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1930年代という遠い過去の時代設定を踏まえても、果たして、姉妹が本当に霊と交信できる超自然的な力を持っているのか?!、それとも実態は、単に手品師でしかないインチキ霊媒師なのか…?!は、映画本編を観てみないと何とも言えませんが、予告編の冒頭の夜汽車のシーンを観ると、姉妹はそれぞれに、目的地のフランスのパリで、自分たちの身に何かの運命が起きることを予兆していた風に感じられなくもありません…!!







今週はじめの日曜日(8月21日)にB面で、ジョニデの娘のリリー=ローズナタリー・ポートマンがコンビで登場した Madame Figaro の美しいグラビアを紹介して、こんな映画がやって来ますよ!!と告知しておいた「プラネタリウム」が、来週水曜日の8月31日に開幕する第73回ヴェネツィア国際映画祭と、来月9月8日開幕の第41回トロント国際映画祭でのプレミア上映に先がけて、予告編を初公開してくれました…!!、長編映画の監督デビュー作「美しき棘」(2010年)と、第2作めの「グランド・セントラル」(2013年)のどちらにも主演したレア・セドゥーとの名コンビで知られる女流のレベッカ・ズロトヴスキ監督が初めて、レア・セドゥー以外の女優と組んだ第3作めの「プラネタリウム」は…、


1930年代を舞台にして、ナタリー・ポートマンのローラと、リリー=ローズのケイトというアメリカ人のバーロウ姉妹が、自分たちの霊と交信する特別な力を世界各地で披露する巡業の旅の最後の地として訪れたフランスのパリで、エマニュエル・サランジェ(「王妃マルゴ」1994年)が演じる映画界の大物プロデューサー、アンドレからスカウトされ、映画に出演することに…!!


…という思いがけない展開から、当時のフランス映画界に関わることになった姉と妹とが、どうやら、エマニュエル・サランジェのプロデューサー、アンドレの寵愛を得ることも含めて、お互いに女としてのエゴを発揮してしまい、姉妹の絆に亀裂が生じたりするようですが、しかし、それよりも大きな影が、ヨーロッパには忍び寄っていた…!!


…といった次第で、ドイツのナチスが台頭し、やがて、戦争が始まってしまう予兆が描かれるらしい様子を踏まえると、自分のユダヤ系としてのルーツに極めて強いこだわりを持っているナタリー・ポートマンが、この映画に主演した理由も自ずと察することができるように思われますし、レベッカ・ズロトヴスキ監督の作品なのに、どうして、レア・セドゥーじゃないの…?!というのも納得がいったかも…?!


お父ちゃんのジョニー・デップと共演し、北米で今夏に封切られた「ヨガ・ホーザーズ」と同じく、スーパーナチュラルな要素が含まれているらしい作品に出演したリリー=ローズは、ケヴィン・スミス監督のバカ映画とは打って変わって、ママのヴァネッサ・パラディ譲りの美しさを発揮し、オスカー女優のナタリー・ポートマンを相手に堂々とした演技を魅せてくれているようなので、親の七光りとは無縁に将来が期待できそうな「プラネタリウム」は、レベッカ・ズロトヴスキ監督の本国のフランスで今秋11月16日に封切り!!、諸外国での公開は今のところ未定ですが、前述の両映画祭のプレミア上映での評価と、現地での営業努力によって、決まっていくことになりそうです。


さて、ナタリー・ポートマンリリー=ローズの美しい霊媒師の物語の映画の予告編を初めて、ご覧になられて、CIAリーダーのみなさんは、どのような期待の感想をお持ちになられたでしょう…?!


Follows the journey of sisters who are believed to possess the supernatural ability to connect with ghosts. They cross paths with a visionary French producer while performing in Paris.





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