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ちょうど1週間前の先週の土曜日(2月11日)のことでしたが、まさかの降板をしたベン・アフレック監督に代わって、「猿の惑星」シリーズでの手腕が高く評価されているマット・リーヴス監督が、ベン・アフレック主演は変わらない「ザ・バットマン」の後任の監督就任に向けて、引き継ぎの話し合いを始めた…!!と伝えられた朗報により、事態は正常化する…と

前向きな兆しが窺えたワーナー・ブラザースのDC・シネマティック・ユニバースは、しかし、その4日後には、ベン・アフレックが俳優としても「ザ・バットマン」から降板し、すべての契約を白紙に戻す完全撤退を望んでいるらしい…と伝えられたことで、またしても暗雲に呑み込まれたような印象となっていました…。

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そして、その不安に、さらに追い打ちをかけるように、マット・リーヴス監督がワーナー・ブラザースとの間で、「ザ・バットマン」に関しての話し合いを一旦、ストップしてしまったことが、Heat Vision のミア・ガルッポとボリス・キットによってスッパ抜かれ、それが事実であることを、Variety のジャスティン・クロールが確認しました…!!


マット・リーヴス監督が「ザ・バットマン」の引き継ぎを一旦、やめてしまったらしい背景としては、その理由のひとつに今夏7月14日から全米公開の「猿の惑星」第3弾「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」の仕上げの作業に専念しなければならない…という納得のいく尤もな事情に加えて、同監督とワーナー・ブラザースとが時期をあとにして、再び話し合いを始める可能性も伝えられています。


よって、マット・リーヴス監督の今回の降板は必ずしも、「ザ・バットマン」から手を引いたとは完全には言い切れないのかもしれませんが、最も当初の予定であれば、今春に撮影開始のはずだったプロジェクトの先行きは、再び見えなくなってしまいました…。

それにしても、どうして、「ザ・バットマン」の企画は二転三転して、暗礁に乗り上げるのか…?!、ベン・アフレックはどうして、DC・シネマティック・ユニバースと絶縁したい…と言われているのか?!というのは、とにもかくにも、ワーナー・ブラザースのコミックヒーロー映画はそれなりに大ヒットはしているものの、肝心の出来栄えについては、けして好評はされていないことや、ザック・スナイダー監督の描写が暴力的どころか、残酷を楽しんでいるサディストの節さえ窺える…と感じた世間一般の観客から、コミックヒーロー映画なのに子ども連れの家族では楽しめない…といったクレームが相次いできた一連のバッシングから逃れて、自分のキャリアの評判を守りたいというのが真相ではないか?!などと憶測されています。


そのようにDC・シネマティック・ユニバースが中身のない張子の虎?!のような映画が続く事情としては、ディズニー・マーベルのシネマティック・ユニバースの大成功を羨んで、即席に立ち上げられたらしいことや、ワーナー・ブラザースが、もはや映画スタジオではないことなどが背景にあるのですが、次々と映画を公開しているワーナー・ブラザースが、実はもう映画スタジオではない…と考えられていることについては、附に落ちない方も多いと思います。

ワーナー・ブラザースはもう映画を作ってはいない…というのは、同社が映画製作事業の方針を転換し、大手のメジャー・スタジオらしく大作のブロックバスター映画だけを手がけて、規模の小さな作品はもう作らないようにする…というのを発表し、企画開発を進めてきたハリウッド版「デスノート」のプロジェクトを、 Netflix に譲ってしまうなどして、自分たちが抱えていたプロジェクトを整理してしまったからですが、この小品は作らない方針は、つまり、オスカーみたいな映画賞を今時もらっても仕方がない…、中身の問われる真に映画らしい映画作りでの勝負はしない…ということだと受けとめられています。

こうした大手の映画スタジオが主に大作にのみ取り組む…という姿勢について、もしかすると、それを当然と思う人もいるかもしれませんし、常に多額の投資をすることを恐れないリスキーな賭けに挑み続ける勇気ある決意だと考える人もいるかもしれません。しかしながら、現在の映画ビジネスは必ずしも、かつてのように興行での売り上げに大きく依存はしておらず、映画の中にそれとなく企業のCMを仕込むプロダクト・プレイスメントや、企業とタイアップしてのプロモーション展開、キャラクター・グッズの販売と多岐にわたって複雑化していることを、CIAリーダーの熱心な読者の方は承知していらっしゃると思います。

つまり所謂、イベント・ムービーを祭り上げて、ブームを作りだすビジネス展開の仕掛けなわけですが、それは一見、リスキーなようでいて、実は複数の企業が一緒になって行うことから、リスクが分散される賢い商売ですし、ワーナー・ブラザースは、この実は映画ではなく、ブームを作るというやり方によって、スーパーマン・ビギンズ「マン・オブ・スティール」の製作費を封切りの前に回収して、黒字をあげています。


となれば、会社が安定して収益を生んでいくためには、当たるかどうか?!、封切ってみるまではわからない内容に賭けた映画を作って、興業のリスクをとるのではなく、むしろ大作のイベント・ムービーの仕掛けを構築して、企業の宣伝に役立つブームを請け負うことを商売にしたほうが得策だということになります。

と、以上のような事情を鑑みると、ワーナー・ブラザースの重役が「ザ・バットマン」の映画の内容そのものは別にどうでもいい…と発言したらしいことが伝えられたのも納得がいくでしょうし、どれだけ、ザック・スナイダー監督が世間から忌み嫌われようが、企業とのタイアップを了承して、実は映画ではなく、CM として使えるクールな映像を作ってくれる監督はとても貴重であることから、とうてい更迭できないのは理解できるでしょうし、また、残酷か、どうか…?!の受けとめ方は人次第ですが、いずれにしろ、映画に関する話題を大きくしてくれていることに変わりありませんから、まさにイベント・ムービーの作り手としては打ってつけだということになりそうです。

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よって、ワーナー・ブラザースはもう観客に感動や感激を与えるような作品や、意欲的な作品を作る気はない…、単にイベント屋さんだ…みたいに思う人が出てくる次第ですが、しかし、そうした企業としては当然の商業主義を背景に持つ映画は、果たして、芸術か商品か?!などと議論されるのは今に始まったことではなく、映画興業の歴史が始まった時点から言われているわけですから、ワーナー・ブラザースはまったく間違っていない!!と弁護して、むしろ、率先して映画のブームを作り上げて、稼いでくれる素晴らしい映画スタジオだ…!!と称賛することもできそうです。

しかし、その映画は芸術か商品か?!と言われる微妙な狭間について、他社のディズニーは観客が内容に納得して、感動の満足と、大ヒットの経済的成功の両方を同時に勝ち得て、コミックヒーロー映画シリーズのマーベル・シネマティック・ユニバースに、新しい「スター・ウォーズ」を大ブームにしているばかりか、ディズニーの CEO のボブ ・ アイガー氏は、映画をヒットさせる手段は、おもしろい映画を作る以外にはない!!という名言を語って、あくまでも映画は内容の勝負だ!!と言い切り、映画は感動を持ち帰ってもらうビジネスだと理解されています…!!


ですから、この一連のDC・シネマティック・ユニバースの騒動について、いつも書いてきたように、「アルゴ」でオスカーの最優秀作品賞を受賞した若き名匠のベン・アフレック監督が自分自身が主演する「バットマン」のメガホンをとることによって、ついにライバルのディズニー・マーベルを凌ぐ傑作のコミックヒーロー映画が出来るに違いない…!!と、DC派のファンは期待をしていたわけですが、でも、そのベン・アフレックが自分でメガホンをとらないばかりか、もはや、出演すらしたくないらしい…とまで伝えられてしまったことからすると、やはり、ワーナー・ブラザースは、ひたすら話題が先行して、ひと歩きした「スーサイド・スクワッド」の大成功を踏まえると、コミックヒーロー映画はあくまでも、イベント・ムービーの商売であって、そうしたブームの仕掛けを作ることを優先し、映画の内容は二の次、三の次だ…と同社の方針が変わることはなく、自分らしい映画をもう作れない…と、ベン・アフレック監督は諦めてしまったようにも思えなくもありません。

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そして、マット・リーヴス監督も自分が「ザ・バットマン」の新監督として乞われたのは、「猿の惑星」シリーズのように内容を高めて、ファンが納得のいく映画を作るためではなく、ザック・スナイダー監督に引けをとらないクールなCMに使えるヴィジュアル・センスが買われ、不評が限界に達しようとしているザック・スナイダー監督の代わりに担ぎ出されようとしているだけだ…と、気づいたのが、話し合いを一旦、中止した背景にあるゴタゴタでは…?!と憶測できなくもありませんし、そもそも主演のベン・アフレックが完全撤退を求めて、ワーナー・ブラザースともめている…というのが事実だったのかもしれません。

ただし、この「ザ・バットマン」の新監督にマット・リーヴス監督が就任!!という1週間前のニュースについては、ベン・アフレック監督が降板の意思を明らかにしてから、たったの10日間での新監督決定!!だけに、前述のように複数の企業と足並みを揃えたビジネスを主軸に据えているワーナー・ブラザースが、相次ぐトラブルのニュースがもとで、タイアップ企業との関係悪化や、自社の株価の下落などを恐れ、とっくに内部では崩壊しているのかもしれないDC・シネマティック・ユニバースの実情を隠して取り繕うために業界メディアのマスコミとグルになって、偽ニュースをねつ造した情報操作ではないのか…?!といった疑問の声をつぶやいている映画ジャーナリストがいるかと思えば…、


マット・リーヴス監督が、ワーナー・ブラザースから依頼されたのは、単にベン・アフレック監督の代わりに、ベン・アフレック主演の「ザ・バットマン」のメガホンをとるだけではなくて、崩壊寸前と言われるDC・シネマティック・ユニバースの救世主として、ザック・スナイダー監督の代わりに、これから作られる複数のコミックヒーロー映画に関わることであり、彼の契約は2020年より先まで続く見込みだ…という未確認情報が、実はネットにリーク?!もされていましたから、その拘束が重荷だったのかもしれませんが、様々なところから不穏な声が次々に飛び出して、情報が錯綜し、もう何が本当だか?!、訳がわからないような感じです…。

とまぁ、いずれにしろ、そうしたウワサの域を出ない情報はさておき、DC・シネマティック・ユニバースにとっては、まさに中心のヒーローのダークナイトが活躍する「ザ・バットマン」にトラブルばかりが続き、また監督がいなくなってしまったことについて、CIAリーダーのみなさんはどのような感想をお持ちになられたでしょう…?!、やっぱり、まともな映画監督は、ワーナー・ブラザースの過度な商業主義についていけない…ということなんでしょうか…?!



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