「バウンティ・ハンター」(PG-13/１時間46分)




「バウンティ・ハンター」と言っても、「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター、ボバ・フェットではなく、現代の賞金稼ぎとして、保釈中に逃げ出した被告を捕まえるジェラルド・バトラーが、ジェニファー・アニストン扮する自分の元妻のケツを追いかけることになる、ソニー・ピクチャーズ製作・配給のアクション・ラブコメディが、初日の3月19日(金)に3,074館で稼ぎ出した興行成績は約765万ドルで、先々週の初公開から2週連続で第1位を維持した「アリス・イン・ワンダーランド」(3,728館)の同日成績＝990万ドルにアッサリと負け、第1位を献上して、フツーの映画がやっぱり、鑑賞料金が最大で2倍以上も違う3D映画には敵わないことを証明したような格好となってしまいました…。
と言っても、映画の格付けサイト RottenTomatoes で、ホントにたったの8％の支持しか得られず、完璧に腐敗映画に認定されたも同然の不評な「バウンティ・ハンター」なので、ひとまず第2位は上出来で、まぁ、こんなものなのかもしれませんが、その低い支持率に恐れをなして、今後、鑑賞を見あわせる映画ファンが増えそうなことが不安です。
それにしても、「300」(2007年)での大ブレイク後、本格的なアクション映画ではなく、コメディにばかり出続けるジェラルド・バトラーは今や、お笑い芸人の域に突入？！といった感じで、少しうんざりですから、ジェニファー・アニストンはパートナーをクールなボバ・フェットにしておいた方がよかったのかも…？！
「バウンティ・ハンター」の最終的なオープニング成績の予想は2,100万ドル前後です。

≪関連記事≫
12月19日の映画ティドビッツよせあつめニュース！！(09.12.19)



「グレッグのダメ日記」(PG/2時間0分)




ガキ映画なのに、意外に内容が高評価され、映画の格付けサイト RottenTomatoes で51％の支持を集めている、20世紀FOXの「グレッグのダメ日記」＝3,077館の初日興行成績は約740万ドルで、日替わりの興行ランキングで第3位に初登場し、ひとつ上の「バウンティ・ハンター」に肉薄しています。
オープニング成績の予想は2,250万ドルから、2,400万ドルに達する可能性があるので、アス月曜の朝には、ジェラルド・バトラーとジェニファー・アニストンを、屁タレの子どもたちが抜いて、第2位に浮上するかもしれません。
20世紀FOXはすでに、この「グレッグのダメ日記」のシリーズ化を決めており、2006年にディズニーから一方的にリストラの解雇を言い渡されてしまった、「ゲーム・プラン」(2007年)のプロデューサーで、本作を企画・製作したニーナ・ジェイコブソンとしては、ディズニーお得意のジャンルでヒットを飛ばし、ざまぁみさらせやぁああ！！と鼻息を荒くしているかもしれません？！
本作にも出演している「キック・アス」の殺し屋ロリータAKAクロエ・モレッツちゃん(↓)は絶好調ですね！！




「レポ・メン」(R指定ていうか、ハードR/1時間51分)




ジュード・ロウとフォレスト・ウィテカーが人工臓器のローンの支払いを滞納した顧客の体内から、その商品を強引に回収する残酷な取立て人を演じている近未来SFスリラーのオクラ入り映画「レポ・メン」が初日に2,521館で取り立てられたのは、たったの220万ドルで第4位となり、映画の製作費＝約3,200万ドルは強引には回収することができなさそうです…。
本作の映画の格付けサイト RottenTomatoes での支持率は20％で、腐敗映画に認定されており、ユニバーサル映画は、結局、カン違いの社会派と結論づけられてしまった、マット・デイモン主演のイラク戦争ファンタジー「グリーン・ゾーン」に引き続き、新作が大失敗…となってしまいました。
「レポ・メン」のオープニング成績の予想は、映画館で封切らずに、DVDスルーにしとけばよかった…と後悔したくなる、たったの600万ドルです…。
リーヴ・シュレイバーや、アリシー・ブラガ(↓)といった観応えのあるキャストは功を奏しませんでした…。


≪関連記事≫
12月24日/クリスマス・イヴの映画ティドビッツよせあつめニュース！！(09.12.24)




「ランナウェイズ」(R指定/1時間49分)

ダコタ・ファニングとクリステン・スチュワートの悩殺キラータッグが、伝説のガールズバンドの誕生秘話を演じた青春音楽映画「ランナウェイズ」は、244館での限定公開の初日売上げが約30万ドルで、1館あたりにブレイクダウンすると、約1,230ドルを集めていますから、第4位の「レポ・メン」のアベレージ＝約873ドルをしのいでいます…！！
70年代の女の子たちの反逆の青春を描いた、アパリション配給の本作の映画の格付けサイト RottenTomatoes での評価は62％で、この週末に公開された新作映画の中で唯一、優秀映画として認められています…！！

ランナウェイズが日本上陸！！の場面



≪関連記事≫
ダコタ・ファニング・フィーチャリング・クリステン・スチュワートの新曲「チェリーボンブ」のミュージック・ビデオ！！(10.3.12)
クリステン・スチュワートがダコタ・ファニングに、最後はお口で受け止めることを教えている青春音楽映画「ランナウェイズ」の決定版となる最新予告編！！(10.3.6)
ダコタ・ファニングとクリステン・スチュワートが70年代の女の子たちの反逆の青春をビビッドに演じた最新作「ランナウェイズ」のクールなモノクロ・フォト！！(10.3.6)
日本上陸を果たしたダコタ・ファニグ率いる“クウィーン・オブ・ノイズ”のガールズ・バンド、ザ・ランナウェイズの新曲「チェリーボンブ」をお聴きください！！、悩殺パンチで男たちのハートをひと突きヨ！(10.3.6)
16歳の誕生日に裂けた黒ストッキングでセクシーなダコタ・ファニングが下着姿で半狂乱の悩殺爆弾ロック娘を演じた最新作の青春音楽映画「ランナウェイズ」のテレビスポット！！(10.2.26)
クリステン・スチュワートとダコタ・ファニングが悩殺爆弾ロック娘を演じている青春映画「ランナウェイズ」が初公開した悩殺爆弾ポスター！！(10.1.23)
ダコタ・ファニングが、私がシェリー・カーリーよ…と言っている、悩殺爆弾ロック娘たちの反逆の青春映画「ランナウェイズ」の動画と写真！！(10.1.22)
ベラ・スワンとダコタ・ファニングが下着姿で伝説の悩殺爆弾ロック娘を演じている青春音楽映画「ザ・ランナウェイズ」が予告編を初公開！！(09.12.18)

それではアス月曜あさ恒例の全米映画ボックスオフィスBEST10で、それぞれの映画が予想を上まわる数字をあげられるのか？！、それとも失速するのか？！、結果をお楽しみに…！！



【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！