はこれが初めてのアニメーター、ジェフ・ニューイットのコンビです。本作は来春2012年3月30日から全米公開！！、楽しみですね！！




◆ジョー・ダンテ監督の狼男映画の傑作をリメイクした陳腐な失敗作「ハウリング・リボーン」の予告編！！


つまらない映画を紹介しても仕方がないのですが…、アレクサンドル・アジャ監督によって、リメイク版の3D映画(2010年)が作られた「ピラニア」(1978年)のほか、スピルバーグ監督のプロデュースで発表した「グロムリン」(1984年)などで知られる80年代の人気映画監督ジョー・ダンテの代表作の狼男映画「ハウリング」(1981年)の現代版リメイク映画と言われれば、その予告編はちょっと観てみたいですよね…？！、MGMなどの映画スタジオで宣伝担当のマーケティング部門の重役をつとめ、1997年にリメイク版のテレビシリーズ「アウター・リミッツ」の1話を監督したことがある…というだけのジョー・ニムジキが、本格的な映画監督デビュー作としてメガホンをとった「ザ・ハウリング・リボーン」の予告編を、ホラー映画サイト Bloody-Disgusting が披露してくれたのですが…、B級映画という点においてはオリジナルと同じでも、ご覧のように陳腐なありさまで、ちっともおもしろそうではありません…。なので、「ハウリング」の本格的なリメイク映画はいずれまた、まともなホラー映画監督を起用して、チャレンジされることになるのでは…？！
アンカーベイ配給の本作は、具体的な日付けは未定なものの、DVDスルー映画として処理されてしまう見込み。出演者は、スーパーナチュラル・ホラー「アルティテュード」(2010年)に出演していたランドン・リボイロン、ティーンドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」のリンゼイ・ショウといった若手のテレビドラマで経験を積んでいるような人たちです。





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