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【Update】 当初に見込まれた100館以下の限定公開から、倍の200館以上にまで、スクリーンの数が膨れ上がってきたので、封切りの週末の全米映画興業ランキングのBEST10圏内にランクインする可能性もありそうです。また、ソニピがいったん決めた北米での公開中止を翻して、やっぱり、「ジ・インタビュー」を封切ることについて、大手映画館チェーンは、このような反発の態度を示しています

ソニー・ピクチャーズが以下 ↓ のようにプレスリリースを発行し、北米では明後日の12月25日(木)に、主に独立系の興業会社が運営する限定された100館以下程度の数の映画館において、バカ映画「ジ・インタビュー」を封切ることを発表しました。なお、プレスリリースに記載はありませんが、ソニー・ピクチャーズは追って、VOD による全米配信もアナウンスするのでは…?!と見込まれています。




日本語では “ 単館系 ” や、“ ミニ・シアター ” などといった書き方をすれば、よいのかもしれませんが、そうしたインディーズの独立経営による約250館程度の映画館と、その関係者らが集まって行うビジネス・カンファレンスの催しなどを主催している業界団体のアート・ハウス・コンバージェンスの代表、ラス・コリンズ氏が、北米で一昨日の日曜日(12月21日)に、ソニー・ピクチャーズのエイミー・パスカル会長と、CEO のマイケル・リントン氏に対して、働きかけを行ったことが状況を変える、ひとつのキッカケにもなったのかもしれませんが、ソニー・ピクチャーズが以下 ↓ のように、プレスリリースを発行し、全米公開中止に陥った「ジ・インタビュー」を当初の予定どおりのクリスマスの12月25日に、あらためて小規模の限定公開の形で封切ることを発表しました。


上 ↑ 下 ↓ は状況が一転し、映画の公開が決まった主演のセス・ローゲンとジェームズ・フランコのリアクションです。




上 ↑ 下 ↓ は、「ジ・インタビュー」がテロの脅迫を受け、公開中止になったことへの反発として、北朝鮮に対する同様のメッセージを一部に含んだ「チーム・アメリカ: ワールドポリス」(2004年)のリバイバル上映に踏み切ろうとしたところ、製作のパラマウント映画がトバッチリを恐れて、同映画を封印し、上映中止に追い込まれた挙げ句、その旧作の代わりに?!、元の木阿弥で、「ジ・インタビュー」を封切ることになったアラモ・ドラフトハウスのリアクションです。

ちなみに、「チーム・アメリカ: ワールドポリス」は、同映画まで観られなくなってしまう…!!と焦ったらしいファンが、どうやら、DVD を買いに走ったらしく、売り切れの品薄状態になっているようなので、パラマウント映画としては、思いがけない宣伝?!の効果により、ちょっと得をした事態となっています。


なお、「ジ・インタビュー」は、ソニー・アタック事件が大きくなって、全米公開中止に到ってしまうなどする前の時点で、興業アナリストが予測していたオープニング成績は、2,000~2,500万ドルの範囲で、CIA としては、北朝鮮がテーマの映画なんて、全米の大衆の観客は興味がないので、2,000万ドルを切って、下回る可能性もあり得る…と考えていました。

そのオープニング成績が恐らく、2,500万ドル以下というのは、同じくセス・ローゲンとジェームズ・フランコがコンビを組んで、主演をつとめた、大人向けのコメディ映画「パイナップル・エキスプレス」(2008年8月全米公開)の同成績=約2,324万ドルに、ほぼ相当するものと見なすことができます。ドラッグをテーマにして、やはり、世間が眉をひそめる内容だった「パイナップル・エキスプレス」の最終的な全米での売り上げが約8,734万ドルで、全世界でのトータルが約1億162万ドルだったことを振り返ると、アメリカでしか集客力を発揮できないセス・ローゲンとジェームズ・フランコの映画の本国での公開規模が縮小したのは痛いことになりますが、それを VOD 配信で補い、ソニー・アタック事件の話題性に乗じて、諸外国での売り上げが増すとしたら、ソニピとしては、それほど悪い結果にはならないかもしれないですね。(もちろん、ハッキングにより、企業として被った被害は別としての話です)


ただし、ニューヨーク・マガジンのカルチャー・ブログ Vulture のネイト・ジョーンズによれば、実際の完成に先がけて荒編集でまとめたラフカットの業務試写に対して、海外の配給会社や、興業関係者が、「ジ・インタビュー」のあまりのつまらなさに難色を示してしまった…といった経緯があるらしいことを踏まえると、ソニー・アタック事件によって、映画に強い関心を寄せて、期待を高めた観客が、ついにようやく、やっとのことで目にすることができた本編を観届けて、一体、どのような反応を示すのか?!、もしも、先行して映画を観た業界関係者のように、おもしろくない…と呆れた結論に達した場合、果たして、これまでの騒動は何だったのか…?!と、肝心の映画の内容の評価は抜きにして、取り沙汰されぬまま、事件報道が先行し、本来の映画の価値とは別に、無駄に大きくなった話題性に、自分たちも踊らされていただけでは…と気づいて、拍子抜けをするようなオチにならなければ、よいのですが…。


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SONY PICTURES ENTERTAINMENT ANNOUNCES LIMITED THEATRICAL RELEASE OF THE INTERVIEW ON CHRISTMAS DAY

[Hollywood - December 23, 2014] Sony Pictures Entertainment today announced that The Interview will have a limited theatrical release in the United States on Christmas Day.

“We have never given up on releasing The Interview and we’re excited our movie will be in a number of theaters on Christmas Day,” said Michael Lynton, Chairman and CEO of Sony Entertainment. “At the same time, we are continuing our efforts to secure more platforms and more theaters so that this movie reaches the largest possible audience.”

“I want to thank our talent on The Interview and our employees, who have worked tirelessly through the many challenges we have all faced over the last month. While we hope this is only the first step of the film’s release, we are proud to make it available to the public and to have stood up to those who attempted to suppress free speech.”







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