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来月2月22日(日)に授賞式が行われる第87回アカデミー賞に計9部門ものノミネートを果たした傑作「バードマン」に引き続き、コンビを組んだアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と、カメラマンのエマニュエル・ルベツキは、照明を一切、使わずに、おひさまの自然光だけで撮影をしているそうですから、今の冬場の日照時間の短さを踏まえると、スケジュールがズルズルと遅れていくのは当たり前のような感じですね。となれば、トム・ハーディが、この「ザ・レブナント」の撮影が予定どおりには終わりそうにないのを理由のひとつとして、「スーサイド・スクワッド」(2016年8月5日全米公開)から降板したのは、とても納得がいくことになりますし、また、コミックヒーロー映画よりも、「インセプション」(2010年)のレオナルド・ディカプリオと再共演の対決を優先したのも無理がありません…?!




現地カナダ・カルガリーの本日の天気予報によれば、お昼間の気温は8度だそうですから、日本の都市部とそう変わらないことになりますが、撮影が行われている山中の体感温度は、いったい、どれぐらいの寒さなのか…?!、いずれにしろ、手がかじかむことは間違いないような環境下で、ロケが進められているアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作「ザ・レブナント」の写真を、エンタテインメント・ウィークリーが初公開してくれました…!!

あっさりと日本語に訳せば、黄泉の国から帰ってきた亡霊とでもいった意味になる「ザ・レブナント」は、事件が起こった1823年の当時、36歳だったヒュー・グラスが、ロッキー・マウンテン・ファー・カンパニーという毛皮会社に雇われて、10数名の男たちと一緒に、ミズーリ川流域の荒野に赴き、罠を仕掛けては動物を仕留め、毛皮を剥ぐ…といった仕事に従事していたのですが、ある時、運悪く野性のグリズリーに襲われてしまったヒューは、背中に大ケガを負ったどころか、頭の皮を半ば、剥がれて、喉も裂かれる…と、瀕死の状態に陥ってしまうことに…!!


しかしながら、すぐに死んでも、おかしくないほどの重傷を負ったヒューが呼吸を止めることなく、生きていたことから、狩猟隊のリーダーは、メンバーのうち、ジョン・フィッツジェラルドと、若いジム・ブリッジャーを、その場に残し、ヒューの容体を看取って、命が尽きたら、埋葬するように言いつけたにもかかわらず、ふたりは程なく、それぞれ勝手に立ち去り、ヒューは見捨てられてしまう…といった実話の映画化ですが、つまり、同じ実話をもとにしたリチャード・C・サラフィアン監督の復讐ウエスタン「荒野に生きる(Man in the Wilderness)」(1971年)のリメイク映画ですね…!!


オリジナル映画荒野に生きるプロモ・ビデオ ! !




「ハリポタ」のダンブルドア校長=リチャード・ハリスが、オリジナル映画では “ ザカリー ” という名前で演じた主人公を、史実のとおり、実在の人物のヒューになり切って、演じているらしいレオナルド・ディカプリオについて、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は…、
“ 彼は恐れ知らずだよ。信じられないぐらいの驚きに値する俳優だ。 演技の上手さには、本当にビックリさせられている。彼が人物の人間性の奥深いところまでを理解して、演じていることが、彼の目の表情を通じて伝わってきた…!! ”
…とのことですから、「バードマン」のマイケル・キートンが、第87回アカデミー賞の最優秀主演男優賞にノミネートされたほか、様々な主演男優賞をモノにしているのと同じ快進撃を、レオが引き継ぐことになるのかもしれませんが、ただし、映画の出来栄えについては…、

“ ぼくは、イチかバチかに病みつきになってしまったみたいで、かなり実験的な映画作りに取り組んでいるんだ。試みが大失敗で、映画が崩壊するのか、それとも、驚きの効果を発揮してくれることになるのか?!、どっちにしろ、ぼくたちは成功を信じて、賭けている…!! ”
…なので、結末の解釈に議論白熱の「バードマン」と同様に、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、もしかすると観客から、ソッポを向かれるのを覚悟で、また一筋縄ではない演出を、「ザ・レブナント」にも採り入れているようですから、果たして、その賭けに良い方の目が出て、ついにレオがオスカーの最優秀主演男優賞に選ばれるという、本人のみならず、ファンの悲願が、やっと達成されるのか…?!、「ザ・レブナント」の完成が楽しみですね…!!

記事の見出しのように、瀕死のレオを見捨てたことで、復讐されることになるジョン・フィッツジェラルド役は、マックス・ロカタンスキー、そして、同じくレオを放置するジム・ブリッジャー、つまり、ブラッド・ピットの祖先として有名な人物の役は、「ザ・メイズ・ランナー」(2014年)のウィル・ポールター。20世紀FOX配給のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作「ザ・レブナント」は、北米で今年末12月25日のクリスマスから限定公開で封切りです!!、とだけ書いて、記事を終われば、本当に誤解をする人もいるかもしれないので、書き足すと、ブラッド・ピットの祖先というのは、本当のブラピ本人ではなく、ナチを血祭りにするアルド・レイン中尉のことです…!!







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