Wonder Woman: ガル・ガドット主演のコミックヒーロー映画の最新作「ワンダーウーマン」で、戦う女性を描く女流監督として、テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のミシェル・マクラーレン監督が、ほぼ決定 ! !
by
Billy
2014年11月13日木曜日
「キック・アス」シリーズのクロエ・モレッツちゃんのヒットガールや、「アベンジャーズ」シリーズをはじめとするマーベル・シネマティック・ユニバースのスカーレット・ジョハンソンのブラック・ウィドウ、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」(2014年)のゾーイ・サルダナのガモラ、また、「X-MEN」シリーズのジェンのミスティークまで加えれば、女性のコミックヒーロー、又は、コミックヒロインは、現在も多数が活躍していることになりますが、しかし、そうした女性のコミックヒーローが、まったく単独に自分ひとりで主役をつとめた映画となると、新ダークナイトのベン・アフレック監督の奥さんのジェニファー・ガーナーが主演した、2005年公開の「エレクトラ」が最後…となってしまうので、女性のミシェル・マクラーレン監督には、まさにコミックヒーロー映画の世界における女性の復権が託されることになりそうです…!!
ザック・スナイダー監督のコミックヒーロー映画の超話題作「バットマン V スーパーマン: ドーン・オブ・ジャスティス」(2016年3月25日全米公開)からスピンオフする格好で、ガル・ガドット(「ワイルド・スピード」シリーズ)が単独主演する「ワンダーウーマン」のメガホンをとる監督として、製作・配給のワーナー・ブラザースが、女性の活躍する映画だけに?!、どうやら、女流監督の起用を検討しているらしいというニュースを、先月10月末にお伝えしました。
その記事の中で、コミックヒーローのアクション映画を存分に作れそうなタイプの女流監督として、「ゼロ・ダーク・サーティー」(2012年)のキャスリン・ビグロー監督を筆頭に、計8名の女性たちの名前をあげてみましたが、そのうちのひとりとして紹介したミシェル・マクラーレン監督が、実際にワーナー・ブラザースの候補者リストのトップに置かれたばかりか、すでに監督就任に向けて、話し合いの席に着いているらしいことを、The Wrap のジェフ・スナイダーがスッパ抜いたのに続けて、Variety と Heat Vision が異口同音に、ほぼ同じ内容のニュースを伝えました…!!
このように業界メディアがこぞって、ほぼ同時刻に同じことを一斉に伝えるというのは、とりもなおさず、ミシェル・マクラーレン監督が、「ワンダーウーマン」の監督候補として、交渉が進められているのは現実に間違いないばかりか、かなり前向きの決着に向かいつつあるので、報道しても、かまわないという GO サインが水面下であったように憶測できそうです。よって、ほぼ決定とお伝えした次第ですが、現時点においては、「ブレイキング・バッド」や、「ゲーム・オブ・スローンズ」といったテレビシリーズで、本職の映画監督たちがメガホンをとったエピソードよりも、彼女が監督したエピソードの方が、より映画らしい重みの迫力がある…!!と絶賛されているミシェル・マクラーレン監督が、「ワンダーウーマン」を作ると公式に発表されたわけではないので、今後の契約の進展次第では当然、人選が見直される可能性もありそうです。
しかしながら、コミックヒーロー映画のジャンルにおいて、ライバルのディズニーに大きく水をあけられ、その差を急いで、埋めようとしてるワーナー・ブラザースとしては、ディズニー・マーベル初の女性が主人公のコミックヒーロー映画「キャプテン・マーベル」が、4年後の2018年7月6日全米公開であるのに対して、自分たちの「ワンダーウーマン」は、その前年の2017年6月23日全米公開ですから、冒頭のように長らく作られていない女性のコミックヒーロー映画の復活は唯一、先行しているテーマだけに、製作は絶対に予定通りに前進させたいでしょうし、女性復権の話題性と注目度を、より盛り上げるため、それにふさわしい女流監督の起用を優先して検討したはずですから、このまま、ミシェル・マクラーレン監督に決まってしまう確率は、極めて高いのではないでしょうか。
また、ディズニー・マーベルが、主人公の異なる映画を連作とするシネマティック・ユニバースを形づくっていくうえで、自分独自の作家性を売りとする本職の映画監督よりは、シリーズの流れにそって、本筋とは別の伏線を張るなどの融通を注文通りにこなしてくれるテレビ監督の方が好都合と考えているらしい傾向を踏まえると、DC・シネマティック・ユニバースの全体の舵をとるザック・スナイダー監督にしても、テレビの世界で実績を積んだミシェル・マクラーレン監督は連携をとりやすい適任者かもしれません…!!
なお、ガル・ガドット主演の「ワンダーウーマン」は、単独の映画ではなく、1920年代の物語から始まって、計3本の映画トリロジーとして完結する見込みも、先月10月末にお伝えしましたが、現実にワーナー・ブラザースが、そのようにトリロジーのサーガを考えているのか…?!、ミシェル・マクラーレン監督が、3本の「ワンダーウーマン」のメガホンをすべて、自分ひとりで握るのか…?!といった点については、不明です。
2016年8月5日全米公開の悪のコミックヒーロー映画「スーサイド・ スクワッド」のデヴィッド・エアー監督が、シナリオの内容の見直しや、キャスティングをすでに精力的に進めているのに続けて、「ワンダーウーマン」も、いよいよ動き出しそうなことで、より本格化のメドが見えてきたワーナー・ブラザースのDC版のシネマティック・ユニバースですが、CIAリーダーの皆さんは、「ブレイキング・バッド」を成功させた女流監督が、どうやら、チームに加わるらしいニュースについて、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!
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