Don’t Be Afraid of the Dark : ギレルモ・デル・トロ監督が天才子役のベイリー・マディソンちゃんを起用したリメイク・ホラーの最新作「ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク / 地下室の魔物」が新しい予告編をリリース!!
by
Billy
2011年5月28日土曜日
ひたすら残酷な描写ばかりを売りにして、観終わったあと、冷静になった観客が人間性に絶望感を抱いてしまうような、恐怖の置きどころの歪んでいる心寒いホラーや、これは実話です!!、実際にあった出来事なんですよ!!、本当なんです!!、信じてください!!と言い張るインチキなホラーに、そのように本当らしく見せかける作り方で注目を集めようとする、やらせドキュンメンタリーのモッキュメンタリー・ホラー、また、そもそも映画の内容とは何の関係もない超低予算で、どれだけ安く作ったかという、自分たちのチープさをアピールするホラーなど、様々な謳い文句のホラー映画が次々に現われては消費されていますが、そういうアーダコーダと次から次へと能書きをたれるのではなく、ホラー映画も映画なんだから、キチンと正面切って映画らしく、まじめに作り、どれだけ怖いのか?!、その恐怖の度合いで勝負してください…!!なんて思っているマニアの気持ちを、超オタクのギレルモ・デル・トロ監督は、やっぱり、ちゃんとわかっているらしい…という正統派のホラー映画です…!!
子どもは1日の労働時間が法律で厳格に制限されていることから、ディズニー・チャンネルの「ウェイバリー通りのウィザードたち」の魔女っ子マキシーンの役を実は、バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年7月公開中)を現在撮影中のジョーイ・キングちゃんに、半分は演じてもらっていたベイリー・マディソンちゃんを、製作総指揮のギレルモ・デル・トロ監督が主人公の内向的な少女のサリーちゃん役に抜擢したホラー映画「ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク」が、米英でわずかに違う2種類の予告編をリリースしたので、両方をお楽しみください…!!
当初の予定であれば、今年2011年1月全米公開で、とっくに上映が終了しているはずの本作は、製作・配給のミラマックス・フィルムズを、親会社のディズニーが切り離して、他社に転売することになったビジネス上の混乱でリリースが遅れ、配給会社を新興のフィルム・ディストリクトに変更することで、ようやく今夏、米英での公開が実現にいたった経緯のある、ホラー映画マニア待望の作品です…!!
超オタクとして映画ファンから愛されているギレルモ・デル・トロ監督が、「ミミック」(1997年)でコンビを組んだ脚本家のマシュー・ロビンスと共同でシナリオを書き上げた、この「ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク」は、1973年に放送されたテレビ映画「地下室の魔物/ガーゴイルズ」をリメイクした作品で、実際にメガホンをとったのは、自作のショート・フィルム「ラッチキー'ズ・ラメント」の出来栄えがよかったことで、ギレルモ・デル・トロ監督に才能を見込まれたコミック作家のトロイ・ニクシーです。
お話の内容は、ベイリー・マディソンちゃんの主人公サリーちゃんが、ガイ・ピアース(「ハート・ロッカー」2008年)演じるお父さんの作家アレックスと、お父さんの新しい恋人であるケイティ・ホームズ(「サンキュー・スモーキング」2005年)のキムとで、ロード・アイランドに引越し、19世紀に建てられた古めかしい屋敷で新生活を始めることになるのですが…といった始まりから、邸内を探索したサリーちゃんが秘密の地下室を見つけ、魔物が閉じ込められている暖炉の封印を解いてしまったことで、恐ろしい現象に悩まされる事態となりますが、仕事の忙しい父ちゃんも、母ちゃん代わりの女も魔物の存在を信じてくれない…という困った立場に陥ってしまう…。いったい、サリーちゃんはどうすれば、魔物たちが屋敷を乗っ取り、みんなの命を奪う前に、暗黒の真実をわかってもらうことができるのか…?!
…というわけで、ギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス」(2006年)や、「デビルズ・バックボーン」(2001年)といった、子どもの純粋な感性が暗黒の別世界に感応してしまうダーク・ファンタジーをお気に召していた人には、それらの作品の延長上のホラー映画として、この「ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク/地下室の魔物」は、大変に楽しみな作品なのではないでしょうか…?!
UK版予告編
冒頭では、「ウェイバリー通りのウィザードたち」しか、出演作の例をあげませんでしたが、ベイリー・マディソンちゃんは、ジュブナイル映画の名作「テラビシアにかける橋」(2007年)で、圧倒的な演技の才能をほのめかし、その後、「ブラザーズ」(2009年)では、トビー・マグワイアや、ジェイク・ジレンホール、オスカー女優のナタリー・ポートマンよりも、この子どものほうが演技は上手だな…と評された、トンデモない演技派の名女優で、ハリウッドの子役の中では、ずば抜けた実力の持ち主として、№1と見なされています。なので、本格派のガイ・ピアースはさておき、ケイティ・ホームズは、演技ではベイリー・マディソンちゃんに負けてしまっているかも…?!
ギレルモ・デル・トロ監督が、そんなベイリー・マディソンちゃんの才能に賭けてみた、リメイク・ホラー「ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク」は、イギリスでは今夏8月12日から公開!!、北米では8月26日封切りです!!
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