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新たにリリースされたポスター(↑)では、ワーナー・ブラザースは苦肉の策として?!、タダでさえ二枚目ではないジョシュ・ブローリンが、さらに醜いメイクをほどこしたヒーローの顔半分をシルエットで隠してしまいました…。





今週の火曜日(27日)に、予告編の予告編をご覧いただいた、ジョシュ・ブローリン主演のスーパーナチュラル西部劇「ジョナ・ヘックス」の本当の予告編を、製作・配給のワーナー・ブラザースがリリースしました…!!
ピクサーの元アニメーターで、「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」(2008年)を大ヒットさせたジミー・ヘイワード監督が、初の実写映画に挑んだDCコミックス原作の本作は、先の記事でもお伝えしたように、「アイ・アム・レジェンド」(2007年)のフランシス・ローレンス監督が助っ人に駆りだされ、追加の撮影を行うなどしましたが、すでに大失敗のスクラップ映画だと考えられています。
そのため、映画の修正に手間取り、遅れに遅れた予告編の初公開には、そうした悪評を拭い去る期待が込められていましたが…、う~ん…、思ったほどにひどくはなさそうなものの、評価を逆転するほどのインパクトはなかったのではないでしょうか…?!
また、早速、この予告編を鑑賞した欧米の映画ファンの中に、ジョシュ・ブローリンの右半分が焼けただれた醜悪な顔を、約2分半の予告編を通して観るだけでも忍耐を強いられた…という人が少なくないようです…。
ならば、そんな目をそむけたくなる主人公の復讐劇を、映画館の大きなスクリーンで、1時間半か、2時間そこらの間、じっくりと眺めたい…!!と思う観客が、いったい、世の中にどれだけいるのか…?!
つまり、「バットマン/ダークナイト」(2008年)のアーロン・エッカートのトゥーフェイスが主役のスピンオフ映画を、大ヒット狙いのサマームービーのアクション映画として作るか…?!といった疑問と同じようなことですよね…。



このジョナ・ヘックス役には、「パニッシャー」(2004年)や、「ミスト」(2008年)の男前俳優トーマス・ジェーンが名乗りをあげ、自前でお金を出し、自分に特殊メイクを施した売り込みのプロモーション・フォトを撮影するなどしていました。
ジョシュ・ブローリンの特殊メイクは、クリント・イーストウッドをイメージした原作コミックのキャラクターの顔に忠実なのですが、約2年前の2008年6月にココで紹介したトーマス・ジェーン版のジョナ・ヘックスの方が特徴的な醜悪さを、映画のダークヒーローとして、観客が受け入れられる許容範囲の中に収めて、観やすい感じにうまくアダプテーションできていたと思います。
それにジョシュ・ブローリンよりも、トーマス・ジェーンの方が土台がいいので、醜悪な右半分を、ハンサムな左半分で補えた可能性もあるでしょう…。
ワーナー・ブラザースとDCコミックスは、「ジョナ・ヘックス」を“第2の「バットマン」シリーズ”にしようと大きな期待をかけていましたから、「ノーカントリー・フォー・オールドメン」(2007年)で魅せた迫力の演技力が確かで、トーマス・ジェーンよりも俳優として格上のジョシュ・ブローリンを起用しましたが、その考えは誤りで、無名に近い出演料の安い俳優をコミックヒーロー映画の主人公に抜擢し、あくまでも、キャラクターの魅力で勝負して、効率よく利益を上げようとするマーベルのような発想を持つべきだったかもしれません。
CIAリーダーのみなさんは、「ジョナ・ヘックス」の予告編を観て、どのように思われたでしょうか…?!




ジョシュ・ブローリン主演のスーパーナチュラル西部劇「ジョナ・ヘックス」の内容は、予告編でご覧のように、南北戦争時代の西部を舞台に、まぼろしの「スパイダーマン4」の悪役ジョン・マルコヴィッチが演じる、ブードゥーの呪術をあやつるターンブルに家族を殺され、顔に醜悪な火傷を負わされた主人公のジョナ・ヘックスに不思議な超自然の力が宿って、無頼のガンスリンガーとなり、復讐を遂げようとする物語です。
醜いジュシュ・ブローリンを観て、疲れた目の保養になりそうなスケベ天使のミーガン・フォックスですが、ポスターや予告編を観た感じでは、ヒーローのパートナーとして準主役の戦うヒロインのようですが、本人が言うのには、“私は端役で、チョッとしか出てこないのよ…!!”とのことです。


早くも大沈没確定?!のワーナー・ブラザース映画「ジョナ・ヘックス」は、6月18日から全米公開!!、同じ日にディズニー・ピクサーの「トイ・ストーリー3」が封切られるので、とりあえず、「ジョナ・ヘックス」が興行ランキングで初登場第1位になることは絶対にあり得ないッ!!と言い切ってもよさそうです。

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