今月12月中にクランクインすることはわかっていましたが、思ったよりも早く、アメリカでは昨日となる12月6日(月)から撮影が始まってしまったようなので、ひとまずカンタンにお知らせしておきます…！！




映画サイトの Rope Of Silicon が指摘してくれた Red のデジタル・ビデオカメラのユーザー・フォーラムに投稿されたスレッドの書き込みによれば…、

“今日12月6日の月曜日は、 Red のデジタルシネマ・カメラ Epic が、ハリウッドのメジャースタジオの映画撮影に初めて使われた歴史的な記念日だ…！！”

…とのことで、それによって、これまでの映画製作のセオリーが一変する…！！と述べているのは、マイケル・ベイ監督の「アルマゲドン」(1998年)や、ニック・ケイジの「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」(2007年)といった大作映画のほか、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した「ザ・バケット・リスト」(2007年)などの撮影監督として知られるジョン・シュワルツマンで…、そのジョン・シュワルツマンが取り組んでいる最新作は、(500)日のマーク・ウェブ監督の新生「スパイダーマン」であることから、つまり、ピーター・ジャクソン監督も「ホビット」で使用する予定の Red のデジタルシネマ・カメラ Epic で撮影される最初の映画として、12月6日に初日を迎えたのは、アンドリュー・ガーフィールドがヒーローを演じる「スパイダーマン」だ…！！ということになります。

カメラマンのジョン・シュワルツマンは、先の書き出しから、以下 ↓ の原文のように、技術的なことも少し交えて、文章を続けていますが、それらの内容はカメラ・マニアならまだしも、フツーの映画ファンの方は興味がないでしょうし、特筆すべきことも語っていないので、時間をかけて全文を訳しませんが、ついに新しい「スパイダーマン」の撮影が始まったのか…！！ということだけ知っておいてもらえればと思います。
スピルバーグ監督の3D-CGのアニメ映画「タンタンとなぞのユニコーン号」(2011年12月28日全米公開)のように、全編がモーションキャプチャを使用して、スタジオの中の密閉空間で撮影されるような作品でもない限りは、必ず、ロケーション撮影のスパイ・フォトなどがオンラインに浮上してくることになりますから、(500)日のマーク・ウェブ監督の新しい「スパイダーマン」がどういった作品になりそうか？！、近日中にそのイメージの片鱗をうかがい知ることができるかもしれませんね！！、楽しみにしておいてください…！！

なお、先週末の土曜日(12月4日)にお伝えした、「スラムドッグ・ミリオネア」(2008年)のイルファン・カーンが“第2の悪役”としてキャストされた件ですが、その後、イルファン・カーン本人が New York Times のインタビューに対して、自分の役どころは原作コミックには登場していないオリジナルの端役で、役名も知らない…といった風に答えていますが、それと同時に、脚本はまだ一部しか読ませてもらっていない…とも言っているので、今のところ、“第2の悪役”として伝えられたことが誤報とも、どちらとも言い切れない状況です。また後日、詳細な情報がわかれば、お伝えしたいと思います。
ブロンドのエマ・ストーンがヒロインを演じる新生「スパイダーマン」は、ハリウッドのメジャー・スタジオとして最初に Red のデジタルシネマ・カメラ Epic を採用したのはいいけれど、SONY のカメラを使わないんだね！！と冗談にツッコまれそうなソニー・ピクチャーズの製作・配給により、再来年2012年7月3日から全米3D公開の予定です…！！


Today was Epic, Monday December 6 marks the first day the Red Epic camera was used to shoot a major studio motion picture. I can say for certainty the camera does exist and boy is it ready for primetime, as a matter of fact it’s a true game changer. We shot in 3D with 4 Epics mounted on 2 3ality TS-5 rigs today, we did 22 set ups, including running high speed and the images look stunning! I do believe the sensor is iso 800 minus 1 stop for the mirror in daylight and iso 640 in tungsten light but that is really for every dp to determine for themselves, Brook Willard and I figured 640 tungsten but that’s just a number. For the first time in digital cinematography, small size doesn’t come with a resolution penalty, as a matter of fact there isn’t a higher resolution camera available other than IMAX, and this one weighs 5lbs with an ultra prime on it, suddenly 3D isn’t a 100lb beast! We had the cameras on dollies and a libra head today and we flew the 3D rig like it was an Arri 435. You guys told me you could do it in September and here we are today, Congratulations.

I am lighting by eye except that I’ve had to re-train myself to work at lower light levels because the camera is so sensitive. The images we made today were stunning, rich beautiful color and the resolution of a vistavision camera all in a package the size of a Hasselblad 501. We are shooting 2.40 at 5K, there wasn’t a hiccup from the cameras all day, the data was flawless, and there was a lot of it. I can tell you without these cameras it would be impossible to move a 3D rig in the ways that THIS story demands, if Jim and the crew hadn’t made these cameras available to us I don’t think we could have shot this movie the way our director envisioned it in 3D. Guys you’ve trusted me to take these out on their maiden voyage and I can tell you that after today I won’t let you down. I will have the members of my team, most of whom are familiar to the REDUSER site post about things about sub-menu’s and stuff my camera assistants won’t let me touch. I would like to thank Nate, Brook, Michael, and Deanan as well as my regular camera crew for an unbelievable first day, and Brook thanks for the Tiff’s they look amazing!

Mazel Tov RED!





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！