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「ムーラン・ルージュ」ミーツ「キャバレー」を謳い文句にしていた企画ですが、出来上がった映画は、「コヨーテ・アグリー」ミーツ「ショーガール」のように観えます…。






全米大ヒットのコメディ映画「ゲット・ヒム・トゥ・ザ・グリーク」に、歌手のクリスティーナ・アギレラ役で出演しているクリスティーナ・アギレラが、自分以外の役どころを演じて、本格的に女優デビューを飾るミュージカル映画の最新作「バーレスク」の予告編を、配給のソニー・ピクチャーズが初公開しました…!!

歌手のマライア・キャリーが埋もれていた歌の才能を開花させ、成功するヒロインを演じ、本格的に女優ビューを失敗した「グリッター」(2001年)で観せていたのと同じように下手な素人演技で、クリスティーナ・アギレラが埋もれていた歌の才能を開花させ、成功するヒロインを演じる本作は、その題名どおりにバーレスクを舞台としたもので、脚本・監督をつとめた元俳優のスティーヴ・アンティンは…、バーレスクからスタートして、音楽ユニットとして成功をおさめたプッシーキャット・ドールズの仕掛け人である、バーレスク・ブームの火付け役ロビン・アンティンのお兄ちゃんです。
よって、その一山当てた妹の成功の尻馬に乗っかって、刑事ドラマ「NYPDブルー」などに出演していた、パッとしない俳優の兄スティーヴが、第2のプッシーキャット・ドールズを目指すオーディション番組のプロデューサーとなった挙げ句、言わば、その俗なリアリティ・ショーを、ついでに映画化してしまったのが、この「バーレスク」だ…といった見方ができそうですね。
ですから、映画の内容に観るべき新しさはなく、アイオワの田舎から成功を夢見て、大都会のロサンゼルスにやって来たクリスティーナ・アギレラの主人公アリが、シェール(↓)の演じるテスがオーナーをつとめるバーレスクで働き始めますが、その役割はウエイトレスの下働きで、ステージに立つチャンスを与えてもらえない…。ところが、女子高生探偵ヴェロニカ・マーズのクリステン・ベルがある夜、酔っ払ってしまい、舞台に立てず、その代役をモノにしたアリは、ついに秘めた才能である自分の美声を披露することに…!!、そうして、折りしも、店を抵当に取られ、経済的に追いつめられていたテスは、アリの驚異的な歌唱力を頼りに、これまで口パクで、ちょっとエロいダンスを見せるだけだった自分のまがいもののバーレスクを一流の店に変え、共に成功を目指す…ッ!!


共演者として、バーレスクの舞台を取り仕切るステージ・マネージャーは、「ジュリーとジュリア」(2009年)のスタンリー・トゥッチ(↑)、アリの恋の相手は、「プリースト」(2011年5月公開)のキャム・ギガンデット、アリを引き抜きにかかる起業家は、「オープン・ウォーター2」(2007年)のエリック・デイン、そして、X-MENのミュータント、ナイトクローラーのアラン・カミングがバーレスクのドアマンを演じています。


前述の監督スティーヴ・アンティンが、本作以前に発表したのは、「グラスハウス2」(2006年)なんてDVDスルーのスリラー映画の1本だけ…。となれば、この「バーレスク」の出来栄えも推して知るべしですが…、本作は今秋11月24日から感謝祭のホリデイ映画として全米公開!!、日本でも年末12月公開でホリデイ映画のようです!!
バーレスクが舞台だけに見た目はゴージャスですが、そんな目くらましに惑わされない映画ファンの方々は、上 ↑ の陳腐な予告編を観て、これもDVDスルーで充分では…と、ひとまず、ため息をついたかもしれませんが…、さて、CIAリーダーのみなさんは、クリスティーナ・アギレラの女優デビューは成功すると思われるでしょうか…?!





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