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ギレルモ・デル・トロ監督が、菊地凛子ちゃんを戦うヒロインの主演に起用して、大怪獣 VS. 巨大ロボットの戦いを描いたSFアクション大作(2013年)の続篇「パシフィック・リム2 : メイルストロム」が、今秋11月のクランクインを間近にしながら、製作中止が電撃的に決定し、すでに広報されていた再来年2017年8月4日全米大渦巻の封切り日も消滅しました…。製作再開のメドは、まったく、わからない状況ですが、どうやら、「キングコング対ゴジラ」を引き金として、製作のレジェンダリーと、配給のユニバーサル映画との間の根深い問題が浮き彫りになってしまったようです…!!



そもそもは配給契約の業務提携を現在、結んでいるユニバーサル映画とのパートナー・シップで共同製作するはずだった、ロキのトムさん主演のキングコング映画「コング : スカル・アイランド」を、あろうことか、以前に業務提携を結んでいたワーナー・ブラザースと共同で手がけることにより、その過去のパートナーと引き続き、製作を進めることになっている「ゴジラ」シリーズとのドッキングを目指し、東宝映画「キングコング対ゴジラ」(1962年)を再現する…!!という、プロデューサーのトーマス・タル率いるレジェンダリー・ピクチャーズの大胆にして、うれしい決定を、先週末の金曜日(9月11日)にお伝えし、大変に大きな反響を頂きました。

しかしながら、その先週末の記事の中でもふれたように、注目の「コング : スカル・アイランド」を失ったばかりか、他社のワーナー・ブラザースと組んで、「ゴジラ」シリーズを盛り上げようとするレジェンダリーについて、現パートナーのユニバーサル映画は、いったい、どのように思っているのか…?!、事実上のワーナー・レジェンダリー復活!!と言えそうな「キングコング対ゴジラ」の製作決定に到った背景の事情が大いに気になってしまったわけですが、その各社の思惑を取材した THR のキム・マスタースが、めぐり巡って、冒頭のように、「パシフィック・リム2 : メイルストロム」が製作中止に追い込まれてしまったショッキングなレポートを伝えてくれました…!!

まずは「パシフィック・リム2 : メイルストロム」が消滅するに到った前段の事情についてですが、2013年夏に、ワーナー・ブラザースとの業務提携を解消することに決めたトーマス・タルは、新たなパートナーとして、ユニバーサル映画を選び、昨2014年から両社はチームを組んでいる次第ですが、しかし、ワーナーにおいて、「ザ・ダークナイト」トリロジーや、「インセプション」(2010年)といった大ヒット作を放ったのとは裏腹に、レジェンダリーがユニバーサル映画を通じて、これまでに公開した雷神主演の「ブラック・ハット」や、ジェフ・ブリッジス VS.ジュリアン・ムーアのアクション・ファンタジー「セブンス・サン」などは、いずれも興業で沈没し、ユニに利益をもたらしていないにもかかわらず、パートナー企業という立場から、製作に名前だけの途中参加をし、形式的に若干の出資をしたに過ぎない「ジュラシック・ワールド」の超特大のメガヒットにより、レジェンダリーは何もせず、漁夫の利を得てしまい、シリーズ復活の努力をしたユニバーサル映画は、むしろ、儲けを分ける頭数が増えたことで、損をしてしまった…。


…といった事情から、ユニ側はレジェンダリーの企画力や、業務提携の意味について、疑問を持つと同時に、レジェンダリー側は、自分たちの映画をヒットさせられないユニの宣伝マーケティングのセンスなど、配給の力量に不満を抱いてしまう相互不信の事態に陥っていたようですが、そうした両社の亀裂は、来月10月16日に全米で封切られるゴシック・ホラー「クリムゾン・ピーク」の視聴制限のレイティングを PG-13 として、実際のところ、誰でも観られる作品にしたかったユニに対し、同ホラーのメガホンをとったギレルモ・デル・トロ監督の意向を最優先し、恐怖映画なんだから、大人だけが観ればよいとばかりに、R指定にしてしまったことや、「ムーン: 月に囚われた男」(2009年)の気鋭のダンカン・ジョーンズ監督を抜擢して、人気ゲームを映画化するアクション・ファンタジー大作「ウォークラフト」(2016年6月10日全米公開)が、現時点において、その多額の製作費に見合うだけの期待値を得られてはいない…など、多岐に拡がってしまったことで、ついにはユニバーサル映画の側が、実は「コング : スカル・アイランド」の製作をキャンセルしてしまったそうです…!!

なので、本来は製作中止になるべきはずだったのは、「パシフィック・リム 2 : メイルストロム」ではなく、「コング : スカル・アイランド」の方だったのかもしれませんが、その暗礁に乗り上げたキングコング映画のプロジェクトを、かつての業務提携のパートーナーであるワーナーに持ち込んで、前述のように、「ゴジラ」シリーズとのドッキングを目指す掟破り?!で、復活に漕ぎつけたレジェンダリーに対して、ピーター・ジャクソン監督を起用した映画(2005年)を過去に製作した経緯があるばかりか、その「キングコング」を、自社の映画のテーマパークのアトラクションの目玉のひとつにしていることから、同キャラクターは、自社のものだと自負しているユニバーサル映画の気分が良いわけがありません…。

よって、以上のような「クリムゾン・ピーク」の軋轢を含む両社の不和や、「キングコング対ゴジラ」の掟破りを踏まえ、ユニバーサル映画からすれば、本気で怖いホラー映画を目指しただけに非常識な人になってしまうのかもしれないギレルモ・デル・トロ監督の「パシフィック・リム」のプロジェクトを見直すことにしたらしいユニが、中国でのみ大ヒットをしたおかげで、かろうじて収支のバランスがとれたに過ぎない前作の薄氷の実績をもとに、多額の製作費を出資するリスクを懸念し、手を引くことにしてしまった次第ですが…、


キングコングというキャラクターは、実際のところ、ユニバーサル映画に権利があるわけではなくて、著作権や、知的財産権が存在しないパブリック・ドメインにつき、誰が映画を作っても問題はないので、レジェンダリーがワーナー・ブラザースと組んで、「コング : スカル・アイランド」や、「キングコング対ゴジラ」を製作することに、ユニバーサル映画は、待った!!をかけて、止めるわけにはいかないものの、しかし、前述のように、事実上はユニバーサル映画の人気キャラクターのように見なされているキングコングを、ワーナー・ブラザースに持っていかれた腹いせ?!の八つ当たり?!として、だったら、身代わりに「パシフィック・リム 2 : メイルストロム」を止めてやる…!!とでもいった感じで、ギレルモ・デル・トロ監督のトリロジーの構想が消滅するのは、何とも、やり切れないので、かくなるうえは、そもそも第1弾を製作したワーナーが、だったら、続編も自分たちが作って、「キングコング対ゴジラ対イエーガー」の大怪獣映画祭りをぶち上げてやる…!!と奮起をしてくれれば、よいのですが、いずれにしろ、どうして、ギレルモ・デル・トロ監督には、こういう損な役回りが巡ってくるのか…?!、「キングコング対ゴジラ」が作られる代わりに、「パシフィック・リム 2 : メイルストロム」が製作中止になってしまった経緯について、CIAリーダーのみなさんは、どのような感想の意見をお持ちになられたでしょう…?!


レジェンダリーとユニバーサルとの業務提携が破綻するかもしれない行方と、その結果、レジェンダリーがワーナーに里帰りの可能性も含めて、「パシフィック・リム」の今後に期待をもって、続報が伝えられるのを待ちましょう!!







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