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休日の朝にふさわしい、フランスの美しいアニメをお楽しみください…!!





ビデオゲームの製作会社で、3Dスーパーバイザーをつとめているヴァージニー・ゴヨンと、フォトグラファーのセバスチャン・レボンという、フランスのリヨンに暮らすカップルが、仕事を終えた平日の夜間や、休日のプライベートな時間を使い、情熱に導かれるまま、約2年間をかけて完成させたショートアニメ「ミート・メリーヌ」です。
フランスのどこか…たぶんリヨンの田舎の田園にある納屋で、少女のメリーヌがお絵かきをして遊んでいると、そこに現われたのは…、といった内容で、特にセリフはなく、映像によって、ストーリーが物語られています。
クリエイターのヴァージニー・ゴヨンと、セバスチャン・レボンは、記事の見出しに記したように、宮崎駿監督の「となりのトトロ」(1988年)にインスパイアされて、この「ミート・メリーヌ」を作ったそうですが、一見してわかるように、ピート・ドクター監督の「モンスターズ・インク」(2001年)もヒントにしています。
メリーヌが出会うクリーチャーが、彼女が冒頭でお絵かきしていた不思議な生き物と似た姿であることから、空想が現実になった…!!とも解釈できるお話ですが、トトロが元になっているのであれば、伝説のもののけが本当に現われた…!!ということなのかもしれません。
いずれにしろ、少女が未知のものと出会う瞬間を、少し恐れを持って描いたことで、そこに少女の成長の意味が託されていることを見い出し、クリーチャーは何かの暗示だ…と、人それぞれに理解することもできそうです。



約6分24秒の短いCGアニメ「ミート・メリーヌ」のために、カップルが作ったファイルは80万以上で、総データ量は約1.2テラバイトにもおよんだそうです。それだけの労力と時間を費やした価値は、充分に成果として、作品の中に観て取ることができますね。
こんなCGアニメをどうやったら作れるんだろう…?!と感銘を受けた方は、その膨大な手間が理解できる、下 ↓ のメイキング・ビデオをご覧ください。






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