127 Hours : 役者バカの孫が主演した傑作「127時間」を、もっと大勢の人に観てもらうため、ジェームズ・フランコのおばあちゃんが“おま☆この映画だよ!!”と叫んでくれたクリスマスの仰天メッセージ・ビデオ!!
by
Billy
2010年12月26日日曜日
20世紀FOX傘下のアートハウス・レーベル、FOXサーチライトのプロモーションは大変にセンスのよいことで知られていますが、こんな風に「127時間」を宣伝できるなんて思ってもみませんでした…!!
間もなく迎える新年2011年2月27日(日)に行われる第83回アカデミー賞授賞式の司会者に、白の女王アン・ハサウェイさまと共に抜擢された役者バカのジェームズ・フランコが、クリスマスにオハイオから毎年やって来てくれる、実のおばあさんを紹介してくれたクリスマス・メッセージのビデオです…!!
お気に入りのサンタクロースの帽子をかぶり、“わたしがサンタの№1よ…!!”と言う祖母に、ジェームズ・フランコが“でも、変だね、ばあちゃんはユダヤ人だろ?!”と述べて、ユダヤ教のばあちゃんは本来、ユダヤのお祭りのハヌカを祝うべきで、クリスマスは別の宗教のキリスト教のお祭りですよ…とでもいったことをツッコまれると、“わたしは純血のユダヤ人じゃないから…”と笑ってごまかす、とてもチャーミングなおばあさんです。
で、そのおばあさんにジェームズ・フランコが自分の主演した最新作「127時間」を観た感想をたずねると、おばあさんは「わたしはあなたのことが自慢よ!!」と、自分の孫の演技が万人から絶賛されている映画だけに当然?!、大変、気に入ったようですが…、
「スラムドッグ・ミリオネア」(2008年)のダニー・ボイル監督がメガホンをとった「127時間」は、ジェームズ・フランコの演じる実在の登山家アーロン・ラルストンが大地の裂け目に転落し、一緒に雪崩落ちた岩に右腕を挟まれて、身動きできなくなったことから、背に腹は変えられぬとばかりに、トカゲが自らの尻尾を切って逃げるように、自分で右腕を切断し、脱出するという奇跡のサバイバルを描いた実話映画でしたね。
そうした生身の人間が生きながらにして、自分で自分の右腕を切り落とす…というショッキングな結末に対して、映画の評判はよいにしても、観るのが怖い…と、「127時間」を敬遠し、映画館に足を運べない人もいることから、その点の不安についてジェームズ・フラメンコが、おばあさんにたずねると、おばあさんはいきなり…、
あんなのはタダのプッシーの集まりよ!!
そんな風に思ってみたことはないので…と言うか、フツーそんな風に考えないので、ちょっと怖い…と思われてる「127時間」を、おばあさんに“おま☆この映画”と叫ばせることで、茶化して宣伝してみせたジェームズ・フランコとFOXサーチライトのパブリシストには脱帽です…?!
なお、ダニー・ボイル監督によれば、「127時間」を作るにあたって、クライマックスでジェームズ・フランコが自分の右腕を切断する…という映画の結末は実話として、あらかじめネタバレしていることから、ひたすら、そのオチに向けて映画を進展させると平凡な映画になる…と考え、あえて、そのクライマックスには重点を置かず、“腕を切断するカットは撮影しない”と、企画の一番初めに決めたそうです。
よって、実際のところ、「127時間」には、ダニー・ボイル監督のそうした演出方針に則り、正視に耐えないような残酷描写のカットはありません。なので、ジェームズ・フランコのおばあちゃんが言うように、おま☆この割れ目に転落して苦悶する男の映画?!とでも気軽に受け止めて観ればよいのかも…?!
ジェームズ・フランコが割れ目に転落するシーン!!
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