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ガイ・ピアース-地下室の魔物-ギレルモ・デル・トロ

先々月5月の連休明けにお伝えしたギレルモ・デル・トロ監督がプロデューサーをつとめ、1973年に放送されたテレビ・ムービー「地下室の魔物」をリメイクする新作ホラー映画に主演する、宗教法人トム・クルーズの嫁さんケイティ・ホームズのダンナと子どもが決まりました…!!


業界メディアのTHRによれば、ギレルモ・デル・トロがスカウトしたコミック作家トロイ・ニクシーが監督をつとめるリメイク・ホラー「地下室の魔物」に、ガイ・ピアースベイリー・マディソンが出演することになりそうです。
ガイ・ピアースは「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)や、クリストファー・ノーラン監督の出世作「メメント」(2000年)などで知られるエキセントリックな俳優なので、すぐにピンとくると思いますが、ベイリー・マディソンベイリー・マディソンは誰なん?!と考える方も多いと思います。
現在9歳のベイリー・マディソンちゃん(←)は、ジュブナイル映画の大傑作「テラビシアにかける橋」(2007年)で、ジョシュ・ハッチャーソンのお兄ちゃんに遊んでもらえなくて、むくれる妹を、演技とは思えない、とても子どもらしい自然な表情と素振りで演じていた子役です。
オリジナルの「地下室の魔物」に、子どもは登場していなかったはずですが、リメイク版ではいくつかの点が変更され、ベイリー・マディソンちゃんの出番ができたようです。
その変更点ですが、まず、オリジナルでは夫婦だった主人公のサリーとアレックスが、新作では現代的に、結婚していない未婚カップルという設定に変えられ、ベイリー・マディソンちゃんはガイ・ピアース演じる作家の娘として、パパのガールフレンドのケイティ・ホームズが遺産相続で引き継いだ屋敷で、3人で暮らすことになるそうです。
そして、オリジナルでは、仕事中毒のアレックスに放置された孤独なサリーがウサ晴らしのストレス解消で屋敷の改装に没頭したことから、地下室の暖炉の封印を取り払い、魔物たちを解放してしまったのに対し、ギレルモ・デル・トロは、少女の感性に訴えた魔物が、友だちのフリを装ってベイリーちゃんを騙し、自分たちを閉じ込めている封印を解かせようとする…といった具合に、あたかも自らの代表作「パンズ・ラビリンス」(2006年)や、「デビルズ・バックボーン」(2001年)を思わせるように、子どもを媒介として、暗黒世界と現実を一体化させていくようです。
ガイ・ピアースの父ちゃんは、そんな娘が語るゴブリンの話を、子どもが勝手に空想で作り出したお友だちの話と思って相手にせず、くり返し、同じことを言う娘にイライラを募らせますが、ケイティ・ホームズが、魔物は現実に存在するのかもしれない…と察知し、物語は大きな展開を迎えることになるようです。
このリメイク版「地下室の魔物」の脚本は、ギレルモ・デル・トロ監督自身と、同監督のハリウッド進出第1作め「ミミック」(1997年)のシナリオを共同で執筆したマシュー・ロビンスが、再びコンビを組んで、書き上げました。
ディズニー傘下のミラマックスが製作するリメイク版「地下室の魔物」の撮影は来月8月からオーストラリアのメルボルンでスタートする予定。ガイ・ピアースはイギリス生まれのオーストラリア育ちで、現在メルボルン在住なので、通勤の便がよくて?!、出演を決めたのかもしれませんね!!
ドリームワークスの「タイムマシン」(2002年)がパッとせず、ブロックバスター映画の主演スターになり損ねた感のあるガイ・ピアースですが、単純な娯楽映画より、クセのある作品の方が似合い、個性を活かせる人なので、ギレルモ・デル・トロとのコラボは、今後に期待がつながりそうな感じがします。


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