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時のゴルバチョフ書記長が “ ペレストロイカ ” という言葉を持ち出して、ソ連の改革を訴えはじめたのは、1986年頃ですし、ベルリンの壁が崩壊したのは、1989年の出来事ですから、それらより前の1981年の映画公開当時では、まだ東西緊張の冷戦下にあった資本主義大国アメリカで、ハリウッド映画の大作として、あろうことか、「レッズ」、つまり「赤」などと挑発的に聞こえなくもないタイトルをつけて、敵の社会主義大国ソ連の誕生につながるロシア革命を描くというのは、まさにタブーに挑んだ大冒険だったはずですが、結果としては、計12部門でオスカーにノミネートされたうち、自らが受賞した最優秀監督賞を含む3部門で戴冠を果たす!!という映画史に残る一世一代のリスキーな賭けに勝利した伝説的な映画人のウォーレン・ベイティの復活です…!!







「アパートの鍵貸します」(1960年)などの大女優シャーリー・マクレーンの弟にして、「俺たちに明日はない」(1967年)や、「天国から来たチャンピオン」(1978年)といった映画史に残る傑作に主演したウォーレン・ベイティが、冒頭の「レッズ」で、お相手をつとめてくれたダイアン・キートンと再共演した2001年公開の「タウン&カントリー」以来となる約15年ぶりにスクリーンに復帰をしてくれたばかりか、1998年公開の「ブルワース」から数えて、約18年ぶりにメガホンをとった最新作「ルールズ・ドント・アプライ」の予告編を、配給の20世紀FOX が初公開したので、映画通の方はお観逃しなく、ご覧ください…!!


“ Rules Don't Apply ”=“ 規則は適用されません ”、つまり、“ 例外 ” といったニュアンスのタイトルがつけられたウォーレン・ベイティの復帰作は、1958年のハリウッドを舞台にして、田舎町の美人コンテストで優秀したのをキッカケに、時の大富豪ハワード・ヒューズの映画スタジオ…ということは、RKO との契約を結んで、女優になることになったリリー・コリンズ扮するヒロインのマリリン・モンローみたいな名前のマーラ・マブリーは、空港に出迎えにきてくれた大富豪の使用人の運転手フランクとお互いに魅かれあうのですが…、


スター・ウォーズ」アンソロジーの第2章「ヤング・ハン・ソロ(仮)」(2018年5月25日全米公開)の主演に大抜擢されて、ハリソン・フォードの当たり役の若き日々を演じるという大役を任されたことで俄然、注目を集めているアルデン・エーレンライクが演じる運転手フランクには、幼なじみの婚約者がいたばかりか、メソジストだったことから、バプテストのマーラとは宗派が違っていたうえ、エキセントリックな大富豪のハワード・ヒューズは、使用人に対して、けして、自社の女優たちとの間で、いかなる関係も断じて持ってはいけない…!!という厳格なルールを定めていた…!!


…といった次第で、とうてい結ばれることはできないマーラとフランクながら、しかし、恋は障害があるほど熱く燃え上がる?!とばかりに親密さを増してしまうのですが、どうやら、大富豪の希望に応じて、お好みの女優の M&M との密会をセッティングしたマシュー・ブロデリックが、M と M と言えば当然、永遠のセックス・シンボルのマリリン・モンローに決まっているのに、カン違いのボケをかまして、リリー・コリンズのマーラ・マブリーを引きあわせてしまったことから、若いカップルの禁じられた関係は大富豪を巻き込んで、さらにややこしくなってしまう…!!


冒頭の代表作「レッズ」のさわりから、そんな気骨の入ったウォーレン・ベイティが、大富豪のハワード・ヒューズを描くともなれば、名匠マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオがコンビを組んだ傑作「アビエイター」(2004年)みたいな映画かと思ってしまいました…という人には、まるでウディ・アレン監督のちょっと小洒落た恋愛喜劇?!みたいな「ルールズ・ドント・アプライ」は、もしかすると肩すかしかもしれませんが、ご覧のようにリリー・コリンズはいつもにも増して、キュートですし、ヤング・ハン・ソロのお芝居の力量も測れるほか、ウォーレン・ベイティの妻のアネット・ベニングをはじめ、写真家としても一流のキャンディス・バーゲン(「風とライオン」1975年)に、アレック・ボールドウィン、ダブニー・コールマン、エド・ハリス、スティーヴ・クーガン、オリヴァー・プラット、そして、ヘイリー・ベネットに、タイッサ・ファミーガという才能のある若い女優たちに加えて、名優マーティン・シーンまで登場!!という豪華なキャストの顔ぶれを踏まえれば、映画通の方はとりもなおさず、観ておくしかない作品ではないでしょうか…!!


ウォーレン・ベイティの現在79歳という年齢からしても、映画通の方は観ておくべきですよ…とつけ加えておく最新作「ルールズ・ドント・アプライ」は、今秋11月23日から感謝祭のお休みの目玉映画として、全米ロードショーです!!


An aspiring young actress (Lily Collins) and her ambitious young driver (Alden Ehrenreich) struggle hopefully with the absurd eccentricities of the wildly unpredictable billionaire (Warren Beatty), who they work for.

It’s Hollywood, 1958. Small town beauty queen and devout Baptist virgin Marla Mabrey (Collins), under contract to the infamous Howard Hughes (Beatty), arrives in Los Angeles. At the airport, she meets her driver Frank Forbes (Ehrenreich), who is engaged to be married to his 7th grade sweetheart and is a deeply religious Methodist. Their instant attraction not only puts their religious convictions to the test, but also defies Hughes’ #1 rule: no employee is allowed to have any relationship whatsoever with a contract actress. Hughes’ behavior intersects with Marla and Frank in very separate and unexpected ways, and as they are drawn deeper into his bizarre world, their values are challenged and their lives are changed.







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