************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


今年末に、「タンタンの冒険」(12月23日全米公開/パラマウント映画)と「ウォーホース」(12月28日全米公開/ディズニー映画)という、ジャンルもスタイルもまったく異なる2本の新作映画を連続発表するスピルバーグ監督が、今秋から撮影にとりかかる「リンカーン」(2012年12月全米公開予定)の次の映画「ロボポカリプス」の製作に、20世紀FOXが出資してくれることになり、ウルトラ超大作が現実に可能となりました…!!






Deadline NY のマイク・フレミングが、スピルバーグ監督の「ロボポカリプス」に20世紀FOXが出資する…!!という独占スクープを放ったのに対して、業界メディアのライバルとして負けていられない THR が、その映画は再来年2013年7月3日全米公開だ…!!と厳密な封切り日をスクープすることで斬り返しました…!!

2大業界メディアが火花を散らし、先を争って報じたスピルバーグ監督の特大注目の最新作「ロボポカリプス」は、昨2010年の春に、やはり、Deadline NY のマイク・フレミングが、原作者のダニエル・H・ウィルソンが小説を完成してもいないのに、スピルバーグ監督が、謎のモンスター映画「クローバーフィールド」(2008年)の脚本家ドリュー・ゴダードを雇用して、シナリオを練り始め、自らの監督作として映画化を検討することになった…!!と伝えていたものですが、それがどうやら、映画のスケールが、かなり大きくなってしまったようで、スピルバーグ監督の映画スタジオ ドリームワークスは、業務提携するディズニーの他に、第3者(社)の出資を求め、20世紀FOXがそれに応じてくれたことで、ようやく企画が現実のものとして動き出すことになったようです…!!

THR が伝えたように、北米では再来年2013年7月3日からディズニー映画として封切られ、それ以外の世界各国では、20世紀FOXの作品として公開されることになる「ロボポカリプス」は、前述のロボット工学の専門家のエンジニアにして、科学エンタテインメント番組の司会などもつとめている、33歳の若い作家ダニエル・H・ウィルソンが、今夏の2011年6月に出版した同名SF小説を映画化するもので、ちょっと変わった言葉のタイトルは、ヨハネの黙示録、もしくは「地獄の黙示録」(1979年)の “黙示録” を意味する “アポカリプス” と、ロボットを組み合わせた造語です。


お話の内容は、人々があらゆる場面でロボットの働きに大きく依存し、ロボットの存在が社会を構成する一部にまでなってしまった近未来を舞台に、高度な人口知能を持った1体のロボット アルコスが覚醒して、反乱を起こし、人類とロボットの間で覇権をめぐる戦争が勃発する…!!といったもので、作者のダニエル・H・ウィルソンは、ブラッド・ピット主演で、つまらない映画化が進められている…と、ホラー映画ファンから不評の「ワールド・ウォー Z」(2012年12月21日全米公開)の原作(マックス・ブルックス著)をお手本にしたことを認め、同書のようなモッキュメンタリー的な体裁で、体験者の証言や、監視カメラの映像の記述をまとめるといった詳細を積み重ねることで 人類 VS ロボットの戦争の記録を綴っているそうです。



果たして、スピルバーグ監督がそうした原作のモッキュメンタリー的なスタイルを流用して、「ロボポカリプス」を映画化するのか、どうか?!はわかりませんが、人類 VS ロボットの戦争と言われれば、ジェームズ・キャメロン監督の「ターミネーター」シリーズで描かれた 人類 VS スカイネット の戦いを連想されたCIAリーダーの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、原作者のダニエル・H・ウィルソンは、同映画よりはむしろ、いわゆる、ロボット三原則をまとめたことで知られる SF小説の大家の故アイザック・アシモフが創りあげたロボットの世界によりどころを置いたそうなので、類似作としては、ウィル・スミスが主演した「アイ,ロボット」(2004年)をイメージしておく方がよいのかもしれません。

ダニエル・H・ウィルソンが原作を完成しないうちから、映画の脚本化にとりかかったライターのドリュー・ゴダードは、「クローバーフィールド」以前に、「エイリアス」や、「LOST」といったテレビシリーズのシナリオを手がけたことで、J・J・エイブラムス監督とのコラボでよく知られる人ですが、同時に、コミックヒーロー大集合映画「アベンジャーズ」(2012年5月4日全米公開)のジョス・ウィードン監督と師弟関係でもあり、「バフィー: ザ・ヴァンパイア・スレイヤー」のシナリオを執筆していたほか、両者は協力して、先々月7月に初公開の写真を紹介したホラー映画「ザ・キャビン・イン・ザ・ウッズ」を製作し、ドリュー・ゴダードは監督デビューを果たしています。なので、ドリュー・ゴダードは、オタク志向をよく理解していますから、SFファンや、ジャンル系映画のファンが納得できるシーンや展開が、「ロボポカリプス」には期待できるのではないでしょうか…?!

スピルバーグ監督は、冒頭で示したように、ダニエル・デイ=ルイスが合衆国第16代大統領を演じる「リンカーン」の撮影に、今秋から取り組み、まずはその念願の作品を完成させることに集中するでしょうから、20世紀FOXのおかげで製作費のメドがついた「ロボポカリプス」には、かねてから予定していた通り、来年2012年から本格着手するものと見込まれます。それでも、まぁ、それ以前から、追い追いに準備は進めるはずなので、誰が主演するのか?!など、続報を楽しみにしておきましょう…!!、「トランスフォーマー」シリーズや、近未来ロボット・ボクシング映画の「リアル・スティール」(10月7日全米公開)で、ドリームワークスが培ったロボットの動きを表現する技術を、ついにスピルバーグ監督が本格的に駆使する機会がめぐってきましたね…!!

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