イドリス・エルバはどっちの映画に出るのか？！といった憶測を媒介として、2本の映画のキャスティングの話題がクロスオーバーしていたので、本日は多忙なこともあり、まとめて、カンタンに結果をお伝えしておきます…！！




まず、クエンティン・タランティーノ監督が19世紀のアメリカ南部を舞台に描く最新作のスパゲッティ・ウエスタン風アクション映画「ジャンゴ・アンチェインド」の主演俳優として、テイラー・ハックフォード監督の「Ray/レイ」(2004年)で、アカデミー賞最優秀主演男優賞に選ばれたほか、「コラテラル」(2004年)や、「キングダム/見えざる敵」(2007年)等といった作品で知られるジェイミー・フォックスが内定しました！！
この件については、レオナルド・ディカプリオが人間失格の悪役ムッシュ・カルバン・キャンディを演じることをスクープしたクリエイティヴ・スクリーンライティング・マガジンの編集主任 ジェフ・ゴールドスミスが、またしても第1報を放ち、追って、業界メディアのDeadline NY の敏腕映画記者マイク・フレミングが確認をとりました。マイク・フレミングによれば、出演契約は成されていないものの、正式に主演決定の運びになるのは時間の問題とのことです。
クエンティン・タランティーノ監督が当初に主役のジャンゴに希望したウィル・スミスは、やはり、自分のセレブリティとしてのリッチのイメージを保つため、奴隷を演じることを拒否してしまったようで、マイリー・サイラスはヤリマン！！といったスキャンダル発言で世間を騒がせた、本職は毒舌お笑い芸人のジェイミー・フォックスがためらわず、汚れ役？！を引き受け、タランティーノ監督の新作に主演！！という大役を手にしました…！！

そして、そのジェイミー・フォックスが選ばれる過程で候補にあがっていたイドリス・エルバ(「ソー」2011年)は、「ジャンゴ・アンチェインド」ではなく、ギレルモ・デル・トロ監督のSF怪獣映画「パシフィック・リム」の方に出演することになりました！！
この件も、前述のマイク・フレミングが確認して、レポートしています。イドリス・エルバの役柄の詳細までは不明ですが、同役は、そもそもは「狂気の山脈にて」が製作中止になったことで、ギレルモ・デル・トロ監督とのコラボを果たすことができなかったトム・クルーズが視野においていたキャラクターなので、すでに主人公を演じることが決定しているチャーリー・ハナム(「サンズ・オブ・アナーキー」)と並んで、準主役級での登場となる見込みです。

クエンティン・タランティーノ監督の「ジャンゴ・アンチェインド」と、ギレルモ・デル・トロ監督の「パシフィック・リム」は共に、今秋11月から撮影を開始し、タランティーノ監督の新作は来年2012年12月25日全米公開！！、ギレルモ・デル・トロ監督の方は、巨大ロボット兵器と怪獣との戦いを描く作品だけに、VFX の仕上げのポスト・プロダクションの製作工程が長期に必要となるため、再来年2013年の封切りになるのではないか？！と見込まれています。
「ジャンゴ・アンチェインド」は、ワインスタイン・カンパニーとソニー・ピクチャーズとの共同製作で、北米以外では、ソニピの映画として封切られます。「パシフィック・リム」は、ワーナー・ブラザースの製作・配給です。

タランティーノ監督とウィル・スミスとのコラボは興味深かったので、実現しなかったのは残念ですが、映画ファンが観たいのは、“タランティーノ監督作品”としての「ジャンゴ・アンチェインド」であって、セレブの映画スター“ウィル・スミス主演作”としての「ジャンゴ・アンチェインド」ではないので、仕方がないかな…と思うのですが、その結果がジェイミー・フォックスに落ち着いた起用について、CIAリーダーのタランティーノ・マニアのみなさんは、どのように評価や、期待をされるでしょう…？！





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