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ミュージック・ビデオなので、歌手のクリスティーナ・アギレラが主演して当然の「ショーガール2」…と思わない人は、「グリッター2」と思っている失敗作を、ソニー・ピクチャーズが作品の内容には適さない公開規模である全米3,037館の約3,500スクリーンで封切ってしまったオープニング成績は約1,180万ドルで、感謝祭興行の5日間のトータルでは約1,715万ドルの売り上げとなりました…!!、感謝祭のホリデイ・ウィークエンドに向けて封切られた計4本の全米公開映画の新作の中では、ディズニーの「塔の上のラプンツェル」に次ぐ好成績で、ひとまず上位ランキングにも入れたわけですが、この成績ではソニピの重役はアタマを抱えてしまうしかありません…!!








この「ショーガール2」、もしくは「グリッター2」を作ったのは、ソニー・ピクチャーズの傘下で、主にジャンル系映画の小品の製作を手がけている子会社のスクリーン・ジェムズです。親会社のソニピの重役がアタマを抱えてしまう理由は、この単なるミュージック・クリップに、スクリーン・ジェムズが同社の看板シリーズであるヒット作「バイオハザード」と同等の同社史上最大規模となる製作費=約5,500万ドルをつぎ込でしまっているからです…。
よって、最も稼ぎの見込めた感謝祭興行の売り上げが2,000万ドルにも届かないのであれば、この映画がその製作費の資金を回収して、利益をあげられる目星はちょっと、かなり厳しいことになります。


スクリーン・ジェムズが、クリスティーナ・アギレラのミュージック・ビデオに大金を投資した理由としては、企画がよかったのではなく、同社の社長のクリント・カルペパー氏が、本作の監督のスティーヴ・アンティンにチOコを立たせてもらった…!!という個人的に親密な間柄が判断を誤りに導いた…というウワサが一部でささやかれています。
とまぁ、そのように説明されれば、過去にDVDスルーのスリラー映画「グラスハウス2」(2006年)しか作っていない実力未知数のスティーヴ・アンティン監督が、「ショーガール2」みたいな陳腐な内容に、クリスティーナ・アギレラ、シェール、スタンリー・トゥッチといった名優と、なぜ、多額の製作費を使うことができたのか、納得のいく感じで…、世間では往々にして、こうした後悔ではなく、チOコが先に立った失敗というのは、よくあることですね。

「ショーガール2」、もしくは「グリッター2」の映画の格付けサイト RottenTomatoes での評価は腐敗の33%で、Metacritic では中間点の49ポイントがつけられています。
1時間40分のミュージック・ビデオだと自分に言い聞かせて、そういう場面だけを集中的に観れば、ゴージャスで悪くない作品ですが、映画と思って観ると、三文芝居に腹立たしい気にさせられるようです。
要するに、どうでもいい映画なわけですが、多少なりとも目の肥えた、まともな映画ファンの方なら、ひどいデキの予告編を観て、苦笑し、それだけで絶対に映画館では観ないはずですね…!!

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