第1位(初)　「モンスターズ・ユニバーシティー」(？？？ドル)
　　　　　　　$82,000,000－(4,004館/$20,480)－$82,000,000






「モンスターズ・ユニバーシティー」予告編



★ 映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での評論家の支持率 78 % に対し、観客の支持率は 89 %
★ レビューのとりまとめサイト Metacritic でのスコアは 64 /100ポイント

ディズニー・ピクサーが2001年に封切った「モンスターズ・インク」の前日譚として、主人公のモンスター・コンビ、マイク（ビリー・クリスタル）とサリー（ジョン・グッドマン）の大学生時代を描いたシリーズ第2弾「モンスターズ・ユニバーシティー」のオープニング成績は、約8,200万ドルで、昨2012年6月の同時期に公開した「ブレイブ」の同成績＝約6,632万ドル（4,164館）を大きく上回り、「トイ・ストーリー3」の大記録＝約1億1,030万ドル（2010年6月公開/4,028館）に次ぐ、ディズニー・ピクサー史上第2位のオープニング・ヒットとなりました…！！

また、同社の前々作「カーズ2」（2011年）が、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で、支持率わずか39％の腐敗映画に指定されたほか、前述の「ブレイブ」は、ディズニーのお姫さまアニメに、宮崎アニメのヒロイン像を重ね合わせたに過ぎない…などと、ピクサー作品らしからぬオリジナリティを欠いた凡作と表されていたのに対し、恐ろしいモンスターという特別な存在に、自分から努力して、なろうとする気持ちの向上心と、本来のありのままの自分らしさとのギャップという、ともすれば成長期の思春期に抱えがちな葛藤を巧みに描いた「モンスターズ・ユニバーシティー」は、ピクサーがかつてのペースを取り戻すことに成功した良作といった風に評されているので、新人のダン・スキャロン監督は興業のビジネスと映画の質の両面で、ピクサー復権！！という重責を果たしてくれたことになります…！！

なお、ディズニーの出口調査によれば、「モンスターズ・ユニバーシティー」のオープニング興業の観客の56％が女性で、やや男性を上まわり、約6割が25歳以下の青少年層だったそうです。

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