************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ザ・ギャンブラー」の写真を初公開してくれたUSA Todayのブライアン・アレクサンダー記者の取材に応じたマーク・ウォールバーグのコメントによれば…、
“ 減量のことは忘れてくれ。それより俺にとって、もっと大変な挑戦だったのは、そもそも、俺が大学教授を演じて、観客にそれらしい説得力を感じてもらえるか、どうか?!だったんだ。 ”
…とのことで、高校を中退して、とんでもない乱暴者のストリート・ギャングだったことで、過去に悪名高い番長は、自分なんかが、インテリの役を演じるのは、ミスキャストだ!!と謙虚に自嘲して、役に臨んだようですが、そういう、自分をよくわかっている辺りの気取りのなさが、番長のファンの方にとっては、あぁ、この人は憎めないよなぁ…!!といった魅力ですよね…!!



…と、冒頭で紹介したマーク・ウォールバーグの “ 自分なんかが大学教授を… ” といったコメントに対して、ベテランの映画通の方は、「フランス軍中尉の女」(1981年)でも知られる名匠の故カレル・ライス監督が、ロシアの文豪ドストエフスキーの「賭博者」を原作として、ギャンブル中毒の大学教授の転落を描いたオリジナル映画の「熱い賭け」(1974年)にしたって、主演していたのは、「ゴッドファーザー」シリーズなどの強面俳優のジェームズ・カーンだったじゃないか…!!と、そのオリジナル映画の実績を踏まえれば、番長が主演するのは、むしろ、当たり前?!と理解して頂けるかもしれませんが…、


マーク・ウォールバーグとしては、寝食を忘れて、ギャンブルにハマッていく文学教授らしく見せる外見の役作りとして、約27キロも減量の超ダイエットに挑んだそうで…、
“ 27キロも体重を落とすのは愉快じゃなかったな。大体にして、俺は腹が減ると、むかつくんだよ!!”
…と、まぁ、日頃はアクション映画に備えて、トレーニングに励んでいるせいもあるでしょうが、1日に6食や、7食も食べるという大食漢のマーク・ウォールバーグが、健康を害さないように医学的に考慮されたジュースばかりでガマンしたそうですから、相当に毎日、むかついていたことになりますが、その甲斐あって、ご覧のように、「ペイン & ゲイン」(2013年)で蓄えた筋肉は消え失せ、ギャンブル中毒の病的なインテリのように観えなくもないかと思いますが、CIAリーダーのみなさんは、番長の激ヤセの努力の結果を見て、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!


今から3年ちょっと前の2011年8月に、名匠マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの5本めのコンビ作!!として、リメイク映画化が決定したニュースをお知らせしたものの、スコセッシ監督とレオの名コンビが結局、5本めのコンビ作に、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013年)を優先してしまったことから、その両者と「ディパーテッド」(2006年)でチームを組んだ間柄のマーク・ウォールバーグに主演がまわってきたリメイク版「熱い賭け」の「ザ・ギャンブラー」のメガホンをとったのは、新生「猿の惑星」シリーズの第1弾「ライズ・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」(2011年)で、古典SF映画を見事にアップデートしてみせた手腕を持つルパート・ワイアット監督!!


共演者として、マーク・ウォールバーグが演じる文学教授の主人公 ジム・ベネットに立ち直りのキッカケを与えることになる教え子の女子大生は、「21 ジャンプ・ストリート」(2012年)などのブリー・ラーソン(↑ トップの写真)。そして、番長に博打のお金を貸す高利貸しの怖い人…という、名前とは裏腹の役に起用されたジョン・グッドマン(「アルゴ」2012年)のほか、近年はテレビシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」で知られる、上 ↑ の写真のオスカー女優のジェシカ・ラング(「トッツィー」1982年)らが参加している「ザ・ギャンブラー」は、北米で今年末12月19日から限定公開で封切りです…!!、さて、マーク・ウォールバーグは激ヤセ効果で、オスカーの最優秀主演男優賞にノミネートを果すことができるのか…?!、映画の出来栄えが楽しみにですね…!!

《関連記事》
The Gambler: マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのコンビが復活!!、ジェームズ・カーンが主演した、文豪ドストエフスキー原作の70年代の賭博映画「熱い賭け」のリメイクで、レオが破滅の人生を演じる!!(11.8.27)







【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA