************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


勇者ペルセウスが、ヘビ頭のメドゥーサと対決し、大海獣クラーケンを退治する大冒険のおかげで、この週末は先週の前回である3月最終週から、全体で約46%もの大幅な数字のアップを達成し、前年同時期と比較しても、15%程度の売上げの伸びを記録できましたが、よくよく見ると、ペルセウスの活躍は大したことなかったかもしれません…!!




今回もまた、いきなり下記のデータを見てください。

2007年3月9日公開300」(3,103館)=オープニング成績 / 7,088万ドル
2009年4月3日公開ワイルド・スピード4」(3,461館)=オープニング成績 / 7,095万ドル

最近の過去の同時期に公開された、男性向けアクション映画のオープニング成績で、いずれも7,000万ドル台を突破のウルトラダッシュのメガヒットのスタートを切っています。

先週末の4月1日(木曜日)の夜8時から興行をスタートしたワーナー・ブラザース製作・配給のリメイク映画の3D作品「タイタンの戦い」は、夜明けまでに約265万ドルを稼ぎ、それを含めた公式の初日となる2日(金曜日)の売上げを約2,901万ドルとする快調な出足を見せました。そして、先のランキング表でご覧のように、復活祭の週末のオープニング成績を約6,405万ドルにまで積み上げて、これまで「最終絶叫計画4」(2006年4月14日公開)=オープニング成績/約4,022万ドルが保持していたイースター・ウイークエンドのチャンピオンの座を奪いとって、新王者となったペルセウスが神の子たるパワーを見せつけたかのように思われます。
ワーナー・ブラザースの発表によれば、リメイク版「タイタンの戦い」のオープニング成績の約52%は、3,777の公開館数のうち、3Dで上映した1,810館からもたらされたものだそうです。
すなわち、オープニング成績の約6,405万ドルの半分は、3D上映の特別鑑賞料金だったわけです。
その割増し分を差し引いて考えた場合、すでに素の数字で、「300」や、「ワイルド・スピード4」といった同時期に同じマーケットを狙った、3Dではない作品に負けている「タイタンの戦い」は、やはり、同時期・同マーケットを対象にした「ウォッチメン」(2009年3月6日公開/3,611館)の失敗だった…と言われるオープニング成績=約5,521万ドルと、実際は大して変わらない動員しかできていない節がうかがえないでしょうか…?!
しかも、「300」と「ウォッチメン」のザック・スナイダー監督作品はR指定で、年齢による視聴制限があったことを踏まえると、それら“ワーナー・ブラザースの春の男映画祭り”の最新作である「タイタンの戦い」を、実質的に視聴制限がないに等しいPG-13に仕上げて、観客層の幅を広げ、動員を拡大しようとしたワーナー・ブラザースの目論見は功を奏さなかったことになります。
よって、「タイタンの戦い」のオープニング興行の評価の結論としては、市場を拡大して、3D鑑賞の割増し料金を徴収するなど、ワーナー・ブラザースは最大限の努力を払ったのにもかかわらず、思ったほどには数字は伸びず、映画の製作費が約1億2,500万ドル超であることを考慮すると、赤字にまではならないにしても、春の男映画祭りとしは、少し物足りないスタートとなってしまった…と言われてしまっても仕方がないのかもしれません。

目がひとつでは、3Dは観られんだろーがッ!!、みなも2Dで観るがよいッ!!と魔女も言ってます?!

今週第13位の「アバター」や、第5位の「アリス・イン・ワンダーランド」のような大ヒットを目指して、そもそもは2Dのフツーの映画だったのを強引に3D映像に変換した結果が芳しくなく、3Dで観ると、ちっともおもしろくない…と、むしろ、フツーの2Dバージョンの方が好評な「タイタンの戦い」ですが、こうした興行の結果を踏まえると、本当にナンでもカンでも3Dであらなければならないのか…?!、あらためて、3D映画ブームと、その高い鑑賞料金の功罪について、映画界は検証していかなければならないかもしれません。
それにしても、3D映画時代を切り開いた真の立体映像の「アバター」で、世界一有名な無名俳優?!に出世したサム・ワーシントンが、平べったい立体映像?!とけなされているフェイク3Dの「タイタンの戦い」でつまずき、3D映画の大成功作と大失敗作の両方に主演しているというのはおかしいですね…ッ!!


ちなみに、この「タイタンの戦い」の英語の題名は、"Clash of the Titans"=「クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ」ですが、サイテーの3D映像と、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で、たった31%の支持しか得られない低い内容をおちょくって、映画評論家たちは、本作を “trash of the Titans” =「トラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ」、つまり、「タイタンのゴミ」、「タイタンの駄作」、「タイタンのがらくた」と日本語に訳される題名で呼び、こき下ろしています…!!
「タイタンの戦い」の公開を待ちわびて、オープニング興行にやって来た観客の約65%が男性で、58%が25歳以上のアダルト層だったそうです。
もし、1981年に公開されたオリジナルの「タイタンの戦い」を観た映画ファンが懐かしがって、このリメイク映画を観に来ているのだとしたら、ワーナー・ブラザースは、あえて、本作をPG-13にする必要はなかったですね…。

サム・ワーシントンの勇者ペルセウスが、レイフ・ファインズの演じる冥界の神ハデスと出会う場面…!!


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どの映画も通り一遍等な人情喜劇の枠を出ない凡作なのに、必ずヒットするあたりは、もはや新興宗教の域に突入?!といった感じの第2位に初登場した、もしかするとペルセウスと同じように半人半神のデミゴッドかもしれない?!全米№1オナニストのタイラー・ペリーによる、タイラー・ペリー製作・タイラー・ペリー原作・タイラー・ペリー脚本・タイラー・ペリー監督・タイラー・ペリー主演のタイラー・ペリーひとりよがり映画の最新作「タイラー・ペリーのホワイ・ディド・アイ・ゲット・マリッド・トゥー?」(Tyler Perry's Why Did I Get Married Too?)は、戯曲「タイラー・ペリーのホワイ・ディド・アイ・ゲット・マリッド?」を映画化した2007年公開の同名映画の続編です。
その前作のオープニング成績は約2,135万ドル(2,011館)でしたから、いきなり約3,015万ドルを稼いだ続編はそれを上回ったわけですが、昨2009年2月に公開した「タイラー・ペリーのマディア・ゴース・トゥ・ジェイル」は約4,103万ドルのオープニング成績だったので、やはり、アタリ役?!の人気キャラクターのおばさんのマディアに、タイラー・ペリーは扮した方が儲かるようです。
だったら、もう、いっそのこと性転換して、タイラー・ペリーがホンモノのおばさんになってくれたらスッキリするような気もするのですが…?!、日本ではまったく馴染みのない、アメリカの中だけで超有名人のタイラー・ペリーですが、昨2009年の大ヒット作である新生「スター・トレック」の中で、スターフリートたちが学ぶ宇宙艦隊アカデミーのえらい人を演じていましたね。
前述のように、もはや宗教?!…ではなく、カリスマと呼ぶべきなのでしょうが、いずれにしろ、ひとりよがりには違いない黒人のおっさんのオナニー映画なので、まともな映画メディアではもう、タイラー・ペリーの映画をとり上げません。よって、ライオンズゲート配給の本作の紹介も以上ですが、ヒマな方はつまらない予告編(↓)をご覧ください。
まぁ、キリスト教原理主義の黒人のおばさんたちに人気のタイラー・ペリー作品を、キリストの復活を祝うイースターに公開はグッドタイミングですから、やはり、この映画のヒットは神のなせる業と評するべきなのかもしれません…?!








元人気アイドルの全米№1ビッチ、デスティニー・ホープが主演した、初登場第4位のディズニー映画の青春恋愛ドラマ「ラストソング」のオープニング成績=約1,620万ドルは、お涙ちょうだい作家ニコラス・スパークスの原作モノとしては、人気の「きみに読む物語」(2004年6月公開)のオープニング成績=約1,346万ドルをしのぎ、ケヴィン・コスナーが主演した「メッセージ・イン・ア・ボトル」(1999年2月公開)の約1,675万ドルに匹敵する、まずまずのヒットですが、今が旬で大人気のアマンダ・セーフリードが「アバター」の興行ランキング連続第1位記録をストップしてみせた先々月2月公開の「ディア、ジョン…」のオープニング成績=約3,046万ドルと比較すると、デスティニーの落ち目ぶりが明らかな感じです…。
昨2009年4月の同時期に公開された「ハンナ・モンタナ ザ・ムービー」のオープニング成績も、約3,232万ドルでした…。
ただし、この「ラストソング」でデスティニーの相手役をつとめたリアム・ヘムスワースがほとんど無名なのに加え、兄ちゃんのクリス・ヘムスワースとふたりがかりで、ひとりの男性をボコボコにできる常識の持ち主であるハンディを考えると、「G.I.ジョー」(2009年)でも主役級だったナイスなチャニング・テイタムと共演したアマンダ・セーフリードはかなり有利だったことになりますから、まぁ、デスティニー・ホープVSアマンダ・セーフリードの比較は、公平に見れば、どっこいどっこいなのかもしれません。
いずれにしろ、この映画で最も得をしたのが、私生活でもデスティニー・ホープの新恋人となり、17歳のマイリー・サイラスと本作の撮影中から連日やりまくりのリアム・ヘムスワースであることは言うまでもありませんね。
なお、エロ写メや、ハメ撮りビデオをハッキングで盗まれ、FBIが大捜査のスキャンダルなどで失墜のハンナ・モンタナは、インターネット系はもうゴメンなようで、twitter もやめてしまいましたが、本人は、ティーンエイジャーはネットから離れて、もっと現実の広い世界を知ろう…などと語っています。






以上のように、今回は「タイタンの戦い」以外はパッとしない作品なので、軽く流してしまいました…。
ま、ホントはスマイリーのマイリーが言うように、ネットはほどほどにしといた方がいいのかも…?!と、ぼくも最近、そう思うことが多いといったことを土曜日に書きましたが、そのようなグチめいた文章はその日のうちに削除してしまったので、意味がよくわからない人も多いかもしれません。
結論だけを手早く述べておくと、記事へのコメントはひとまず、OpenID がないと書き込めないようにしましたが、くだらないコメントや、悪質なコメントが続くと、また完全に撤廃するかもしれません。
そうすると、あの映画や、スターを紹介してください…!!といったリクエストも受け付けれないことになります…。
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