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「アイアンマン3」(2013年)のメインの悪役のキリアンは、本当は自分が演じるはずだったが…!!という、同コミックヒーロー映画の舞台裏の事情を、主演女優のレベッカ・ホールが当時を振り返って、口にした発言を昨日(9月15日)、紹介して、大きな反響を頂きましたが、その記事の最後の方で、レベッカがスキャンダラスなことを語ってくれた理由として、チラとふれたテレビ史上最悪の放送事故の映画化に興味津々になってしまい、むしろ、そっちの方が気になる…!!と思ってしまった方には、お待ちかねの「クリスティーン」の予告編です…!!







1970年代のフロリダのサラソタで、3大ネットワークのABCテレビ傘下の WWSB の前身の WXLT-TV で、ニュース番組のレポーターとキャスターをつとめていた実在のクリスティーン・チャバックが、1974年7月15日に、用意して隠し持っていた拳銃を生放送中に取り出し、右耳の後ろに銃口を押し当てて、引き金を引き、視聴者の目の前で自殺をしてしまった…!!という、テレビ史上最悪の放送事故として語り継がれている衝撃的な事件の経緯を映画化した「クリスティーン」が初公開した予告編です…!!


どうして、そんなことに…という自殺の理由については、予告編からも察することができるかもしれませんが、テレビに出演してるとは言え、当のクリスティーン・チャバック自身は魅力を欠いた人だったんでしょうか?!、身内の証言によれば、人づきあいが下手で、友人が少なく、恋人もできなかったことから、うつの状態が続いていたそうです…。


なので、今風に言えば、“ 病み ” の人なのかもしれませんが、ひんぱんに死にたい…と自殺の衝動に駆られていたらしいクリスティーンは、視聴率を稼ぐために、もっとニュースの内容をセンセーショナルに盛れ…!!という過激な上司との間での衝突が耐えなかったこともあり、視聴者に “ 血を見せろ…!! ” という上役の言葉通りのセンセーショナルの極みとして、本番中に自らの血を流すことにしたようなのですが、それに先がけて、自殺志願の興味に従って、自殺に関する取材の許可を上司に求めたクリスティーンは、シェリフのもとを訪ねて、最も確実な死に方を訊きだしていたそうですから、当時の彼女の心中を想像しながら、予告編の後半で、開き直ってしまったレベッカ・ホールが笑みを見せる様子を眺めると、ゾッとせずにはいらないかもしれません…。


しかしながら、そのようにクリスティーン・チャバックになり切ったレベッカ・ホールの迫真の演技こそ、今年2016年の初めに開催されたサンダンス・フィルム・フェスティバルで大変に称賛をされていますが、肝心の映画の出来栄えについては、今ひとつ…と、やや残念な結果となっています。


この実録映画のメガホンをとったアントニオ・カンポス監督は、2008年に発表したデビュー作「アフタースクール」と、それに続く「サイモン・キラー」(2012年)の両ドラマ映画が、それぞれ好評され、人物像を掘り下げて描くことは得意なようですが、この最後は自殺する…と結末がわかり切っているネタバレ済み?!の「クリスティーン」は、その行為に到るまでの過程をどう観せるか?!が勝負なだけに、観客があたかもクリスティーンの錯乱した頭の中に迷い込んだかのように思わせることができれば、よかったのですが、ひたすら、クリスティーンが惨めな女のようにも観えてしまうことや、70年代当時のモーレツなマスコミと、現在のジャーナリズムや、メディアの在り方とを重ねあわせ、投影したような社会派的なアングルも欠いているらしいことから、題材へのアプローチの仕方をもっと練り込むべきだったのでは…?!といった風に評されているようです…。


よって、あまり過度な期待はしないほうがよさそうですが、アントニオ・カンポス監督は、「アベンジャーズ」のスカーレット・ウィッチのリジーが天才的な演技の才能を発揮した「マーサ・マーシー・メイ・マーリーン」(2011年)のプロデューサーのひとりですから、そうしたカルトな作品がお好きな方にとっては、観逃せない作品かもしれませんね…!!


北米で来月10月14日にリリースされる「クリスティーン」で、レベッカ・ホールと一緒に番組を進めるキャスターのジョージの役を演じたのは、テレビシリーズ「デクスター」のマイケル・C・ホール。テレビ局の上司のマイケル役は、「ザ・ビッグ・ショート」(2015年)のトレイシー・レッツ。クリスティーンの母親のペグは、「イン&アウト」(1997年)などのJ・スミス・キャメロンです…!!


なお、クリスティーン・チャバックが自殺をしたテレビ放送の実際の映像は、遺族の強い意向により、コピーも含めて、すべて廃棄されているはずなので、インターネット上で、どのように検索しても出てこない史上最も有名な存在しない動画となっています…!!、なので、予告編を観て、実際の映像を探そうと思った方は、時間の無駄なので、おやめください…!!

Rebecca Hall stars in director Antonio Campos’ third feature film, CHRISTINE, the story of a woman who finds herself caught in the crosshairs of a spiraling personal life and career crisis. Christine, always the smartest person in the room at her local Sarasota, Florida news station, feels like she is destined for bigger things and is relentless in her pursuit of an on-air position in a larger market. As an aspiring newswoman with an eye for nuance and an interest in social justice, she finds herself constantly butting heads with her boss (Tracy Letts), who pushes for juicier stories that will drive up ratings. Plagued by self-doubt and a tumultuous home life, Christine’s diminishing hope begins to rise when an on-air co-worker (Michael C. Hall) initiates a friendship which ultimately becomes yet another unrequited love. Disillusioned as her world continues to close in on her, Christine takes a dark and surprising turn.





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