先週の金曜日(8月5日)に、ペンシルベニア州ピッツバーグのカーネギーメロン大学で行われたロケに登場したアン・ハサウェイですが、いまの時期にはピッタリな薄い生地の涼しげで、爽やかな白いドレスですね…！！、しかし、スタッフの方から何やら指示を受けている様子からすると、この写真は映画のカットの撮影半ばで、アン・ハサウェイが着ている夏向きのドレスは、「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)の白の女王らしい？！私服ではなく、彼女が演じるセリーナ・カイルの衣装…？！、だとしたら、CIAリーダーのみなさんは、すでによくご存知のように、バットマンと悪役のベインが雪の舞う中で戦い、現に写真の背景の階段にも、フェイクの雪が散りばめられているように、真冬を舞台とするシリーズ完結編の設定と、アン・ハサウェイの衣装とは、不評のキャットウーマンのコスチュームと同じく、またミスマッチだ…ということになります…。



まずは、当の本人は、売れっ子の映画女優らしく？！涼しげな白のドレスを着飾っていたのとは対照的に、アクション・シーンで代役をつとめるスタント・ダブルの女性の方が、全身黒づくめで、きっと、かなり暑いに違いないキャットウーマンのスーツに身を包み、バットポッドで颯爽と登場したのはよかったものの、車体のコントロールをミスして、カメラマンに突っ込み、高額な IMAXカメラを破壊してしまったアクシンデントの様子のビデオをご覧ください…！！

この最新鋭の IMAXカメラのお値段は約50万ドルとのことで、日本円にすれば、約3,855万円ですから、見た目の状況以上に、映画を製作するワーナー・ブラザースにとっては痛い事故だったわけですが、保険にも入っていたのか？！、クリス・ノーラン監督は、スタッフ・出演者にケガがなかったのをよしとして、誰かを咎めるでもなく、冷静に事態に対処されたそうです。さすがは約2億5,000万ドル＝約192億7,750万円もの巨額製作費を預かっている大物映画監督だ…！！といった感じですが、しかし、シリーズ完結編の「ザ・ダークナイト・ライズス」にとっては、高額なカメラを壊してしまったことよりも、そのスタントウーマンの方が着ていたコスチュームが、ちっともキャットウーマンらしくない…というバッシングの方が、もしかするとダメージが大きいのかもしれません…？！


CIAリーダーのみなさんはお見通しのように、「インセプション」(2010年)のクリス・ノーラン監督の映画はひと筋縄ではいかない部分を隠し持つ可能性がありますから、先週末(8月5日)に緊急でリリースされたアン・ハサウェイが黒づくめのコスチュームで登場したキャラクター・フォトについて、CIAでは、ワーナー・ブラザースが写真につけたタイトルどおりに、セリーナ・カイルと紹介し、これが「ザ・ダークナイト・ライズス」で、アン・ハサウェイが変身するキャットウーマンだ…！！という断言は、ひとまず避けることにしました。しかしながら、バットマンの現場をしばし離れて、来週末の8月19日(金)から全米公開される最新主演作の恋愛映画「ワン・デイ」(フォーカス・フィーチャーズ配給)のプロモーションのため、様々なメディアの取材に応じたアン・ハサウェイのコメントによれば、どうやら、すでに見た一連の写真の姿をもって、これがクリス・ノーラン監督なりのキャットウーマンだ…！！と言って、差し支えはなかったようです…。


フツーの女の子がプリンセスのお姫さまに憧れるのとは裏腹に、自分は少女時代からキャットウーマンになりたかったから、その夢がようやく叶った…！！などと、だったら、デビューを果たした出世作の「プリティ・プリンセス」シリーズは何だったのか…？！とツッコまれそうなコメントを、ゴシップ・サイトの Access Hollywood では語っていたアン・ハサウェイを取材した映画サイト Shockya のペリー・ネミロフによれば、アン・ハサウェイは、上 ↑ のようなビデオや、また、先週の土曜日にご覧いただいたセット・フォトのような写真がインターネットに氾濫することについて、とても残念に思っているそうで…、

“誰もが、あれらの写真に、ちょっと不満を感じたのだと思うけれど、でも、それは完成に到っていない、まだ途中の段階なんだから仕方がない…”

…とのことで、自分が演じるキャットウーマンのコスチュームが、ちっともキャットウーマンではなく、「アイアンマン2」(2010年)のブラックウィドウ？！、それとも、「G.I.ジョー: ザ・ライズ・オブ・コブラ」(2009年)のバロネス？！といった、ありきたりな印象で期待を裏切り、映画への期待が大きくトーンダウンしてしまっことについて…、

“誰も気にしていない。正直なところ、出来上がった映画をご覧なさい！！といった感じ。クリス監督はトンデモない映画を作っているし、完成する作品は、万人のイメージを超えたものになると思う。
誰も想像が及びつかないようなことを、クリス監督はしている…”

…だそうで、アン・ハサウェイ自身、シナリオを読むまでは、とうてい思ってもみない、まさか、バットマン・シリーズの完結編がこうなるなんて…！！といった、やっぱり、クリス・ノーラン監督らしい、ひと筋縄ではいかない展開が待ち受けているようです。そして、アン・ハサウェイは…、

“公開された私の写真についても、あれがすべてじゃない。せいぜい、キャットスーツの10分の1を見たか、見なかった程度のことでしかない。キャットウーマンについて、世間が不満だと、わたしがわかっているんだから、クリス監督も当然、わかっている。わかっていて、クリス監督は楽しんでいると思う。
クリス監督はね、みなさんが思う以上に、状況をコントロールしているのよ…”

キャットウーマンのコスチュームは、まだ全貌を明らかにしてはいない…といった主旨の発言は、このShockya のインタビューに先がけて、MTV の取材でも、アン・ハサウェイは語っているので(↓)、どうやら、すでに見たコスチュームに追加される要素か、あるいは、さらに別の未公開のコスチュームが用意されている可能性もあるのかもしれません。また、キャットウーマンがバットポッドに乗るのが一時的なことではなく、セリーナの愛車になるのであれば、ヘルメットのようなものを被っても、おかしくはないでしょうし、それにキャットウーマン・ファンの方が期待している猫耳がついているのかもしれませんね？！




クリス・ノーラン監督の地元のイギリスでは厳重警戒だった「ザ・ダークナイト・ライズス」のロケが、ピッツバーグに移るなり、開けっぴろげとなり、写真やビデオが氾濫しすぎで、ネタバレに思えるようなディテールが連発していることから、正直なところ、それらを一切合財お伝えするのは、完成した映画を観る楽しみを徐々に奪ってしまうのでは…と気にしていたのですが、アン・ハサウェイによれば、本当に肝心な点はメディアに漏れないよう、クリス・ノーラン監督はキチンと蓋をしてくれているようなので、今後も Batman News の続報をお楽しみいただければと願います…！！


上 ↑ のキャットスーツが10分の1なら、残りの10分の9は何やねん？！という、キャットウーマンの全貌が大変に気になるバットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」は、ワーナー・ブラザースの製作・配給により、来年2012年7月20日から全米公開です！！





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