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ヴィンチェンゾ・ナタリ-スプライス-1

果たして、人は神になり代わり、生命を創造してかまわないのか?!、普遍的な“フランケンシュタイン”のテーマに、大傑作の不条理スリラー「キューブ」(1997年)のヴィンチェンゾ・ナタリ監督が挑むのを、ジャンル映画の神 ギレルモ・デルトロ監督がバックアップした異色のSFホラー「スプライス」の“キメラ”ドレンと遭遇してください…ッ!!






スプライス-ポスター007/ジェームズ・ボンド風アクション映画?!の「慰めの報酬」(2008年)で、ボンドガールのつもりのヒロインを演じたオルガ・キュリレンコの美しいヴァンパイアを、オムニバス映画「パリ、ジュテーム」(2006年)では登場させていた、カナダ出身のヴィンチェンゾ・ナタリ監督の最新作「スプライス」が、今夏8月末に行なわれたイギリスのジャンル映画の祭典 フライト・フェストで初披露したのと、たぶん同じ内容だと思われる動画を、いつも“映画の格付けサイト”として紹介している RottenTomatoes が、オンラインにリリースしてくれました…ッ!!
今年2009年2月に、ココで初公開の写真をご覧いただいた「スプライス」のタイトル“Splice”は、遺伝仕組み換えの“組み換え”に値する言葉です。…と言えば、ザッと想像がつくように…、検事の売名行為に32年間もつき合わされた挙げ句、ついに逮捕されてしまったロマン・ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」(2002年)でアカデミー賞主演男優賞を獲得したエイドリアン・ブロディが演じるクライヴと、「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」(2007年)の名匠の女流監督サラ・ポーリーが扮したエルザの科学者カップルが野心に満ちた探究心に駆られ、法とモラルで禁じられているはずの人と動物の遺伝子をかけ合わせる実験を行なった結果、翼を持った美しいメス?!、それとも女性のドレンを誕生させてしまった…ッ!!という、H.G.ウェルズの「ドクター・モローの島」も連想させるお話です。
上 ↑ の動画では、どうやら、実験に失敗したと思い、殺したはずのキメラの一匹が生きていて、檻から逃げ出したようで、実験室にガスを充満させ殺すと焦るエイドリアン・ブロディのクライヴに対し、さすがは「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004年)でゾンビと戦い抜いてきた経験からか?!、クリーチャーに遭遇しても落ち着いているサラ・ポーリーは、キメラを手なずけようと試みます…。

ヴィンチェンゾ・ナタリ-スプライス-2

痛快なアクションのコミック・ヒーロー映画「ヘルボーイ」シリーズのほか、「パンズ・ラビリンス」(2006年)などの傑作ジャンル映画を発表している超オタク監督のギレルモ・デルトロが製作総指揮をつとめ、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督がメガホンをとり、サラ・ポーリーが出ている「スプライス」がつまらないはずがない…ッ!!と思いますが、倫理的に難しいテーマを取り扱ってしまったせいか?!、配給会社を探す営業には苦心しているようです…。
しかし、恐らく来年2010年中には、各国で公開されると思うので、SFホラーのモンスター・ムービー「スプライス」のことを忘れずに、チェックしておいて下さい!!




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