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トム・クルーズ主演の人気スパイ・アクション映画シリーズの最新作「ミッション: インポッシブル 5」を製作・配給するパラマウント映画が、当初に予定してた全米での今年末12月25日のクリスマス・ロードショーを取り止め、いきなり、約5ヵ月も封切りを繰り上げ、今夏7月31日に公開することを発表しました…!!



トップの写真(↑)のように、スーパースパイのイーサン・ハントに扮したトム・クルーズが、軍用機のエアバス A400M の機体外壁にしがみついて、上空1,500メートルを飛行する!!という、死んで当たり前の危険すぎるスタントを大成功させた神業が大きな話題になっている「ミッション:インポッシブル 5」は、最初のセット・フォトを昨2014年8月末に紹介したように、けして今夏の全米公開が無理ではないスケジュールで製作がスタートしていたのですが、いきなり、約5ヵ月もの公開繰り上げは、やはり、VFX の仕上げ作業などの面において、クリストファー・マッカリー監督(「ジャック・リーチャー」2012年)に大きな負担をかけることになると思われます。なので、そのようにしてまで、パラマウント映画が「ミッション:インポッシブル 5」の全米公開を急いだ背景が気になるわけですが、その理由としては…、

理由 ①: 「M:i:Ⅴ」に先がけて、「007」シリーズの最新作「スペクター」が、11月6日に全米公開されるので、同じスパイ・アクション・ジャンルの映画を、一般の観客が2ヵ月連続で観たがらないかもしれない。


理由 ➁: 12月25日の1週間前の12月18日に全世界で同時公開される「スター・ウォーズ: ザ・フォース・アウェイクンズ」に寄せられる期待が、想像以上に大きかったことで、「ミッション:インポッシブル」でも、ジェダイの快進撃にブレーキをかけるのは、インポッシブルに思える…。

…といった前門の虎を2匹も抱える状況において、ソニー・ピクチャーズが先週のはじめに、サシャ・バロン・コーエン主演のコメディ映画「グリムズビー」の今夏7月31日全米公開を取り止めて、来年2016年2月26日封切りに先送りを発表したことで、確保できるようになった上映館を逃さず、すかさず、後がまに飛び込んだ格好ですが…、


しかし、パラマウント映画がそもそも、ディズニーが「エピソード7」の12月18日全世界公開を発表した後で、「ミッション:インポッシブル 5」の12月25日全米公開を決めていた経緯からすると、封切りを半ば無理矢理?!のように、約5ヵ月も繰り上げることにした、第3にして最大の理由は、同社が今夏の勝負映画と見込んで、7月1日の全米公開日を設定した「ターミネーター: ジェニシス」の前評判が極めて絶不評で、もはや、コケるのは目に見えているため、書き入れ時の夏場に儲けるどころか、むしろ赤字を出しかねないリスクを懸念しての決断ではないでしょうか…?!


とまぁ、そうしたパラマウント映画の台所事情はさておき、「ミッション:インポッシブル」シリーズのファンの方々としては、この大きな前倒しによって、急ピッチにならざるを得ない仕上げ作業が、映画の完成度に影響をしてしまわないか…?!が心配ですね…。なお、トム・クルーズのイーサン・ハントが新たに迎え撃つライバル映画は、ジェイク・ジレンホール主演のボクシング映画「サウスポー」、ルーク・ブレイシー主演のリメイク版「ハートブルー」の「ポイント・ブレイク」、ライアン・レイノルズ主演のSFスリラー「セルフレス」といった作品です。また、パラマウント映画は、「ミッション:インポッシブル 5」が抜けた12月25日の全米公開日に、本来であれば、5月29日に封切るはずだったアクション・アドベンチャー映画「モンスター・トラック」の封切りを遅らせて、穴埋めをしています…!!







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