************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


先週末の土曜日(9月10日)に閉幕した第73回ヴェネツィア国際映画祭で高評を博し、審査員大賞に選ばれたスリラー映画「ノクターナル・アニマルズ」の予告編を、フォーカス・フィーチャーズが初公開したので、映画通の方は必ず、チェックしておいてください!!、過去に計5回もオスカーにノミネートされながら、受賞は果たせていないプリンセス・エイミー・アダムスが、ついにオスカー像を持ち帰るのでは…?!と、大変に期待が高まっている作品です…!!、ただし、そのプリンセスの栄冠をまたしても阻む可能性のある強敵として、「ブレードランナー 2」(2017年10月6日世界同時公開)のデニス・ヴィルヌーヴ監督がメガホンをとったハードSF映画「アライヴァル」(11月11日全米公開)の演技が絶賛されたプリンセス・エイミー・アダムスの名前が対抗にあがっているので、けして、楽観視はできないのですが、プリンセス・エイミー・アダムスは、そのライバルのプリンセス・エイミー・アダムスを倒して、最優秀主演女優賞を獲ることができそうか…?!、早速、予告編をご覧ください…!!







映画監督デビュー作の「ア・シングル・マン」(2009年)が数々の映画賞にノミネートされて、主演のコリン・ファースが英国アカデミー賞の最優秀主演男優賞にも輝いたことから、次回作が期待されてたトム・フォードが、オースティン・ライト著の「トニー・アンド・スーザン」(1993年出版)を映画化した最新作「ノクターナル・アニマルズ(夜行性動物)」が初公開した予告編です!!、本業はファッション・デザイナーのトム・フォード監督だけに、まるでファッション・ブランドの CM のように、スタイリッシュな映像で物語が展開する美しいスリラー映画の原作小説を、「ミステリ原稿」と題して、ポケミス化してくれている早川書房の紹介によれば…、

“ 別れた夫が書いた小説の原稿を受けとった平凡な主婦のスーザン。20年もたった今になって、ショッキングな内容の原稿を送りつけた前夫の真意とは?、そして、スーザンを襲う不安の正体とは? ”
…とのことですが、その短い紹介だけでは、上 ↑ のまるで記憶の断片を集めたかのように散り散りの構成になっている予告編から、映画のあらすじを理解することは、ちょっと難しいと思うので、少し補足をすると、平凡な主婦ではなくて…、


美術商のアート・ディーラーとしてのビジネスでこそ成功を遂げたものの、いつも気持ちは沈みがちで、よく眠れないらしい主人公のスーザン・モローは、夫のハットンとの間にも距離を感じて、孤立を深めつつあった或る日、別れた元夫エドワードからの荷物を受けとることに…。送られてきた箱の中にあったのは、エドワードが執筆した「夜行性動物」と題された小説の原稿だったが、かつて元夫は妻の自分のことを、その題名のように言っていたことから、自分あてに書かれた小説は、自分たち元夫婦の関係を綴ったものに違いないと察したスーザンンは、現在の夫ハットンが出張で留守の間に「夜行性動物」を読み始めたところ、そこに書かかれていたのは…、


主人公の家族思いの良き夫トニーは、妻のローラと娘インディアと一緒にドライブ旅行に出かけるのだったが、楽しいはずの旅は、野蛮な3人組に出くわしたことから一転、恐ろしい悪夢に変わり、暴行を受けたトニーは、あろうことか、妻と娘を拉致されてしまう…!!といったバイオレンスな展開から、家族を取り戻すべく、シェリフのボビーに助けを求めるトニーだったが…。


…と、思いがけずバイオレンス・スリラーの原稿を読み進めるスーザンの心中に、元夫エドワードとの関係が破綻するハメになった残酷な裏切りと、身勝手だった母の記憶が蘇る…。


…と、小説「夜行性動物」を読むスーザンと、その小説の内容とが、いわゆる入れ子式に重層に描かれる「ノクターナル・アニマルズ」で、プリンセス・エイミー・アダムスの元夫エドワードと、映画中映画と言える「夜行性動物」の主人公のトニーの両方を演じたのは、「ナイトクローラー」(2014年)で名演技を披露したジェイク・ジレンホール。その映画中映画で、スーザンに相当するローラを演じ…ということは、プリンセスに相当する演技力を求められたのは、お買いもの中毒のアイラ・フィッシャー。野蛮な3人組のリーダーのレイは、「アベンジャーズ」の方のクイックシルバーのアーロン・テイラー=ジョンソン。シェリフのボビーは、「マン・オブ・スティール」(2013年)のゾッド将軍の名優マイケル・シャノン。拉致された娘のインディアは、「高慢と偏見とゾンビ」(2016年)のエリー・バンバー。そして、映画中の現実の現在の夫のハットンは、「ザ・マン・フロム・アンクル」(2015年)のアーミ・ハマーで、プリンセスの身勝手な母のアンは、ハドソン川の奇跡を描いた「サリー」が全米大ヒット中のローラ・リニーです…!!


さて、映画中映画の「夜行性動物」と、映画中の現実のスーザンと元夫エドワードの物語は、どのように重なりあっていくのか…?!、注目の「ノクターナル・アニマルズ」は、北米で今秋11月18日に、限定公開で封切りのあと、翌12月の9日から全米の映画館に拡大公開の予定です…!!

From writer/director Tom Ford comes a haunting romantic thriller of shocking intimacy and gripping tension that explores the thin lines between love and cruelty, and revenge and redemption. Academy Award nominees Amy Adams and Jake Gyllenhaal star as a divorced couple discovering dark truths about each other and themselves in NOCTURNALANIMALS.





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