************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


今月5月はじめにお届けした“映画ファンのみなさんへ!!、みなさんの強いご要望にお応えして、アメリカ映画業協会が、ついに映画館を街から無くし、皆さんを映画館での不快感な経験から解放します…!!”の続報です…!!


2週間前の日曜日(5月9日)に、合衆国政府の連邦通信委員会(FCC)が、ハリウッドの大手映画スタジオ6社(ワーナー・ブラザース、パラマウント、ユニバーサル、20世紀FOX、ディズニー、ソニー)が軸となり運営する映画業界団体MPAA(アメリカ映画業協会)の強い要望を受け入れ、映画スタジオ各社は新作映画をケーブルテレビや衛星放送などを通じ、独自に配信してもかまわない…という承認を与えてしまったニュースをお伝えしました。

その新作映画が、消費者である映画ファンの自宅に直接、届けられる…という新しい映画の鑑賞形態は、とりもなおさず、既存の映画配給ルートの消滅と、映画館の集客の枯渇を、将来的に招くのは、容易に想像できるでしょう。
ハリウッドの映画スタジオは、これまで利益を分配してきた第3者の配給会社や、興行会社などを見限り、自分たちの映画から得られる収益を外部に漏らさず、映画ビジネスを独占できる体勢づくりを進めているわけです。

先の連邦通信委員会の承認を受けて、MPAAのボブ・ピサーノ会長は、映画産業の仕組みを完全に作り変える新しいビジネスモデルの開発に取り組む意欲を語っていましたが、その先がけとも言えるニュースが、経済メディアのウォールストリート・ジャーナルからもたらされました。

ウォールストリート・ジャーナルによれば、先ごろ行われたCATV業界のコンベンション…と、これは全米ケーブル&電気通信事業者連盟(NCTA)が、5月11日~13日にかけて、ロサンゼルスで開催したケーブル・ショーのことかな?!と思いますが、その催しの中で、ワーナー・ブラザースとはグループ企業のタイム・ワーナー・ケーブルから“ホームシアター・オン・デマンド”の提案が、言わば、ハリウッドの映画スタジオから初めて公式に成されたそうです。
タイム・ワーナー・ケーブルが申し出た“ホームシアター・オン・デマンド”の具体的な構想は、新作映画を映画館での封切りから、ちょうど30日後に配信を開始するもので、新作映画1本あたりの鑑賞料金は20ドル~30ドルの間で検討しているそうです。
20ドル~30ドルというのは、ちょっと割高な印象を受けますが、ひとりで屁をコキながら観るのならまだしも、自宅なので当然、家族や友人と集って鑑賞できますから、実際は映画館に赴くよりもコスト・パフォーマンスはよく、お値打ちな感じがします。


新作映画を公開から1ヵ月後に自宅で楽しめる…というのは、ココでお伝えしたように、ディズニーが「アリス・イン・ワンダーランド」(絶賛上映中)の3月5日の全米公開に前もって、同映画のDVD/Blu-rayを、これまで業界で暗黙に守られてきた、どれだけ早くてもDVD発売は映画館での封切りから4ヵ月後という慣例を破り、封切りから約3ヶ月の来月6月1日にリリースすると発表したことで、米英の大手映画館チェーンが、その発売中止を求め、上映ボイコットの運動を起こす騒ぎになったのを思えば、タイム・ワーナー・ケーブルの提案に、いったい、映画館主らがどれだけの危機感を覚えたか?!、その脅威を察していただくことができるかもしれません。

CIAリーダーのみなさんは、全米映画ボックスオフィスBEST10の興行レポートで、新作映画のうち、特に3D映画が軒並み、記録破りの大ヒットを続け、映画ビジネスの業績が好調なことはよくご存知だと思います。
しかしながら、ウォールストリート・ジャーナルによれば、そうした賑わい続ける映画館から得られる利益で、映画スタジオは落ち続けるDVDの売上げのマイナスをカバーしきれず、むしろ、経営状態は悪化に向かっているそうです。
そうした事態を踏まえれば、映画スタジオが、自分たちの映画から得られる収益を、より自分たちで確保できる体勢を固めていこう…というのは、企業として当然の判断で、それを責めることはできません…。

それでも、新作映画が、たった1ヵ月待つだけで、自宅のホームシアターで、くつろぎながら楽しめる…!!、映画好きの仲間と、周囲に気兼ねなく、内容にツッコミながら鑑賞会ができる…!!となれば、果たして、映画館で観られる映画は、どれだけ減ってしまうのか…?!
また、店頭でディスクを借り受けるといった従来型のDVDレンタル店など、急速に消滅に向かい、バタバタと店をたたむことになるのは言うまでもないでしょう。

タイム・ワーナー・ケーブルの提案は、今だ、業界の中で議論されている段階ですが、早ければ今年2010年末か、来年早々にも実施に踏み切られる見込みとのことで、その成果次第によっては、来年夏のサマームービー・ウォーズの興行バトルなど、もはや注目に値せず、オンデマンドの配信数が競われることになっているのかもしれません…。
映画は映画館で観るもの…という考え方は、もう本当に終わってしまったのでしょうか…?!
CIAリーダーのみなさんは、映画館が遠からず将来、街から消える可能性を、どのようにお考えになるでしょう…?!



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