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マクガフィンの小さな“スモール”の箱に、こんなものが入っていました…ッ!!


家電メーカーのフィリップスが自社のブランド・イメージを向上し、製品の販売促進を目指して、リドリー・スコット監督のCMプロダクション、RSA(リドリー・スコット・アソシエイツ)と立ち上げた、ショートフィルムを製作する宣伝プロジェクト“パラレル・ラインズ”から、リドリー・スコット監督の娘のボーイフレンドで、スコット家のムコ殿?!と言われるカール・エリック・リンシュが手がけた、ハイクオリティなSFアクション「ザ・ギフト」を、昨日、ご覧いただきました…!!
(傲慢ですが、まだ観ていない人には、今すぐ観ろッ!!と命令します!!)
その発表されるや、インターネット上でセンセーションとなった「ザ・ギフト」を長編映画化する権利を、ワーナー・ブラザースと20世紀FOXが奪い合う入札バトルが勃発したらしいことを、業界ブログ HeatVision のスクープからお伝えしましたが、この件について、さらに掘り下げた、ぼくの twitter のフォロワーのひとりであるカリスマ映画ブロガーのピーターによれば、ハリウッドの映画スタジオが争奪戦を開始したのは、短編映画「ザ・ギフト」の長編化の権利ではなく、正確には「スモール」という初めから長編の近未来SFアクション映画のプロジェクトだったそうです…!!

カール・リンシュ監督は、これまでに数々のCMなどでチームを組んできた、スペインのバルセロナにプロダクションを置くVFXアーティストのJ・J・パロモと共に、近未来SFアクション映画「スモール」のプロジェクトを進めていたそうで、昨日、ご覧いただいた「ザ・ギフト」は、実はその「スモール」のオープニングとも言えるプリクエールの序章のシーンに過ぎないものでした…ッ!!
そして、トップにアゲた、スマイル・マークの描かれた球体のスペース・ポッド?!と、下 ↓ の雪上にたたずむバトルスーツ?!と戦闘員?!は、J・J・パロモがデザインした「スモール」のコンセプト・アートです…!!
つまり、カール・リンシュ監督は、これまで自腹で費用を工面し、下準備を進めてきたオリジナル・プロジェクト「スモール」の一部を、フィリップスの宣伝費を利用して、映像化し、発表することで注目を集め、ちゃっかりとフィリップスではなく、自分を売り込むことに成功したわけですね…!!



カール・リンシュ監督は過去に、“「2001年宇宙の旅」と「ブレードランナー」と「ドクトル・ジバゴ」を足した「ボーン」シリーズのような映画”を企画していると語っていたそうで、デヴィッド・リーン監督がボリス・パステルナークの原作を映画化した大傑作「ドクトル・ジバゴ」(1965年)の舞台がロシアであったことからして、そのゴチャマゼみたいな映画の企画がモスクワを舞台にした「ザ・ギフト」=「スモール」のことであるのは間違いありません…!!
また、その「スモール」と思われる企画について、カール・リンシュ監督はノーベル賞を受賞した科学者などの専門家に取材し、絵空事ではなく、現実にありえる近未来ワールドをスクリーンに描き出すべく、徹底してリアリティにこだわったハードなSF映画を目指しているそうです!!

J・J・パロモがデザインした「ザ・ギフト」の執事ロボットのコンセプト・アート!!

すでにここまでお膳立てが整い、ぜひ出資させてくれ…!!と、ワーナー・ブラザースや、20世紀FOXが札束をチラつかせて、カール・リンシュ監督にお願いしているのであれば、「ザ・ギフト」の続きが長編SFアクション映画「スモール」として完成され、ユニコーンの秘密が明かされるのは、もはや、単に時間の問題でしかありませんし、出来上がった映画は“第2の「ディストリクト9」”として、大ヒットする可能性が高そうです…!!
「ザ・ギフト」をご覧になり、スゲーッ!!、かっこいい…ッ!!と、そのクールな世界感に感銘を受けたSFファンの方には、とても待ち遠しい、けして、小さくはないギフトのプレゼントが、いずれ届けられることになりそうですね。
それにしても、カール・リンシュ監督と書いていますが、実際はカール・リンシュはまだ1本も映画を作っていません。なのに、すでに人気映画監督になってしまっているあたり、さすがはリドリー・スコット監督が見込んだ跡取りのムコ殿です…!!

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