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「キャプテン・アメリカ」が僅差で、「ソー」に勝利!!
コミックヒーロー映画として、この夏、№1 大ヒットの
封切り成績で初登場首位のキャプテンになった!!


*各数字は、週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。


第1位(初) 「キャプテン・アメリカ : ザ・ファースト・アベンジャー」(1億4,000万ドル)
       $65,827,000-(3,715館/$17,719)-$65,827,000

第2位(1) 「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」(前後編あわせて2億5,000万ドル)
       $48,065,000-(4,375館/$10,986)-$274,182,000


第3位以下は続きを読むの後です…!!



第3位(初) 「フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ」(3,500万ドル)
       $18,500,000-(2,926館/$6,323)-$18,500,000


「ブラック・スワン」(2010年)のナタリー・ポートマンと、アシュトン・カッチャーがヤリ友の関係を演じ、パラマウント映画が今年2011年1月に封切った大人向きの恋愛コメディ映画「ノー・ストリングス・アタッチド」を、「ブラック・スワン」のミラ・クニスと、ジャスティン・ティンバーレイクを主演に起用して、ソニー・ピクチャーズがリメイクしたヤリ友映画「フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ」は残念ながら、二番煎じのコピー映画だけに?!、オリジナル映画のオープニング成績=約1,965万ドル(3,018館)を上回ることができませんでした…。
しかし、スクリーンの数の違いに着目して、1館あたりのアベレージで比較すると、そもそもは「フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ」という題名だったナタリー・ポートマンの映画は約6,512ドルの売り上げで、ミラ・クニス主演の同名新作は約6,323ドルなので、その差は大してなく、正月にヤリ友の割り切った関係が割り切れなくなる恋愛映画を観た人が、半年後の夏にまた同じ映画を観たのか?!といった感じです。ただし、ナタリー・ポートマンのオリジナル映画の製作費は約2,500万ドルと安価だったのに加え、封切り当時の「ブラック・スワン」ブームに便乗した格好の公開で、あまり宣伝費が使われていなかったのに対して、ミラ・クニス主演のリメイク映画は製作費が割高なうえ、サマームービーとして、ソニピはキャンペーンに多額の費用を投じていますから、結論としては、いったい、ソニー・ピクチャーズは何をしたかったの…?!といったお粗末とでも言うしかありません。
なお、ナタリー・ポートマンの映画のオープニング興行での男性の観客の割合が約30%だったのに対して、ミラ・クニスの映画は約38%ですから、ミラ・クニス的には、より男性がエッチを観たいのは自分の方だったことで、ナタリー・ポートマンに勝ったぜ!!と言えそうですし、映画の内容の評価についても、いささか過去の人のようなアイヴァン・ライトマン監督がメガホンをとった「ノー・ストリングス・アタッチド」が、映画の格付けサイト RottenTomatoes で約49%の支持率だったのに対して、エマ・ストーン主演の青春映画の名作「イージーA」(2010年)の成功で、旬のウィル・グラック監督の新作である「フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ」は、今のところ、70%台なので、今後、分母のサンプル数が増えて、支持率が下落していったとしても、ミラ・クニスの方が優位には立っていそうです。


フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ予告編




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第4位(2) 「トランスフォーマー3 / ダーク・オブ・ザ・ムーン」(1億9,500万ドル)
       $12,000,000-(3,375館/$3,556)-$325,789,000

第5位(3) 「ホリブル・ボスズ」(3,500万ドル)
       $11,720,000-(3,104館/$3,776)-$82,402,000



第6位(4) 「ズーキーパー」(8,000万ドル)
       $8,700,000-(3,215館/$2,706)-$59,204,000

第7位(5) ピクサー風アニメ「カーズ2」(2億ドル)
       $5,726,000-(2,668館/$2,146)-$176,445,000

第8位(6) 「クマのプーさん」(3,000万ドル)
       $5,141,000-(2,405館/$2,138)-$17,573,000

第9位(7) 「バッド・ティーチャー」(2,000万ドル)
       $2,600,000-(2,034館/$1,278)-$94,355,000

第10位(10) 「ミッドナイト・イン・パリ」(3,000万ドル)
       $1,899,000-(621館/$3,058)-$44,878,000

第11位(11) 「ブライドメイド」(3,250万ドル)
       $1,346,000-(680館/$1,979)-$163,853,000

第12位(8) 「ラリー・クラウン」(3,000万ドル)
       $1,030,000-(1,035館/$995)-$34,338,000


《 POINT 》 一般にオープニング成績の約3倍前後が、その映画の最終的な興行成績になる可能性が高い。興行成績の概ね半分が
映画館の取り分となる。よって、オープニング成績から試算したトータルの売り上げを2分の1にして、製作費と比較すれば、その映画の興行的成功の度合いをおおまかに測ることができる。



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