ＣＩＡ☆こちら映画中央情報局です: Box Office : 6月21日～6月23日の全米映画ボックスオフィスBEST10！！

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Box Office : 6月21日～6月23日の全米映画ボックスオフィスBEST10！！

by Billy 1999年6月24日木曜日

第2位(初)　「ワールド・ウォーZ」(1億9,000万ドル)
　　　　　　　$66,000,000－(3,607館/$18,298)－$66,000,000

「ワールド・ウォーZ」テレビスポット

★ 映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での評論家の支持率 67 % に対し、観客の支持率は 86 %
★ レビューのとりまとめサイト Metacritic でのスコアは 62 /100ポイント

ゾンビ映画なのに、視聴制限のレイティングが PG-13 で、実質的に小学生以下のお子ちゃまでも鑑賞可能なことなどから、一旦は失敗作と決めつけられたものの、後半のクライマックスの内容を完全に変える大幅な撮り直しが功を奏し、アクション映画として、一般に好意的に迎えられた「ワールド・ウォーZ」のオープニング成績は約6,600万ドルで、当初に予想されていた4,000万ドルを大きく上まわる売り上げを達成してしまいました…！！

この「ワールド・ウォーZ」のオープニング成績＝約6,600万ドルというのは、ブラッド・ピットにとっては、妻のアンジェリーナ・ジョリーと共演した「Mr.&Mrs.スミス」（2005年6月公開/3,424館）の同成績＝約5,034万ドルを更新した自己ベストの№1ヒット！！となるもので、仮りに通貨価値の違いのインフレ率を考慮しても、「Mr.&Mrs.スミス」の記録は約6,235万ドルに相当し、1館あたりの売り上げでも、「ワールド・ウォーZ」が約1万8,298ドルを集めたのに対して、「Mr.&Mrs.スミス」は、現在のお金の価値で約1万8,211ドルなので、3D映画と2D映画のチケット代金の違いは依然としてあるにせよ、「ワールド・ウォーZ」がブラピ史上最高のオープニング・ヒット！！と言い切って、ひとまず特に差し障りはないことになります…！！

また、「ワールド・ウォーZ」は、この週末に、ほぼ同時に封切られた諸外国の25の地域でもヒットを記録し、約4,600万ドルを稼いでいるので、本国の売り上げとあわせて、いきなり大台の1億ドル以上に乗せてしまったことから、プロデューサーでもあるブラッド・ピットとパラマウント映画は、ジャンル系のゾンビ映画に約2億ドルもの巨額を費やす大博打に勝ちをおさめてしまった…！！と、ホメてあげてよさそうです。ただし、ゾンビ大好きのジャンル系ホラー映画の本格マニアには引き続き、家族愛のテーマを薄っぺらに含んだ「ワールド・ウォーZ」は、鼻で笑われてしまい、相手にされていませんし、似たような作品として、ウィル・スミスが主演した「アイ・アム・レジェンド」（2007年/3,606館）のオープニング成績は約7,721万ドルでしたから、それに比べると、「ワールド・ウォーZ」は、まぁ、それほど大したこともないのか…といった見方もできるかもしれません。