************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ユニコーンはマクガフィンです…!!






オランダにヘッドクォーターを置く多国籍の総合家電メーカー、フィリップスが、自社の製品をプロモーションする宣伝企画として、リドリー・スコット監督のCMプロダクション、RSA(リドリー・スコット・アソシエイツ)とチームを組み、同プロダクションに所属の5人のディレクターのアイディアで、5本のショートフィルムを製作するプロジェクト“パラレル・ラインズ”の中の1本、「ザ・ギフト」です…!!
この約5分弱のクールなSFアクション・フィルムを作ったのは、20世紀FOXがオリジナル映画のリメイクに近い内容のプリクエールとして製作するシリーズ最新作「新・エイリアン」の監督として、その名前が当初、発表されたカール・リンシュです(下記 ↓ の関連記事参照)。
リドリー・スコット監督の娘のカレシであり、いずれはリドリー&トニーのスコット・ディレクターズの後継者になると目されている、跡取りのムコ殿?!カール・リンシュが、「新・エイリアン」で映画監督デビューを飾り、行く行くは義理の父ちゃん?!の代表作を継承して、家名を継ぐ?!ことは、20世紀FOXから待った…ッ!!がかかり、「新・エイリアン」は結局、リドリー・スコット監督がセルフ・リメイクするという想定外?!の事態になってしまいましたが、上 ↑ の「ザ・ギフト」を観た20世紀FOXは遅まきながら、やっと、カール・リンシュがただのムコ殿ではないことに気づいたようで、この近未来のモスクワを舞台にした短編映画を、ぜひ自社で長編化させてほしいと名乗りをあげたそうです!!


しかし、その“「ザ・ギフト」長編映画化!!”のニュースを伝えた HeatVision によれば、ワーナー・ブラザースをはじめ、他の数社もこの短編映画の権利の取得に乗り出しているそうで、映画の中で描かれた“ギフト”の細工箱の奪い合いのような戦いが、これから映画スタジオ同士の間でくり広げられることになりそうです。
HeatVision では、先の「新・エイリアン」のプロジェクトも含めて、リドリー・スコット監督と親密な間柄の20世紀FOXが、最終的にギフトを受け取ることになるのではないか?!と推測していますが、前述のように、20世紀FOXは一度、カール・リンシュを否定してしまっています…。
そして、「新・エイリアン」のプロジェクトからハズされてしまったカール・リンシュは現在、古典モンスター映画「大アマゾンの半魚人」(1954年)のリメイクと、キアヌ・リーヴスが主演するハリウッド版「忠臣蔵」のリメイクを、共にユニバーサル映画で進めていますから、う~ん…、カール・リンシュと近い線で考えれば、「ザ・ギフト」の長編映画化権取得に最も有利な立場にいるのは、ユニバーサル映画だ…ッ!!ということになるのですが…。
CIAリーダーのみなさんは、20世紀FOXか?!、ワーナー・ブラザースか?!、それとも、ユニバーサル映画か?!、果たして、どこの映画スタジオが、この「ザ・ギフト」の長編映画化にふさわしいとお考えになるでしょう…?!


謎めいた“ユニコーン”が封じ込められた秘密の箱をめぐる「ザ・ギフト」の物語が、長編映画として、どのように膨らまされるのか?!、とても楽しみですが、ひとまず、現状の短編において“ユニコーン”は、サスペンスの神さま、アルフレッド・ヒッチコック監督が“マクガフィン”と呼んだ、物語を進める核でありながら、それ自体は実はあまり意味を持たない、アクションの展開につなぐ要素としての置き換え可能なアイテムとして扱われていますね。
つまり、“ユニコーンだ…”と意味深につぶやいたおじさんは、“ジャイアントコーンだ…”と意味深に言ってもよかったわけですが、まぁ、それだとグリコの宣伝になってしまい、フィリップスは困りますが…ッ!!、と、そんなわけで、長編映画化でも、“ユニコーン”の秘密の謎解きには、あまりこだわらずに、クールな近未来のSi-Fiワールドのムードを堪能させるアクション映画として完成させることに集中した方がよいのかもしれません。
となると、お手本になるのは、リドリー・スコット監督の代表作「ブレードランナー」(1982年)で…、やっぱり、カール・リンシュは跡取りのムコ殿だ…!!ということになってしまいそうです…!!


フィリップスとRSAの共同プロジェクト“パラレル・ラインズ”の他の短編映画は後日また、追って紹介することにします。お楽しみに…ッ!!

≪関連記事≫
リドリー・スコット監督が20世紀FOXのプレッシャーに屈し、「エイリアン」の新作を自ら監督!!、跡継ぎの娘婿への代表作継承を断念!!(09.8.1)
義理のパパ?!リドリー・スコット監督のお膳立てで、新「エイリアン」で映画監督デビューするカール・リンシュのナイキのスペックCM!!(09.6.30)
20世紀FOXがリメイク版「エイリアン」の新作の監督にリドリー・スコットを指名!!、スコット家の娘婿の新人監督はお断り!!(09.6.10)
20世紀FOXが製作総指揮リドリー・スコットで、ついにあの「エイリアン」をリメイク!!、監督はカール・リンシュに決定!!、そいつは誰だ?!(09.5.28)



【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA