さて、現地ロサンゼルスでは明日となる2月26日（日）の太平洋標準時の午後4時から、いよいよ映画界の一年の総決算となる映画賞の本丸 アカデミー賞の授賞式が始まるわけですが、それに先がけ、オスカー気分を盛り上げるためにも？！、ちょっと貴重な過去のビデオをご覧ください…！！









1975年に、監督第2作めとなるパニック映画の「ジョーズ」が大ヒットとなり一躍、ハリウッドの新星の寵児に躍り出たスティーヴン・スピルバーグ監督28歳が、翌1976年3月開催の第48回アカデミー賞の各賞ノミネートの発表にあたり、自分の人気映画は少なくとも11部門で候補に選ばれ、オスカーを席巻するだろう…！！と自信満々に、友人らとテレビの前に陣取ったものの、結果は作品賞・作曲賞・音響効果賞・編集賞に該当しただけで、自分の名前が最優秀監督賞候補として上げられることもなく、ガッカリしてしまった末、「ジョーズ」が興行的に成功し、自分がリッチになったことをやっかんで嫉妬するアカデミー会員たちが、映画を正当に評価しなかった…！！と、本音の愚痴をぶちまけてしまっているビデオです…！！、同オスカーで、最優秀監督賞の候補になったのは、「狼たちの午後」のシドニー・ルメット監督、「カッコーの巣の上で」のミロシュ・フォアマン監督、「ナッシュビル」のロバート・アルトマン監督、「バリー・リンドン」のスタンリー・キューブリック監督、「アマルコルド」のフェデリコ・フェリーニ監督といった、そうそうたる面々で、受賞したウイナーはミロシュ・フォアマン監督でしたから、娯楽に徹した「ジョーズ」が当たっただけの新人スピルバーグが選ばれなかったのも仕方がないのかな…？！と、当時の空気を察したりもするのですが…、

若き天才ともてはやされ、飛ぶ鳥を落とす勢いで鼻高々の生意気な若造だった？！スピルバーグ監督は納得できなかったようですね…！！、そのスピルバーグ監督の戦争ドラマ「ウォー・ホース」が、日本では明日の2月27日（月）アサ9時ごろからスタートの第84回アカデミー賞の最優秀作品賞に、本数を揃える穴埋めとして？！、かろうじてノミネートされているわけですが、今や自分も大ベテランの名匠の域に達したスピルバーグ監督65歳は、どのような心境でオスカーの行方を見届けるのでしょう…？！、なお、常連のCIAリーダーの方はご承知のように、明日は例年どおり、アカデミー賞各賞の受賞結果をライヴ・ブロギングで速報するので、お楽しみに…！！





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！