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ジョナ・へックス-1

ダークナイト」(2008年)で歴史的な大ヒットを達成したワーナー・ブラザースとDCコミックスが“第2の「バットマン」”シリーズへの可能性を期待しているダークヒーローのウエスタン・コミック「ジョナ・へックス」を映画化する新監督が決まりました!!、気になる新監督はダレダーレ…?! 

ジミー・ヘイワード…と書けば、すぐにピンとこられてると思いますが、昨2008年の監督デビュー作のアニメ「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」で、全米興行成績1億5,452万ドルの大ヒットをかっ飛ばしたジミー・ヘイワードです(←写真)。元ピクサーのアニメーターとして、「トイ・ストーリー」シリーズや、「バグズ・ライフ」(1998年)、「ファインディング・ニモ」(2003年)などに携わっていたジミー・ヘイワードは、監督昇進のチャンスを求めて、20世紀FOX傘下のCGアニメ製作プロダクション、ブルースカイ・スタジオに移籍し、「ロボッツ」(2005年)で一度、監督に挑戦するも失敗…、その雪辱となる「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」で、ついに念願の監督としての成功を収めた人です。
そのようにアニメ畑を歩いてきたジミー・ヘイワード監督にとって、ダークヒーロー・ウエスタンの「ジョナ・へックス」は、実写映画への初挑戦になると同時に、大人向けの本格的なアクション映画にも初めて取り組むことになります。
この「ジョナ・へックス」は、1972年からDCコミックスに登場したキャラクターで、トップのイラストのように顔の右半分がつぶれているのがトレードマーク。売春婦の母親に産み落とされた彼は、幼い頃にアル中の父親によって奴隷として売り渡されるなど、最低最悪の人生を歩み、南北戦争に従軍した後、一匹狼の賞金稼ぎとなって暴れる…ッ!!というのが大筋なのですが、単に西部劇ではなく、ヒーローものとしてスーパーナチュラルなストーリーが展開することになります。
そんな「ジョナ・へックス」になることを熱望したトーマス・ジェーン(「ミスト」2007年)が、自腹でジョナ・へックスの特殊メイクを自分に施し、ワーナー・ブラザースに持ち込んだプロモーション・フォトを、昨年6月にココで紹介しました。しかし、当時の監督、マーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーのコンビ(「アドレナリン」シリーズ)は、ハンサムなトーマス・ジェーンを気に入らず、10月にココで伝えたように、「ノーカントリー」(2007年)のジョシュ・ブローリンがダークヒーローの主役に抜擢されました。ところが、その後すぐの11月にネヴェルダインとテイラーの監督コンビは、“創造上の意見の相違”というお決まりのフレーズを理由に監督を降板してしまいました…。



そして、「ジョナ・へックス」をプロデュースするアキヴァ・ゴールズマン(「アイ・アム・レジェンド」2007年)は、予定されてる今春からの撮影にギリギリ間に合うデッドラインで、ジミー・ヘイワード監督をようやく抜擢することができたのですが、映画化の脚本は“創造上の意見の相違”で袂を別ったはずのネヴェルダイン/テイラーのコンビによるシナリオを、ほぼそのまま使うそうです。
そうした矛盾した製作状況から、主演のジョシュ・ブローリンとネヴェルダイン/テイラーの監督コンビの反りが合わなかったのかなぁ…?!といったことが臆測されるのですが、真相は当事者にしかわかりません。
しかし、本来はCGアニメの監督がメガホンをとるということは、「ジョナ・へックス」はかなりCGを使ったSFXの合成が多用される作品となりそうですね。家庭用のビデオカメラまで使い、自由自在なアングルの膨大な映像を収録し、それをハイピッチなカッティングの編集で観せる「アドレナリン」コンビとは、確かに“創造上の意見”は異なっているようにも思えますが…(「アドレナリン2」予告編参照)。
結局、トーマス・ジェーンだけでなく、監督まで交替し、当初とはまるで違う顔ぶれで作られることになった「ジョナ・へックス」は、ジョシュ・ブローリン以外のキャストやスタッフを早急に決め、予定通りに3月ないしは4月から撮影を始めるとのことです。また、新キャストのニュースなど出れば、お知らせします。

ジョナ・へックス-2




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