“スペックCM”というのはホントのCMではなくて、CMを作りたいクリエイターが、自分にはこんなものが作れますよ…という実力を示すサンプルとして作る作品のことです…!!
先月5月末に飛び込んできた驚きのニュースである、リドリー・スコット監督が弟のトニー・スコット監督と共に製作総指揮を務め、自らの代表作であるSF映画の金字塔「エイリアン」シリーズを復活させるプロジェクトで、オリジナル映画のリメイクに近いプリクエールの新作「エイリアン」の監督に抜擢されたCMディレクター、カール・リンシュが監督したナイキのスペックCM“イクスプロイト・ユアセルフ”です。
冒頭で記したように、サンプルCMなので、ナイキのホントのCMではありませんが、機械として、あらかじめ性能の限界が決まっているはずのロボットがナイキのスニーカーを履くことで、“自らのポテンシャルを引き出そう”=“イクスプロイト・ユアセルフ”している、実にナイキらしいテーマのCMです。
以前のカール・リンシュ監督の紹介記事でご覧頂いたCMに負けず劣らず、パルクールで都市を駆け抜けるロボットのイメージはクールで、このCMのディレクターが新「エイリアン」を作るのは悪くなさそうですが、シリーズを製作・配給している20世紀FOXはココで伝えたように、あくまでもリドリー・スコット監督が自らメガホンをとるシリーズへの完全復帰を要求し、リドリー・スコット監督が太鼓判を押すカール・リンシュ監督の起用を拒んでいます…。
その背景には、ジェームズ・キャメロン監督がメガホンをとらず、アーノルド・シュワルツェネッガーも“実際には出演しなかった”ことで、「ターミネーター」シリーズの新作とは見なされずに、コケてしまったパチモノ映画「ターミネーター4/サルベーション」の事情や、カール・リンシュ監督が、リドリー・スコット監督の娘ジョーダンさんの恋人で、いずれは義理の息子となる跡継ぎ?!の青年を、リドリー・スコット監督が大ヒットの可能性が高い企画で桧舞台に引き上げようとしている情実などが関係している訳ですが…、果たして、それぞれの絡みあう思惑はどのような決着を迎えるのか…?!、とりあえず、カール・リンシュ監督は、ナイキではなく、「エイリアン」のスペックCMを作って、20世紀FOXの重役に観せる方が先決かもしれませんね…。
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