************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


今週の日曜日(25日)に、Mr・サンスターさんの「ディストリクト9」(邦題「第9地区」)のレビューをお届けした際、3D映画サイト MarketSaw が独自に入手した情報にもとづき、続編の「ディストリク10」(仮題)の撮影が今秋10月からスタートするらしい…と書きましたが、それが誤りであることが判明したので訂正しておきます…!!

CMディレクターのニール・ブロムカンプが、自らの短編映画を長編化したSFモッキュメンタリーのアクション映画「ディストリクト9」(2009年)の主人公のヴィカスが、イギリスの映画メディア、エンパイアのインタビューに応じて、語ったところによれば…、
“ニールは続編を作りたいと思っているし、ぼくも続編を望んでいる。でも、ニールは先に別の映画を作ることにしている。ぼくの考えでは、もしすべて順調に事が運んだ場合、ぼくたちはこれから2年間のうちに、続編を観られると思う…。“”
…とのことで、「ディストリクト9」の続編「ディストリクト10」の撮影が今秋から始まる…!!というのは全くデタラメで、上 ↑ のシャールト・コプリーの発言にもとづけば、実際は2012年ごろに撮影を予定していることになります…!!
で、気になる続編の内容ですが…、
“続編の物語の進め方は、かなりたくさん考えられる。映画がそれ自体の世界を持っているからなんだ。大勢の脚本家が、自分の映画もそうだと言うと思うよ。けれど、ぼくたちは本当に、ひとつの別の世界を創り出したんだ…!!”

“実際のところ、ニールは前日譚のプリクエールに、とてもとても興味をひかれているんだ。そうしたことを、彼は何度か、語っていた。ぼくたちはハリウッド映画の典型的な続編なんて作りたくない。
例えば、それは単にエイリアンの数を100に増やして、人類VSエイリアンの総力戦を描く…といったような続編だ。”
…というわけで、ニール・ブロムカンプ監督は、今年2010年1月にロサンゼルス・タイムズの映画ジャーナリスト、ジェフ・バウチャーのインタビューに応じた中でも、“続きよりも、プリクエールの方がおもしろいと思う…”と語っていたので、どうやら、第2弾が“それ以前”の物語になるのは間違いなさそうです。


では、その“それ以前”の物語とは何か…?!と言えば、「ディストリクト9」の脚本を執筆したテリー・タッチェルが、Creative Screenwriting 誌の催したイベントで、“そもそものオリジナルのシナリオには、エイリアンたちの巨大なUFOのマザーシップが地球に到着し、その母船に政府の人間が乗り込んで、内部で展開するくだりがあったが、製作費の都合で撮影日数が足りず、映像化できなかった…”と語っていましたから、そうしたエイリアンたちが地球にやってきた経緯と、人類と遭遇した当初の様子に焦点をあてた内容になるのかもしれません…?!

いずれにしろ、シャールト・コプリーが述べたように、“すべて順調に事が運んだ場合”でも、続編製作までに2年はかかるようですから、万事が予定通りには進まないハリウッドのお話だけに、ひとまず、「第10地区」が当分、作られることはない…と考えて、大きな期待は持たないほうがよさそうですね。
なお、 MarketSaw が伝えた今秋から撮影予定の映画は、ヴィカスが言っていた“先に別の映画を作る…”のことで、ニール・ブロムカンプ監督が用意している題名未定の150年後の未来を舞台にした、政治的テーマを含んだSFアクション映画のことだと思われます。その謎のSF映画について詳細がわかれば、また、お伝えします…!!


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