************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


地元のボストンを舞台にした犯罪映画の名手であるベン・アフレック監督が、ボストンを代表する実在のギャングの生涯を、親友のマット・デイモンを主演に迎え、自らもカメラの前に立って出演し、映画化することになりましたが、そのマット・デイモンが演じる悪の名士のホワイティ・バルジャーは、マット・デイモンがレオナルド・ディカプリオとダブル主演した「ザ・ディパーテッド」(2006年)で、ジャック・ニコルソンが演じたギャングの親分のモデルなので、マット・デイモンからすれば、同映画の世界を掘り下げるプリクエールのような性質の作品になるのかもしれません…!!






男性誌 GQ の独占取材に応じたマット・デイモンが明らかにしたところによれば、1994年末以来の約16年間もの長きに渡り、FBIの最重要指名手配の網をくぐり抜け、逃亡生活を過ごした末、今年2011年6月に、ついに逮捕された大物ギャング、ホワイティ・バルジャーの生涯を描く伝記映画を、親友のベン・アフレック監督のメガホンで製作することになり、冒頭のように、自ら主演したマーティン・スコセッシ監督の傑作「ザ・ディパーテッド」で、ジャック・ニコルソンの演じた役に挑戦し、俳優ベン・アフレックと共演するそうです…!!

スティーヴン・キング原作の大作「ザ・スタンド」のメガホンを、当初に交渉していた「ハリポタ」のデヴィッド・イェーツ監督ではなく、今や若き名匠のベン・アフレック監督に託すことにしたワーナー・ブラザースが出資し、製作するホワイティ・バルジャーの伝記映画のシナリオを執筆するのは、マーティン・スコセッシ監督が製作総指揮をつとめるギャング・ドラマ「ボードウォーク・エンパイア」のクリエイターであるほか、「ザ・ソプラノズ」の脚本も手がけていたテレンス・ウィンターで、このニュースの詳細を GQ に追随する格好で伝えた業界メディア Deadline NY のマイク・フレミングによれば、ベン・アフレック監督の弟にして、同監督の代表作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)に主演した名優のケイシー・アフレックも脇役で登場するそうですから、まさに1997年公開の「グッド・ウィル・ハンティング」の同窓会?!といったギャング映画が仕上がることになりそうです…!!

アフレック兄弟とマット・デイモンのほか、「ブラック・スワン」(2010年)や、全米でヒット中のジョージ・クルーニー監督・主演作「アイズ・オブ・マーチ」のプロデューサーであるブライアン・オリバーや、ベン・アフレック監督の「ザ・タウン」(2010年)を製作した有名プロデューサーのグレアム・キング、また、「トワイライト・サーガ」で、Rパットの父ちゃんを演じてる俳優のピーター・ファシネリといった人たちも、関連の事件や著書を映画化しようとしていることから、映画の題材として人気のひっぱりだこ?!のホワイティ・バルジャーは、髪が白金のプラチナブロンドだったことから、“ホワイティ”という異名をとった人物で、本名はジェームズ・バルジャーです。


1929年にボストンで生まれたジェームズ・バルジャーは、ローティーンの頃からストリート・ギャングとして犯行を重ね、14歳の頃から、くり返し警察に逮捕された挙げ句、1956年に銀行強盗の罪で捕まり、絶対脱獄不可能のアルカトラズ刑務所で、約9年間の刑期を過ごすことになりました。
そして釈放後、職を転々としたジェームズ・バルジャーは結局、地元ボストンのアイリッシュ・ギャングの一味に加わり、頭角を現して、“ウインター・ヒル・ギャング” と呼ばれる自らの組織を形作る親分にまで、のし上がります。
しかし、実は裏の顔として、FBIとつながり、情報をタレ込む密告屋であったジェームズ・バルジャーは、そのFBIに流す情報を巧みに操作して、ギャング同士の抗争にFBIを利用して味方につけ、敵対する組織をつぶすといった狡猾な駆け引きの才能を発揮することになりますが、そういったジェームズ・バルジャーの持ち前の政治センスは、犯罪者の兄とは無縁に政治家として成功し、マサチューセッツ大学の総長におさまった地元名士の弟ウィリアム・バルジャーと、やはり、血は争えない同じ遺伝子を受け継いだ人物であることがよく察せられます。
波乱のギャング人生の中で、21人は殺した…とされるジェームズ“ホワイティ”バルジャーは、1994年末に内通するFBIのエージェントから、近々、恐喝罪で起訴されることを知り、長年の情婦のキャサリン・グレイグと逃亡し、カリフォルニアで長い隠遁生活を送った末、81歳にして、ようやく逮捕されることになった次第ですが、Deadline NY のマイク・フレミングによれば、マット・デイモンとベン・アフレックの伝記映画は、ホワイティ・バルジャーがアルカトラズ刑務所に収監された辺りから、その後、FBIの情報提供者として暗躍しながら、ギャングとしてのし上がっていく様の絶頂期に、主に焦点が当てられることになるそうです。

ベン・アフレック監督が、親友マット・デイモンに実在のギャングを演じさせる実録犯罪ストーリーのワーナー・ブラザース作品の具体的な製作スケジュールは今のところ未定となっていますが、ベン・アフレック監督が現在撮影中の70年代を舞台にした、やはり、ワーナー・ブラザース製作・配給のポリティカル・スリラー「アルゴ」(2012年9月14日全米公開)の完成後、大仕事の「ザ・スタンド」の前に、旧交を温めるギャング映画に素早く取りかかる可能性もありそうですから、「グッド・ウィル・ハンティング」の面々による実話のギャング映画を楽しみにしておきましょう…!!


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