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ニコラス・ケイジの魔法使いと、ジェイソン・ステイサムの殺し屋なら、CIAリーダーのみなさんはどっちのハゲに弟子入りしたいでしょう?!



「荒野の七人」(1960年)や、「さらば友よ」(1968年)に「狼よさらば」(1974年)、そして、「雨の訪問者」(1970年)のほか、クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」(2009年)の元ネタ映画となった「特攻大作戦」(1967年)など、出演作のどれをとっても、あますところなく“男の世界”にひたらせてくれた名優チャールズ・ブロンソンの代表作の殺し屋映画「メカニック」(1972年)を、ジェイソン・ステイサム主演でリメイクするプランがあることを、およそ1年近く前の昨2009年4月にココでお伝えしました。
そのリメイク版「メカニック」が、どうやら、ほぼ完成にこぎつけられたようで、北国のロシア辺りからオンラインに予告編が登場したので、ご覧ください。




この「メカニック」の物語は、主人公の一匹狼の殺し屋ビショップが、自分のボスである暗黒街の顔役から、同じ組織の幹部であり、また、ビショップの友人でもあるハリーの暗殺を命じられますが、その殺しを決行する前に、ハリーは心臓発作で亡くなってしまいます…。その後、ハリーの息子スティーヴと出会ったビショップは、亡き親友の息子を手塩にかけ、一人前の殺し屋として教育しますが、組織は多くを知りすぎたビショップの口をふさぐため、ビショップの殺しのテクニックをマスターした弟子のスティーヴに師匠を殺すことを命じるのだった…。
と、いったようなもので、ドンデン返しのオチが用意されているのですが、リメイク版ではもちろん現代的に内容があらためられているかもしれません。




このリメイク版「メカニック」で、殺し屋ビショップはもちろん、ジェイソン・ステイサムですが、そのビショップの親友ハリーの息子で、殺し屋の見習いとなるのは、「X-MEN/ファイナルディシジョン」(2006年)で、背中に天使の羽を生やしていたベン・フォスターです。ベン・フォスターは近年、ラッセル・クロウや、クリスチャン・ベールと共演した「3時10分、決断のとき」(2007年)や、先ごろ行われた第82回アカデミー賞で、ウディ・ハレルソンが最優秀助演男優賞にノミネートされた「ザ・メッセンジャー」(2009年)での演技が、非常に高く評価されたほか、予告編が注目を集めたわりには、パッとした成績を残せなかったSFホラー「パンドラム」(2009年)でも、ベン・フォスターの出演場面はよかった…と、失敗作にすら見どころを与えてくれていました。
そうした演技派の実力を発揮し始めたベン・フォスターの存在感次第では、ジェイソン・ステイサムのアクション映画の代表作シリーズ「トランスポーター」や、「アドレナリン」などとは一線を画するドラマ性の強い作品に、このリメイク版「メカニック」が仕上がっている可能性もありそうで、映画ファンとしては、ひとまず、要チェックといったところですね。
そのベン・フォスターの父を演じているのは、ホントはジャック・バウアーの父ちゃんの名優ドナルド・サザーランド。監督は、魔法使いの師匠が主演したアクション大作「コン・エアー」(1997年)や、アンジェリーナ・ジョリーがララ・クロフトに扮した「トゥームレイダー」(2001年)などのサイモン・ウエストです。
本作を製作したのは、ジェイソン・ステイサムがシルベスター・スタローン隊長の右腕をつとめた特攻チーム「エクスペンダブルス」を、今夏8月13日から全米公開するヌー・イメージ/ミレニアム。
このリメイク版「メカニック」は、予告編を公開してくれたロシアの映画サイトによれば、ロシアとアメリカで今年2010年末12月15日から公開予定だそうです。




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