************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


UPDATE : DEADLINE NEW YORK のマイク・フレミングが、STYD のスクープを否定する反対記事をアップしました!!、マイク・フレミングによれば、アキヴァ・ゴールズマンは「パラノーマル・アクティビティ2」の監督ではなく、エグゼクティヴ・プロデューサーに就任しただけで、5月から始まる予定の同映画の撮影に向け、ゴールズマンの製作総指揮のもとで、ストーリーが見直され、近日中に監督の人選が決定するそうです。いずれにしろ、まだ少しプロジェクトは落ち着かないようですね。

人気の残酷映画「SAW」シリーズと仁義なきホラー対決をくり広げている新興勢力の「パラノーマル・アクティビティ」が思いがけない切り札を投入することになりそうです…!!



ゲーム・デザイナーで、映画は素人のオレン・ペリ監督が自宅を舞台にして、無名の俳優を使い、約1万5,000ドル(約136万円)のマイクロバジェットで製作した自主製作映画を、ハリウッド・メジャーのパラマウント映画が全米公開し、なんと約1億791万ドル以上を稼ぎ出すミラクル大ヒットとなったホラー映画の続編「パラノーマル・アクティビティ2」の監督に、同映画のライバルとして、昨2009年秋の全米ハロウィン興行で血で血を洗う覇権抗争を展開した「SAW」シリーズのケヴィン・グルタート監督が就任した…!!というニュースを、今年2010年1月後半にお届けしたのを覚えているCIAリーダーの方も多いと思います。
その掟破りの引き抜きの電撃起用は、すぐさま殺人鬼ジグソウの死のゲームの返り討ちに遭い、「SAW」シリーズを製作するライオンズゲートが同監督と過去に交わしたオプション契約にもとづき、引き抜きのさらに逆引き抜きを行って、シリーズの最新作「SAW7 3D」にケヴィン・グルタート監督を強制起用するというなりふりかまわぬ決着が下されました。
その一連の騒動の顛末として、最初にライバル映画のクリエイターを引き抜いたパラマウント映画は結局、今秋10月22日に「SAW7 3D」と同日全米公開し、正面激突させる「パラノーマル・アクティビティ2」の監督を失い、その後任人事を急がなければならないことになったわけですが、その後始末を引き受ける監督の候補として、「悪魔のシスター」(1973年)や、「殺しのドレス」(1980年)など、数々の傑作ホラー映画を発表してきたカリスマ監督のブライアン・デ・パルマ、異色のサイコ・ホラー映画「セッション9」(2001年)や、クリスチャン・ベールが鬼気迫る激やせで臨んだカルト映画「マシニスト」(2004年)などのブラッド・アンダーソン監督、そして、「ウルフクリーク/猟奇殺人谷」(2005年)のほか、最近では巨大なワニのクロコダイルが襲ってくるモンスター・ホラー「ローグ」(2007年)を発表しているオーストラリア出身のグレッグ・マクリーン監督らの名前をパラマウント映画が検討していることを、先月2月末にロサンゼルス・タイムズがスクープとして伝えました。
しかしながら、発展途上であまり名前を知られていない新進のグレッグ・マクリーン監督ならばまだしも、「アンタッチャブル」(1987年)や、「ミッション・インポッシブル」(1996年)といった大作も手がけ、言わば、巨匠の域にもあるブライアン・デ・パルマ監督が、そもそも素人の作った映画の、しかも、その二番煎じにもなりかねない続編を手がけそうな感じもせず、自分の作家性にこだわりを持っているブラッド・アンダーソン監督も引き受ける可能性は低いように見受けられました。
そのため少し様子を窺っていたのですが、ホラー映画サイトの STYD が入手した最新情報によれば、近日中にもパラマウント映画が「パラノーマル・アクティビティ2」の監督に、オスカー脚本家で、また映画プロデューサーでもあるアキヴァ・ゴールズマン(写真 →)が就任し、映画監督デビューを飾ることを発表する予定だ…ッ!!とのことです!!
何とも思いがけない監督起用の着陸点といった感じですが、実のところ、先のロサンゼルス・タイムズのスクープ記事の中で、アキヴァ・ゴールズマンの名前は、すでに打診されたが、本人が断ったものか、“消えた候補”として挙げられていたので、 STYD のスクープで再浮上してきたところを見ると、どうやら状況が変わり、本人が考え直したものか?!、「パラノーマル・アクティビティ2」で映画監督デビューに挑戦することに納得したようですね。




と、つい今しがたも“映画監督デビュー”と書きましたが、厳密には、先月2月24日に日本でもDVD/BDがリリースされ、好評レンタル・絶賛発売中のJ・J・エイブラムス製作のテレビシリーズ「フリンジ」ほかで、アキヴァ・ゴールズマンはテレビではメガホンをとっているので、自ら撮影現場で演出すること自体は、「パラノーマル・アクティビティ2」が初めて…となるわけではありません。
アキヴァ・ゴールズマンは脚本家として、近年は大ヒット作「アイ・アム・レジェンド」(2007年)や、トム・ハンクスが宗教象徴学者のラングドン教授に扮した人気の「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズを手がけるなど、その才能を遺憾なく発揮していますが、過去には「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」(1997年)や、「プラクティカル・マジック」(1998年)など、サエない出来栄えの作品も少なくありません。
「パラノーマル・アクティビティ2」では、テレビシリーズ「ミレニアム」や、「ロー&オーダー」のプロデューサーで、脚本も担当していたマイケル・R・ペリーが執筆したシナリオを、アキヴァ・ゴールズマンが監督として映画に仕上げることになるのですが…、果たして、このちょっと意表を突いたパラマウント映画の監督起用は吉で天使と出るのか?!、それとも凶で悪魔なのか?!、みなさんはいかが、思われるでしょう…?!

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