************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ちょうど1週間前の土曜日(4月30日)に、エズラ・ミラー主演の映画版「ザ・フラッシュ」(2018年3月3日全米公開)で、映画監督デビューを飾るはずだった作家のセス・グレアム=スミスが降板してしまった…!!というスキャンダル?!から持ち上がったワーナー・ブラザースのDC・シネマティック・ユニバースの崩壊説は、その沈没寸前の船からの第2の離脱者?!として名前のあがったジェームズ・ワン監督が、自分は「アクアマン」(2018年7月27日全米公開)から降板しないよ…!!という意志表示をしてくれたことで、ひとまず、杞憂に終わったかと思われましたが…、




どうやら、やはり、ワーナーの社内で、ひと悶着があったのは事実らしく?!、第85回アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれた傑作「アルゴ」(2012年)をモノにした若き名匠のベン・アフレック監督、つまり、ダークナイトのブルース・ウェインが昇進して、現在撮影中の「ジャスティス・リーグ」(「Part.1」 2017年11月17日全米公開、「Part.2」 2019年6月14日全米公開)の製作総指揮をつとめる運びになったことを、業界メディア Deadline のマイク・フレミングが独占レポートで伝えてくれました…!!

すでに撮影が始まっている映画が、途中から新たに製作総指揮の監修者をつけ加える…というのは、ちょっと異例の動きなわけですが、諸外国での人気はさておき、アメコミの文字通り本家の地元アメリカで不評を食らってしまった「バットマン V スーパーマン : ドーン・オブ・ジャスティス」が…、


コミックヒーロー映画の大ブームのど真ん中で、アメコミの2大ヒーローを競演させる…!!というファンの夢の企画を実現しながら、全世界での興行成績のトータルが約8億6,441万ドルの巨額…とは言え、バットマン単独主演「ザ・ダークナイト」(2008年)、「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年)のように10億ドルを超えるメガヒットにならなかったことから、けして、万人にはアピールできないらしいザック・スナイダー監督のセンスと力量に疑問が持たれてしまい、不信感を抱いたワーナー側と同監督との間に生じた亀裂がDC・シネマティック・ユニバース崩壊説の浮上につながった経緯を踏まえると、やはり、ザック・スナイダー監督を更迭すべきだったのかもしれません。しかしながら…、


まさか「バットマン V スーパーマン」が、世間から沈没映画と見なされるだなんて予想していなかったワーナーは、同映画の評価と興業の結果を待たずして、早々と勝負のコミックヒーロー大集合映画「ジャスティス・リーグ」のメガホンをザック・スナイダー監督に託して、準備を進め、先月4月はじめにクランクインをしてしまいました…。

そのように撮影が始まってしまった以上、現在、巻き起こっているザック・スナイダー監督をクビにしろ!!というコミックヒーロー映画ファンからの過激な要求になど到底、応じられるわけがありません。しかし、かと言って、このままザック・スナイダー監督ひとりに任せておいて、本当に大丈夫なのか…?!と、当の自分たちも不安なわけですから、映画のクォリティを引き上げることを目指しつつ、ファンの不満のバッシングを鎮める妥協案?!として、すでに現場にいる若き名匠のベン・アフレック監督を総指揮に任命し、お互いに意気投合している間柄のザック・スナイダー監督との共同作業で、「ジャスティス・リーグ」を仕上げてもらおう…!!という異例の動きに相成ったようです。


よって、前述の「アルゴ」より前の「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)、「ザ・タウン」(2010年)といったクールなクライム映画で、こだわりの映画通に人気のベン・アフレック監督が本腰を入れて、監修してくれるらしいとなれば、コミックヒーロー映画ファンならずとも、「ジャスティス・リーグ」により興味を抱いて然るべきかもしれませんし、また、自らメガホンをとって、単独主演するスピンオフ映画「バットマン」との絡みも考慮すると、ベン・アフレック監督にとっても、ザック・スナイダー監督との二人三脚で「ジャスティス・リーグ」の内容をある程度、コントロールできる権限を与えられたのは好都合なのかもしれません。


いずれにしろ、これでDC・シネマティック・ユニバースの崩壊説に終止符が打たれれば、よいのですが、CIAリーダーのコミックヒーロー映画ファンのみなさんは、「ジャスティス・リーグ」の映画の中で、ヒーロー戦隊のリーダーをつとめるらしいダークナイトが、スクリーンの外のカメラの後ろでも、リーダー・シップをとってくれるらしい昇進人事について、どのような期待と意見をお持ちになられたでしょう…?!







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