************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ちょうど1週間前の先週火曜日(6月21日)に、ディズニーの発表をお伝えした、再来年2013年秋公開のピクサー・アニメの謎の最新作は、既存の作品の続編ではなく、オリジナルのまったく新しい映画…とのことですから、新シリーズの第1弾?!の「トイ・ストーリー4」が、現実に映画館にお目見えするとしたならば、少なくとも、それ以降の2014年から先…ということになりそうです…!!




映画シリーズの締めくくりとして、このうえなく完璧に物語を終えて、万人の感動を呼び、アニメ映画史上最大ヒットのトータル興行成績=約10億6,317万ドルを記録した「トイ・ストーリー3」(2010年)は、もしかすると、単にトリロジーの完結編だっただけで、シリーズそのものが終わったわけではなく、新たな物語の第1章の最新作「トイ・ストーリー4」が作られるかもしれないことを、主人公のカウボーイのおもちゃのキャラクター、ウッディの声優をつとめるトム・ハンクス本人が公けに明らかとしました…!!

1996年に発表した初監督作品「すべてをあなたに」以来、約15年ぶりにメガホンを握り、自らタイトルロールの主人公も演じて、ジュリア・ロバーツとの共演を果たした最新作の恋愛コメディ「ラリー・クラウン」(ユニバーサル映画配給/今週末7月1日全米公開)のプロモーションのため、ロンドンで、BBC放送のニュースに出演したトム・ハンクスの発言を伝えてくれた Bleeding Cool によれば、インタビュアーから、代表作の「トイ・ストーリー」シリーズの最新第4弾の可能性を尋ねられたトム・ハンクスの返答は…、
“あると思うよ、うん、そう、そうなんだ…、ピクサーは製作を進めてる、観られると思う…”
…といったもので、実際に「トイ・ストーリー4」のプロジェクトがどの程度、進展してるのか?!といった詳細については語られていないため、ピクサーが現実に公開する予定の作品として企画を進めているのか?!、それとも可能性として、「トイ・ストーリー4」について話し合われているだけなのか?!といった状況はわかりません。


ピクサー・アニメーション・スタジオが発表した長編アニメ映画の第1弾(1995年)にして、同社の代表作の看板シリーズとなった「トイ・ストーリー」は、前述のように、主人公のおもちゃたちと、その持ち主のアンディ少年との関係が、これまで最終作と信じられていた第3弾で、きれいにピリオドが打たれたことで、恐らく、シリーズのファンの方々の気持ちの反応としては、新作の第4弾が作られるらしいことを歓迎よりかは、もう、このまま、ソッとしておいてほしい…といった、もし現実に作られるなら残念だ…という、ガッカリなのかもしれません。あるいはまた、ピクサーが自分たちの作品の価値を、ともすれば貶めるようなことに手を染めるなんて…といった、戸惑いを感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、先週末に全米公開され、奇遇にも、短編アニメの体裁をとった続編のシリーズ最新作「トイ・ストーリー: ハワイアン・バケーション」がアタッチされた、ピクサーの長編アニメ映画の最新作「カーズ2」は、これまでの同社のアニメ映画の売りの特徴である感動性に著しく欠け、とりたてて中身のない単に娯楽作だったことで、同続編の製作された目的が、関連商品のセールスにおいて、同社の数あるヒット・アニメの中でも、№1の稼ぎ頭である「カーズ」(2006年)の市場に、追加の火をくべ、売り上げを維持するための “CM” だったことがバレバレ…と指摘されてしまい、ついにピクサーも、映画を商品とだけ見なし、営利を追求する企業に成り下がった…などといった論調で、ピクサーの栄光の時代の終わりの始まりが、一般のメディアでも語られてしまいました…。
そうした金儲け主義に陥ったピクサー?!の方針からすれば、アニメ映画史上最大のヒットとなった作品の続編は当然、検討に値することになるでしょうし、「カーズ」シリーズと同様に、関連商品のおもちゃのセールスのことを踏まえると、映画の中身なんて、もうどうでもいいから、とにかく、「トイ・ストーリー」シリーズを作って、稼がなければ…と、ジョン・ラセターが考えても、おかしくはないのかもしれません…。

トム・ハンクスのウッディの相棒のバズの声を担当するティム・アレンは、シリーズ第4弾でも引き続き、声優をつとめる契約を済ませたことが、1年前の2010年6月に報じられています。これまで、そのティム・アレンの契約の意味は、短編アニメや、あるいは、ゲームといった別のプラットフォームで、「トイ・ストーリー」シリーズがコンテンツ化される際にも、バズの声をつとめてほしい…といった主旨の含みの体裁として、新作映画に関する契約は、あくまでも手続き上の形式と思われていましたが、もしかすると、そうではなく、すでに1年前からピクサーは新シリーズの第1弾「トイ・ストーリー4」のプロジェクトを具体的に進めていたのかもしれません。


感動的な終わりを迎えたはずの「トイ・ストーリー」シリーズが、また始まってしまうかもしれないことについて、CIAリーダーのピクサー・ファンのみなさんは、どのように思われるでしょう…?!
なお、トム・ハンクスほどの有名なスーパースターですから、自分の新作映画の宣伝のために今さら、人気の「トイ・ストーリー」シリーズの話題を持ち出した…などと邪推する必要はなく、発言はリップサービスでなしに、口を滑らせた…と、言葉どおりに受けとめてよいかな…と思います。

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