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これまでに「セイビング・プライベート・ライアン」(1998年)、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002年)、「ターミナル」(2004年)と、いずれも傑作の3本の映画でコンビを組んでいるほか、テレビのミニシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」(2001年)と「ザ・パシフィック」(2010年)を共同でプロデュースした実績からして、まさに名コンビと呼んで、差し支えがなさそうなスティーブン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスにとって、ふたりが力が合わせた6本めの作品となる「ブリッジ・オブ・スパイズ」が、いきなり、映画ファンをノックアウトするような予告編を初公開しました…!!








来週末の6月12日からプロデュースを手がけた復活の第4弾「ジュラシック・ワールド」が封切られる「ジュラシック・パーク」シリーズや、「インディアナ・ジョーンズ」シリーズ、また古くは「ジョーズ」(1975年)などの印象から、とかく娯楽映画のヒットメイカーのように捉えられがちのスピルバーグ監督は、そうした理屈抜きの作品で観客を楽しませる一方、「シンドラーのリスト」(1993年)や、「ミュンヘン」(2005年)、「リンカーン」(2012年)といった作品で、歴史上の重要な出来事を映画にしてきた社会派の側面も持ちあわせているわけですが、その後者の歴史の語り部としてのスピルバーグ監督の最新作「ブリッジ・オブ・スパイズ」の予告編です…!!


ディズニーと20世紀FOXという、共にハリウッドのメジャー・スタジオの2社が共同で製作費を出し合ったスケールの大きなスパイ・スリラーの実話映画作「ブリッジ・オブ・スパイズ」で、トム・ハンクスが演じているのは弁護士のジェームズ・B・ドノバン。予告編の中では、“ ぼくは保険の弁護士にしか過ぎない… ” と、トム・ハンクスは自分をへりくだっていますが、実在のドノバン弁護士は、諜報機関の OSS =戦略情報局にも勤務していた経歴が買われたものかと思いますが、マーク・ライランス(「ブーリン家の姉妹」2008年)が演じるソ連のスパイ、ルドルフ・アベル(↓ 写真)の罪を問う裁判で、あろうことか、弁護士を務めることを依頼され、敵国の味方をしなければならないハメに…!!


映画の時代背景の1960年代の冷戦下で、アメリカ中が注目の裁判で、公けに敵国のソ連の味方をしなければならない…ということは、とりもなおさず、自分もまた民衆の敵となってしまうため、もちろん当初は断るものの、しかし、結局は弁護士として、すべての人の人権を平等に守らなければならない信念にもとづき、敵のスパイの弁護を引き受けたドノバン弁護士は、電車の中で白い目で睨まれたり、挙げ句の果ては自宅に発砲などもされてしまうようですが、そうした矢先…、


ロッキード社の高高度偵察機 U-2 に乗り込んで、領空侵犯のスパイ飛行で、ソ連の軍事施設の航空写真を撮影していたパイロットのフランシス・ゲーリー・パワーズが、ソ連側が放った地対空ミサイルによって撃墜され、スパイとして、ソ連当局に捕まってしまう!!という、俗に “ U-2撃墜事件 ” と言われる米ソの緊張を高める事態が勃発!!、放っておけば、シベリア送りになってしまうパイロットのフランシスを救出するべく、ソ連との交渉に臨むことにしたジョン・F・ケネディ大統領は、切り札として、前述のルドルフ・アベルを使うべく、その弁護を担当したドノバン弁護士を、アメリカ側の交渉人に任命し、当時の東ベルリンに送ることに…ッ!!


…といったスリリングな展開から、歴史の事実として、1962年2月10日に、当時の東西ドイツ国境のグリーニケ橋で、パイロットのフランシス・ゲーリー・パワーズと、スパイのルドルフ・アベルの身柄の交換を米ソが行うに到ったことから、映画は “ スパイたちの橋 ” と名付けられたようですが、大変にダイナミック、かつ緊張のともなう実録映画に仕上がっているような予感がする、いきなり、中身の濃い予告編をご覧になって、CIAリーダーの映画通のみなさんは、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!


昨2014年9月から約3か月間にわたって、ニューヨーク、ドイツ、そして、ポーランドで、大々的にロケが行われた「スパイたちの橋」の企画を、ディズニー・ドリームワークスに持ち込んで、シナリオを執筆したのは、イギリスで、テレビシリーズの脚本を執筆していたマット・チャーマン。その無名の新人が完成した見事なシナリオを、さらにもう一度、練り直し、物語の緊張感を高める工夫と、セリフのトーンに手を加えたのは、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」(2013年)や、「トゥルー・グリット」(2010年)といった傑作映画のほか、「ザ・レディ・キラーズ」(2004年)で、トム・ハンクスとチームを組んだ間柄のコーエン兄弟監督です…!!


そのコーエン兄弟監督が仕上げたシナリオを読み終えるなり、宝くじに当たったかと思った…!!と、トム・ハンクスが興奮してしまったらしいことからしても、大きな期待が持てるスピルバーグ監督の最新作「ブリッジ・オブ・スパイズ」は、ディズニー映画として、今秋10月16日から全米公開!!、本国の北米以外の諸外国では、20世紀FOXの作品として封切られることになります…!!

米ソの橋渡し役を演じた名優トム・ハンクスと、スピルバーグ監督が現在撮影中の次回作「The BFG」(2016年7月1日全米公開)では、タイトルロールの巨人、BFG を演じているマーク・ライランスの共演者として、ソ連に撃墜されるパイロットのフランシス・ゲーリー・パワーズ役は、「ウィプラッシュ」(2014年)のオースティン・ストウェル、ドノバン弁護士に、そのパイロットの救出を依頼するCIAのエージェント、ホフマン役は、「サイド・エフェクト」(2013年)などに出演していたスコット・シェパード。そして、トム・ハンクスのお相手として、ドノバン弁護士の妻のメアリー役に起用されたのは、「バードマン」(2014年)のエイミー・ライアンです…!!

A dramatic thriller set against the backdrop of a series of historic events, DreamWorks Pictures/Fox 2000 Pictures’ “Bridge of Spies” is the story of James Donovan, a Brooklyn insurance claims lawyer who finds himself thrust into the center of the Cold War when the CIA sends him on the near-impossible task to negotiate the release of a captured American U-2 pilot.
Directed by Steven Spielberg, the film stars Tom Hanks, Mark Rylance, Scott Shepherd, Amy Ryan, Sebastian Koch, Alan Alda, Austin Stowell, Mikhail Gorevoy and Will Rogers. “Bridge of Spies” is produced by Spielberg, Marc Platt and Kristie Macosko Krieger with Adam Somner, Daniel Lupi, Jeff Skoll and Jonathan King serving as executive producers. The screenplay is by Matt Charman and Ethan Coen & Joel Coen.







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