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ワーナー・ブラザースは作った以上、一応、ダメもとで、この映画も封切ってみるようです…?!






今週末の金曜日(30日)に全米公開されるリメイク版最新作「エルム街の悪夢」の冒頭で、初公開される「ジョナ・ヘックス」の予告編を、その前夜の29日に Syfy チャンネルが独占先行放送することになり、その予告編の独占先行放送を予告する、たった10秒間の予告編の予告編?!です。
DCコミックスの同名人気コミックを映画化した本作は、そもそもは「アドレナリン」シリーズのマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーの監督コンビのプロジェクトでしたが、主演がジョシュ・ブローリンに決定した後、両者のソリがあわなかった?!ようで、そうした際にありがちのベタな展開として、スターのエゴが優先され、企画開発を手がけてきたネヴェルダインとテイラーの側が降ろされてしまいました。
そして、ダークヒーローの過激バイオレンスを売りとするスーパーナチュラルなアクション映画を作るなら、「アドレナリン」なんかを作ってる連中より、こいつに撮らせるべきだろーがッ!!と、ジョシュ・ブローリンが適任者と考えた、「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」(2008年)のジミー・ヘイワード監督が起用され、同お子さまアニメばりのド迫力映画??を作ることになったのですが…。
素人でもわかるように、ぞうさんアニメの監督が、ダークヒーローのスーパーナチュラル・過激バイオレンス・アクション映画に向いているわけもなく、案の定、その監督起用は失敗となり、ワーナー・ブラザースは仕方なく、同社が製作した「コンスタンティン」(2005年)で、スーパーナチュラルな要素を描いて成功し、またやはり、同社の「アイ・アム・レジェンド」(2007年)で、ゾンビ・アクションを大ヒットさせた実績のある、つまり、「ジョナ・ヘックス」には打ってつけの人材で、ワーナーと親密な間柄のフランシス・ローレンス監督を助っ人に呼び、今年2010年1月末から2月初めにかけて、大掛かりな撮り直しを行い、ストーリーや、登場人物の設定なども変えてしまったようです。


そうした経緯から、「ジョナ・ヘックス」は宣伝プロモーションが遅れに遅れ、6月18日の全米公開まで、すでに2ヶ月を切ってしまった段階で、ようやく、ご覧のような最初の予告編の予告編を公開といった事態になってしまいました…。
すでに半ば、失敗作と考えられている「ジョナ・ヘックス」ですが、フランシス・ローレンス監督が、どういった立場で、どのように作り変えたのか…?!、その詳細はまだ、よくわかっていないので、ダメ映画とは決めつけられませんが、当初に期待されていた「アドレナリン」コンビによる「ジョナ・ヘックス」とは似ても似つかぬ作品に仕上がったことだけは間違いないと思います。
いずこからともなく現われた無名のサム・ワーシントンに、役を奪われた腹いせか?!、「ターミネーター4/サルベーション」(2009年)の失敗をあざ笑っていたジョシュ・ブローリンですが、まさか、その1年後に自分が嘲笑される側に立つとは思っていなかったでしょうね…。

2月5日に行われた「ジョナ・ヘックス」撮り直しの様子のスナップ。

果たして、「アドレナリン」のジェイソン・ステイサムよりも、「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」のぞうさんの方がクールだと考えた?!ジョシュ・ブローリンのカン違いの汚名は返上されるのか?!、ひとまず、今週末の「ジョナ・ヘックス」の本当の予告編のリリースを待ちましょう…!!

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