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バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」を上映中のコロラド州デンバーのシネコン、センチュリー・オーロラ16で、自分は前作「ザ・ダークナイト」(2008年)に登場したジョーカーだ…!!と自称するジェームズ・ホームズ24歳が引き金をひいた恐ろしい無差別殺人の銃乱射事件“バットマン・シューティング”の影響は、どうやら、ひとまずは無かったようで、クリス・ノーラン監督の完結編がいきなり、大ヒットを記録してしまいました…!!










バットマン・シリーズを製作・配給するワーナー・ブラザースが、北米では今日となる封切り日の7月20日(金)に日付けが変わった深夜直後にスタートした、言うなれば前夜祭のミッドナイト興業で、完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」が並のヒット映画のオープニング成績に匹敵する約3,064万ドルをいきなり叩きだしてしまいました…!!

バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」のミッドナイト興業の売り上げ=約3,064万ドルは、330館のIMAX シアターを含む全米3,825館から集めたもので、通常の映画館での平均売り上げは、1館あたり=約8,010ドルで、トータルで約223万ドルを集めたIMAX シアターのアベレージ成績は約7,041ドルでした。

この「ザ・ダークナイト・ライズス」のミッドナイト興業の結果は、前作「ザ・ダークナイト」(2008年)の同売り上げ=約1,850万ドルを大きく、しのいだもので、完結編への期待がどれだけ大きかったのか?!、あらためて窺い知ることのできた感じですが、その「ザ・ダークナイト」の記録をわずかに抜き、ほぼ同等の約1,870万ドルを売り上げた今夏のウルトラ・メガヒット作「アベンジャーズ」と比較しても、ダークナイトのスタートダッシュの勢いがどれだけ猛烈なものか、お察しいただけるかもしれません…!!


が、ただし、同じコミックヒーロー映画と言っても、どちらかと言えば、子ども向けの「アベンジャーズ」に対して、ハナから大人の観客を対象にしている「ザ・ダークナイト・ライズス」が、子どもや、家族連れのファミリー層はまず、やって来ないミッドナイト興業で勝利するのは当然と言えば当然で、この結果をもってして即座に、トリロジーの完結編が「アベンジャーズ」の驚異的なオープニング成績=約2億743万ドルを突破するにつながるとは思えません。


また、昨夜来からお伝えした、冒頭のバットマン・シューティング事件のショックが、これから週末にかけて、徐々に影響し始めるであろうことも踏まえると、その期待された「アベンジャーズ」超えの映画史上最大のオープニング・ヒットを狙うのは、ほぼ不可能と言っていいのかもしれません…。
しかしながら、「ザ・ダークナイト・ライズス」が前作「ザ・ダークナイト」のオープニング成績=約1億5,841万ドルを抜いて、シリーズ最大の封切りヒットをモノにすることだけは、現時点で確実に間違いはなさそうです。


トワイライト・サーガ: エクリプス」(2010年)が記録した4,468館の映画史上最大の超拡大公開に次ぐ、2番めの記録となる4,404館もの規模で、いよいよ本格的に全米デビューする「ザ・ダークナイト・ライズス」が一体、どれだけの巨額を稼ぎ出すのか?!、その成果は週明け月曜日アサ恒例の全米映画ボックスオフィスBEST10でお伝えします!!、お楽しみに…!!


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